作品一覧

  • 子どもという価値 少子化時代の女性の心理
    3.8
    1990年代以降、少子化は社会的問題としてさまざまな議論を呼んできた。 しかしそこには、少子化が出産・結婚をめぐる女性の心理の問題であるという認識が欠けている。 日本では「親子は一心同体」とその絆を強調されるが、そうした考え方もいまや普遍的とは言えず、変化してきている。 現在「子どもをもつ」とはどういう意味があると考えられているのか。 少子化を心の問題として捉える人口心理学を提唱、その視点から考える。 ■□■目次■□■ 1章 「子どもの価値」展望―子どもの価値の古今東西 2章 人類初の人口革命―子どもの命と親の愛情の変質 3章 「なぜ子どもを産むか」―「つくる」時代の子どもの価値 4章 人口革命下の女性の生活と心の変化―子どもの価値・産む理由の変化の背景 5章 子どもを〈つくる〉時代の問題
  • 新装版 社会的学習理論の新展開
    -
    1巻3,960円 (税込)
    1983年のアルバート・バンデューラの日本招聘講演内容を中心にまとめて出版された、『社会的学習理論の新展開』の新装復刊版。
  • 父親になる、父親をする 家族心理学の視点から
    3.8
    1巻638円 (税込)
    いま、育児に熱心な父親=「イクメン」が注目されている。しかし実際には、「イクメン」は依然として少数派にすぎず、父親の役割に関する社会の誤解や思いこみも多い。そもそも父親とは何なのか。父親による育児はなぜ必要なのか。父親をすることが家族や男性自身にもたらす意義とは。家族心理学の豊富な研究成果をもとに考える。

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  • おとなが育つ条件 発達心理学から考える
    -
    1巻1,034円 (税込)
    激しい社会変動に追いつけず、立ち往生している――そんな、日本の「おとな」の特徴は、社会が変わっているのに旧態依然たる「あるべき」姿に縛られたところにある。いかにそこから脱するか。高齢化時代を自分らしく生き抜くために、何を考えればいいのか。好評を博した『子どもが育つ条件』のおとな版。

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ユーザーレビュー

  • 子どもという価値 少子化時代の女性の心理

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    90年代以降、少子化は社会的問題としてさまざまな議論を呼んできた。
    しかしそこには、少子化が出産・結婚をめぐる女性の心理の問題であるという認識が欠けている。
    日本では「親子は一心同体」とその絆を強調されるが、そうした考え方もいまや普遍的とは言えず、変化してきている。
    現在「子どもをもつ」とはどういう意味があると考えられているのか。
    少子化を心の問題として捉える人口心理学を提唱、その視点から考える。

    [ 目次 ]
    1章 「子どもの価値」展望―子どもの価値の古今東西
    2章 人類初の人口革命―子どもの命と親の愛情の変質
    3章 「なぜ子どもを産むか」―「つくる」時代の子どもの価値
    4章

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    2011年03月29日
  • 子どもという価値 少子化時代の女性の心理

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやー、とても興味深い。
    特に男性は子どもって結婚したらそりゃ産むもんだろ、という感じの人多いと思うけど、子ども産むか産まないかというのは女性の心の問題に密接に関わってるっていう、言われてみれば当たり前のことを恥ずかしながら認識した。

    -----------
    ●いまの日本では子どもの価値というのは当たり前に認められている。親はお金をかけて子どもに良い教育を受けさせようとする。子どもが生まれたら夫婦2人の時間より子どもが優先されるようになる。
    でもこんな価値観は実は現代の日本だけ。歴史的にみても子供に投資するようになったのは最近になってから。現代の欧米でも、子どもは親とは違う人格を持った個人と

    0
    2023年02月04日
  • 父親になる、父親をする 家族心理学の視点から

    Posted by ブクログ

    これを手にしたお父さんは、真摯に自分と向き合っている人であろう。権威的にしがみつくのではなく、自分とパートナーと子供にとってのあるべき姿を求めているような。

    小学生と中学生の子どもを持つ、日本の父親である私にとって、本書は意識変革を自身にも社会にもともに迫られる良質な啓蒙書であった。

    男性の過労死、女性の育児不安にも触れた本書の意義はこれから発揮されるだろうが、もっと早く出会っておきたかった気もする。

    次の課題は、雇用の安定か。

    ・子どもの泣き声を否定的に受け止めるのは、子どもとの日常的な関わりがない人。
    ・父親の家事時間が少ない場合、出生率が低くなる。
    ・母に重きをおく愛着理論の妥当

    0
    2014年10月30日
  • 子どもという価値 少子化時代の女性の心理

    Posted by ブクログ

    いわゆる私の親世代以上の人が、こういった観点で少子化時代の女性の心理を親身になって論述しているというところに、ただただ感銘を受けるのみといった新書である。

    0
    2013年02月05日
  • 子どもという価値 少子化時代の女性の心理

    Posted by ブクログ

    子どもが「授かりもの」でなく、選択的にもつものになった今。親が良かれと与える教育機会(習い事など)に包まれる子どもたち自身は本当に幸せか?という問いかけが心に残りました。どのようなケースが、アンバランスな愛着形成につながりかねないかという分析もなるほど。

    0
    2012年08月02日

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