野崎まどの作品一覧
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
ー物語の中に、言葉の中に宇宙が見えた。
思いがけず、本当に素晴らしい本に出会えました。
この本を読んで一度で理解できる人ってほとんどいない気がします。
でもそれだけ、この本は、言葉や物語の核の部分を問い詰めて追い詰めて、見えた筆者の世界なわけで、読者は絶対に置いていかれると思います。
ああ、でも筆者の見えている世界を一部でも覗きたい。知りたい。
本を読むことはこんなにも素晴らしい体験であり、出会いであり、心救われる時間なのだと、今まで以上に本が好きだと実感できる「小説」となりました。
小説の深淵は宇宙と繋がっているんですね。
私たちはことばの中に星が見え、本を読んで感じる空間や気持ちや、想
Posted by ブクログ
すごい。
小説を読むことそれ自体が、全宇宙に共通する自然法則そのものである。
この小説が現れたことによって、なんだか時代の移ろいを感じた。あれだけ無条件に肯定されてきた「文章を読む、小説を読む」という行動でさえ、現代社会では読者の心に暗い影を落とすようになってしまったとは。
ひとたびSNSを開けば、そこには自分の完全上位互換がそこらじゅうに存在するように思えて、娯楽に時間を割くことがあたかも罪であるかのように囁かれる。そんな世の中でこの小説は摩訶不思議な理屈だとしても、それを許してくれる理由を与えてくれる。
それは自然なことだから。
Posted by ブクログ
読んで気持ちが少し楽になったので星5にした。野崎さんの本2作目。書き手として技量のある人なんだと思った。場面というか、エピソードとエピソードの切り替えのたぶんテクニックなんだと思うけど。病みつきになった。前作に共通して読みやすい感じも好きだった。それに、僕の読書スタイルというか、本に求めることとして自分の問題を解決してくれることを期待していて、必ずしも解消するわけではないけど、一つの答えを示してくれるので満足度も高い。そういうジャンルの本ってなんて探せば良いんだろう。よく分からないけど、今のところ野崎さんの本だとハズレがないので、また何かのタイミングで読みたいな。今は積み本が多いのであれだけど
Posted by ブクログ
モジャ屋敷に、夏休み中入り浸りたい。
私はときどき、自分の家に知らない部屋がある夢を見る。どの扉も自由に開けられる。モジャ屋敷にも同じわくわくを感じた。一冊開くたび、自分の知らなかった物語を浴びられる。
小学六年生の内海集司と外崎真は、屋敷で本を読み、自分たちでも物語を書く。外崎の小説は評価され、内海は才能の差に打ちのめされる。やがて内海は「自分は書かない」と言い切る。
ここは正直、あまり共感できなかった。内海の気持ちが高揚する場面で、地の文は驚くほど饒舌になる。私には書きたい欲求が溢れているように読めた。自分なら、才能の差に打ちのめされても書きまくる。
作中の「意味とは外から見えない
Posted by ブクログ
好きな人に、本交換で貸してもらった。読むのに1ヶ月半くらいかかった。しかし、読んでる時間はとても充実して、学生の頃の少年ジャンプを見てる気持ちになった。
私が好きな作品は朝井リョウさんの「キトヴィオラの今」、小川哲さんの「落ち着いて」、一穂ミチさんの「おやすみなさい、小羊ちゃん」、三浦透子んの「悪と友達」だった。
読んで1ヶ月前のものもあって忘れていたものもあったが好きな作品は、人の視点によって悪が変わる印象も持った気がする。いろんな人の悪の作品を見たが悪があれば、必ず正しさも現れる。受け手側は悪と感じてるが、行った人は正しいと思ってることもあり、人の感情って面白いなと思った。