野崎まどの作品一覧

「野崎まど」の「GOAT」「小説」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 小説
    3.7
    1巻2,035円 (税込)
    我々は、なぜ小説を読むのか。 五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。 複雑な人間の昇華体であり、人の心を掴んで離さない、人の心が作り出した物語の結晶。 そこには望むもののすべてがあった。 十二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会う。二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。 そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。 しかし、その屋敷にはある秘密があった。 小説を書くことで失われる世界の均衡、読むことで広がる無限の心。 宇宙最高の愉悦のすべてが、今明らかになる。
  • GOAT
    4.5
    1~2巻506円 (税込)
    【電子版限定特典 ゴートくんのデジタルアクリルスタンド付き!】 ジャンル、国境を越える豪華執筆陣の文芸誌。 紙を愛してやまない《ヤギ》にちなんで名づけた、《Greatest Of All Time(=かつてない)》文芸誌が誕生! ジャンルや国境を越えて豪華執筆陣が集結しています。 ○大特集「愛」 【小説】 西加奈子 小川哲 市川沙央 パク・ソルメ 島本理生 冲方丁 麻布競馬場 葉真中顕 芦沢央 チョン・ヨンス 長塚圭史 嶋津輝 戸田真琴  【短歌】 朝吹真理子 小佐野彈  高瀬隼子 スケザネ 【 詩 】 大崎清夏 小原晩 水沢なお 【哲学対話】 永井玲衣×『GOAT』編集部 【エッセイ】 アフロ(MOROHA) 塩谷舞 チョン・セラン 町田そのこ ワクサカソウヘイ 【インタビュー】 一穂ミチ ○『GOAT』×monogatary.com 文学賞 [選考委員長:加藤シゲアキ] 総応募数753作から大賞受賞作を誌上で発表! ○私の「GOAT本」 上白石萌音 けんご 斉藤壮馬 鳥飼茜 夏川草介 三宅香帆  ○出せなかった手紙 彩瀬まる 佐原ひかり ○短編小説 尾崎世界観 蝉谷めぐ実 安壇美緒 乗代雄介 八木詠美 大木亜希子 野崎まど その他、特大企画多数! ※電子版では、掲載されないページや、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。 ※本書に掲載されている二次元バーコードは、デバイスの機種やアプリの仕様に よっては読み取れない場合もあります。その場合はURLからアクセスしてください。 ※この作品は一部カラーが含まれます。 (底本 2024年11月発売作品)

ユーザーレビュー

  • 小説

    Posted by ブクログ


    なぜ人は小説を読むのか?
    それに意味はあるのか?

    小説好きがたぶん一度は不安になること。

    読むだけじゃ駄目なのか?

    私がこれまで言語化してほしかったことが見事に集約されている気がした。
    深い印象を残して、心に残る一冊。
    モジャ屋敷に本を読みに行きたいなぁ。

    にしても、宇宙の研究者の寄合則世のキャラは、野崎まどさんらしさが出てていいなぁ。
    正解するカドの品輪彼方を思い出しました。(分かる人はきっと分かる)

    0
    2025年11月30日
  • GOAT Summer 2025

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    絶対値段のケタが違ってると思う。5,100円と言われても納得の内容の濃さ…!3ヶ月くらいかけて読みきった。
    文芸誌自体ほぼ読まないのだが、いろんな作家さんをお試しで読めるところが最高。ここから次の読書につながりそう。
    黒い紙がきれいで、やぎもかわいいです。

    0
    2025年11月27日
  • 小説

    Posted by ブクログ

    最後が私には難しかったが、2人の友人関係がとても心地良く、どんどん読みたくなった。
    小説という題名、犬にいぬと呼び名をつけるような不思議な感じだったが、内容はまさしく小説だった。
    本に逃げたり、現実から目を逸らすために本を読んだり、でも結局現実は自分の外にあって、現実逃避なんて思っていたけど、本を読んだことで得た気持ちや考えは実際に起こったことで、逃避はしているが、現実も生きていたなと思った。
    面白かった。

    0
    2025年11月23日
  • 小説

    Posted by ブクログ

    読書好きだと言ったら、同じく読書好きだと言った人からおすすめされた本だった。良い読書体験だった!私も読書好きな人におすすめしたい。

    0
    2025年11月17日
  • 小説

    Posted by ブクログ

    面白いです。限定特典の小冊子も面白いです。
    『私たちはなぜ小説を読むのか』
    答えを求めて作品が動き続ける。
    自慢の息子に仕立てたい父と、父の喜ぶ姿をみたい幼稚園児から始まり、宇宙の開闢まで遡る。
    物質が生まれ、小説に何をもたらしたのか。
    動き続けるストーリーに通る柱は『意味』
    世界は形を変えるけれど、満足のいく答えに辿り着きます。

    久し振りに一気読みをして、目が痛いです。
    作者のインタビューにありましたが、まるで論文のような小説です。"作家から出る答えはすごく面白い一方、実験によって正しいと証明されたものではないので、何かの保証にするのは危険なものだとも思っています"とい

    0
    2025年11月09日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!