作品一覧

  • 徳政令 なぜ借金は返さなければならないのか

    徳政令 なぜ借金は返さなければならないのか

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻968円 (税込)
    今も昔もお金の貸し借りには、かたちは違うとはいえ一定の秩序が存在していた。だがその一方で600年前の中世社会と現代社会の金融とでは、決定的な違いが存在していたこともまた確かである。その最たるものが徳政である。貸していたお金がなくなるなど、今では詐欺行為と同等かそれ以上の悪辣きわまりない行為だと考える人がほとんどだろう。だが中世社会ではそれが徳政という美々しい名のもとで行われていた。(はじめにより)
  • 室町幕府論

    室町幕府論

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,331円 (税込)
    〔あなたはまだ、義満の"本当の凄さ"を知らない〕 朝廷権力の「肩代わり」から「主体」の政権へ――室町幕府を読み直す画期的論考! かつて京都には百メートルを超える巨大な塔が建っていた。この「大塔」、眩く輝く金張りの仏閣、華やかな祭礼― 首都京都の強大な経済力を背景に空前の「大規模造営」を為した室町幕府は、朝廷を凌ぐ威光を確立したのである。 弱体政権論を覆し、足利政権が「権力」と「権威」を掌握してゆく過程とはいかなるものであったか。 絶頂の義満時代を軸に、鋭い筆致で描き出す! 【本書より】 「当時の人々は相国寺大塔を見上げ、また北山第の意匠に驚かされつつ、新たな天下の到来を実感していたのである。」 【本書の内容】 はじめに 第一章 天龍寺―足利尊氏・義詮の時代  1 軍事政権としての室町幕府   2 荒廃する朝廷社会  第二章 相国寺―足利義満の時代2  1 後円融朝の失政   2 足利義満の朝廷改革 第三章 相国寺大塔と北山第―足利義満の時代2  1 相国寺大塔   2 北山殿足利義満   3 財政史から見た義満の権力 第四章 南北朝期の公武関係―研究史的考察  1 「京都市政権」という罠   2 権限吸収論批判 第五章 復興期の社会―足利義持の時代1  1 復興ビジネス   2 室町時代の首都圏 第六章 守護創建禅院―足利義持の時代2  1 守護による寺院創建   2 足利義持の政治   3 公武統一政権  おわりに―虚空を突く大塔  あとがき  参考文献一覧  索引 *本書の原本は、2010年に講談社選書メチエより刊行されました。
  • 明智光秀 牢人医師はなぜ謀反人となったか

    明智光秀 牢人医師はなぜ謀反人となったか

    小説・文芸

    4.0
    1巻836円 (税込)
    文武兼ね備えたエリート武将は、いかに本能寺の変へと追い詰められていったのか。牢人医師としての出発点から、延暦寺焼き討ちで見せる冷酷さ、織田家中における異例のスピード出世、武官としての比類なき実力まで。近年急速に進む光秀研究の成果を踏まえ、謎多き素顔に英雄史観・陰謀論を排し、実証的に迫る。気鋭の中世史家による、渾身の一作! 序章 新時代の子供たち 第一部 明智光秀の原点 第一章 足利義昭の足軽衆となる 第二章 称念寺門前の牢人医師 第三章 行政官として頭角を現す 第四章 延暦寺焼き討ちと坂本城 第二部 文官から武官へ 第五章 織田家中における活躍 第六章 信長の推挙で惟任日向守へ 第七章 丹波攻めでの挫折 第八章 興福寺僧が見た光秀 第三部 謀反人への道 第十章 領国統治レースの実態 第十一章 本能寺の変へ 終章 明智光秀と豊臣秀吉
  • 室町幕府論

    室町幕府論

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,925円 (税込)
    朝廷権力の「肩代わり」から「主体」の政権へ。室町幕府を読み直す画期的論考。100メートルを超える大塔、眩く輝く金張りの仏閣、華やかな祭礼──首都京都の強大な経済力を背景に空前の「大規模造営」を将来した武家政権は、今や朝廷を凌ぐ威光を確立した。弱体政権論を覆し、武家政権が「権力」と「権威」を2つながら掌握してゆく過程を義満時代を中心に描く。(講談社選書メチエ)
  • 足軽の誕生

    足軽の誕生

    ビジネス・実用

    3.4
    1巻1,430円 (税込)
    15世紀半ば、嘉吉の乱による将軍暗殺のあと、幕府は求心力を低下させ、首都近郊では一揆が続発。主を失った牢人が京にたむろし、博打に興じ、乱暴を行うなど混乱を生じさせていた。その後の10年に及ぶ応仁・文明の乱で暗闘した足軽は、いったいどこから現れ、何をしていたのか。下剋上そのものといわれた足軽の姿を明らかにし、室町時代の実像に迫る。

ユーザーレビュー

  • 徳政令 なぜ借金は返さなければならないのか

    購入済み

    借金帳消しのお話だけじゃない!

