瀧澤美奈子の作品一覧
「瀧澤美奈子」の「日本の深海 資源と生物のフロンティア」「最新 科学のニュースが面白いほどわかる本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「瀧澤美奈子」の「日本の深海 資源と生物のフロンティア」「最新 科学のニュースが面白いほどわかる本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
1. natureはどのように創刊されていったのか
2. 科学者という職業が社会の中でどう形づくられたのか
3. 女性の知的職業への進出
3. チャレンジャー号による世界一周探検の中での科学研究
4. 明治維新頃の日本と西洋(イギリス)
という社会文化史的な話題がnatureを通して説明される。
本書の構造はとても上手くできている。それぞれの節の中で言及されている一部を次の節で取り上げながら時代や話題を先に進めていくようになっており、一連のストーリーになっている。そうして、科学、科学者、科学雑誌という文化の醸成からはじまって、今の日本人にとっても重要な「日本人観」(ただし明治維新頃のヨーロッ
Posted by ブクログ
2013年、博物館で深海展があったりテレビでダイオウイカのドキュメントがあったりと、一部で深海ブームがあった。本書もこの流れに乗った本かと思ったが、かなり違う。タイトルからすると、生物学系の本のようだが、地学、地震学、鉱物学、気象学など様々な面を含んでいて、海洋・深海研究の現状を分かりやすく解説してくれる。
個人的には、日本近辺の各プレートの移動で形成される深海底の形状についての解説が一番面白かった。地図と断面図が豊富で、とても分かりやすい。
メタンハイドレートやレアアースなど深海に眠る資源については、その豊富さを強調して人々の関心を惹きたくなるところを筆を抑えて、費用、環境への影響を含めて回
Posted by ブクログ
現在の科学研究の枠組みが誕生するころの様子が垣間見れる
現代では Science, Cell, Lancet などと並ぶ Nature が,まだ創刊間もないころはどういう内容だったかを元に,現在の科学研究実施の枠組みがいかに始まったかが紹介されている.
◆ 第1章:nature 創刊に託された思い
創刊にあたって「第一に,一般大衆の前に科学研究と科学的発見の壮大な結果を示すこと.そして教育と日常生活のなかで,科学の主張がより一般的な認識に向かうよう促すこと.」との宣言があるそうだ.
Nature本誌には,多くの人の関心を引く論文が載り,科学的に重要でも掲載が姉妹誌なるということが否定的に