    鎌倉から室町時代を通して徳政の性質を説明してくれます。こまかく資料に当たりながら、その時代ごとの変遷を調べ上げています。徳政がひとたび発令されるとその社会へどのような影響があったのかなど、資料を根拠に記載されています。人々の、戸惑いや傍若さなどの、人間の考えががとても伝わってきます。人々のリアルな生活を感じることが出来る本です。

    #深い #タメになる

    0
    2025年12月31日
  • 明智光秀 牢人医師はなぜ謀反人となったか

    Posted by ブクログ

    ○目次
    まえがき
    序章:新時代の子供たち
    第一部 明智光秀の原点
    第1章:足利義昭の足軽衆となる
    第2章:称念寺門前の牢人医師
    第3章:行政官として頭角を現す
    第4章:延暦寺焼き討ちと坂本城
    第二部 文官から武官へ
    第5章:織田家中における活躍
    第6章:信長の推挙で惟任日向守へ
    第7章:丹波攻めでの挫折
    第8章:興福寺僧が見た光秀
    第三部 謀反人への道
    第9章:丹波制圧で期待に応える
    第10章:領国統治レースの実態
    第11章:本能寺の変へ
    終章:明智光秀と豊臣秀吉
    あとがき

    ○感想
    明智光秀を史料を通して見たとき、様々な側面で、光秀個人や織田政権の構造の実態を垣間見ることができた。

    本書で学び得たものは多いが、特に興味深い織田政権の実態でいえば、光秀のような義昭麾下の足軽衆や朝山乗全、木下秀吉などの中途採用組が運営していたことから、在地でのトラブルが起きたり、慢性的な人材不足からの労働過多が起きていたこと。
    また一方で、光秀は、室町幕府の政所執事を務めた伊勢家などの旧幕臣などの能吏を自下に組み込み、後半な任国統治の運営・支配に当たるスペックを持っていたこと。
    織田政権は、こうした光秀ら多様な家臣に対象さし、明確な指示ではなく、大きな基本方針を示すに留まり、家臣はその基本方針に忖度して臨むことで忠節を示すという、前近世的な政権運営であったこと、など興味深い点は多々あった。

    本書は上記のような事柄だけでなく、光秀の動きを丹念におった時系列確認用としても使えるので、是非オススメしたい。

    0
    2020年05月15日
  • 明智光秀 牢人医師はなぜ謀反人となったか

    Posted by ブクログ

    麒麟がくるがものすごく面白いので、関連本を読んでいるうちにたどり着いた本の一冊。

    ミーハーなもので、中高の知識もすっかり抜け落ちた上に、これまで戦国時代にさして興味もなかったうえに、最近読んだ戦国ものがへうげものだったおかげで、大した印象もなかった光秀のことが、帯にある通り、まさに「勝者が作る」歴史書や伝記などではなく、当時の書簡や存在にびっくりした「裁判記録」などによって実証的に光秀像を浮かび上がらせてくれた。

    ドラマや最近の各局の関連番組で作り上げられる「心優しき名君」とか、ちらっとみたルイスフロイスの「腹黒い謀略家」とも違う、生々しい光秀像を得られた気がする。

    何より驚いたんは、「光秀には信長の側室になった妹がいた」という点で、この妹の存在と、その死が光秀を最終的に謀反に導いたんだろうなぁ、という感じで。この妹が大河にはまだ出ていないから、お駒さんが養子になるのかなぁ、などと思った。

    加えて、いろいろ過剰評価、逆ハリの過小評価も極端な信長の実際の革新性、そして問題点も浮かび上がってきていて、目から鱗が何枚も落ちてしまった。

    本能寺の変の実際は、信長が推進した領国内の街道整備と、それが下支えする拡大政策、さらに平定された勢力圏内での一族優遇、という革新性と守旧的な政策に、最前線で東から西へ奔走しなければならないうえに、妹を失って家的な繋がりがなくなり、「検地よりも指出」なシステムによる統治を優先する光秀が家臣団の中であまり良い立場をもてずに、焦りと疲れから、という感じなんだろうかなぁ。
    悪辣な魔王を成敗、というよりは、他の家臣もわかってくれるやろてきな発作的な行動で、結局人心掌握がうまくなくて失敗したんだろうなぁ。

    いやー、面白い本だった。

    0
    2020年05月07日
  • 室町幕府論

    Posted by ブクログ

    室町幕府を経済の側面から考えたことがなかった
    比叡山・・・南都・・・朝廷
    さまざまな特権を求めて権力にすり寄る
    実態の中から朝廷・幕府の機能具合もわかる
    (難しいです)

    0
    2015年07月25日
  • 室町幕府論

    Posted by ブクログ

    足利政権が「権力」と「権威」を掌握してゆく過程を義満時代を中心にまとめた本になります。
    「今から600年ほど前の京都に100メートルを超える塔が建っていた」というのは非常に興味深い内容でした。

    0
    2023年09月17日

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