作品一覧

  • 主婦 悦子さんの予期せぬ日々
    3.8
    1巻980円 (税込)
    のんびりした老後を夢見る59 歳の主婦・悦子。 ところが、定年間近の夫とのビミョーな関係、就職しない息子、 シングルマザーとして生きようとする娘、 さらに、80代の母は恋…!? と次々に想定外の出来事が。 平凡な家庭に巻き起こる波乱の日々は、深刻なのに、なぜか笑えて、心にしみる。 スッキリ痛快な家族小説! 「ニヤニヤ笑いがとまらない。まるでテレビのホームドラマを見ているような気分だ」 ――解説は池上冬樹氏(文芸評論家)
  • ここが終の住処かもね
    3.4
    1巻1,530円 (税込)
    シングルマザーとして奮闘してきたカヤノは、 70代の今、都会から移住した「サ高住」で気ままに暮らしていたが……。 個性的な住人たちとのやりとり、 娘や息子との関係、予期せぬトラブル、ときめく出会い。 風光明媚な丘陵地の「サ高住」を舞台に、いまどきシニアの日常生活を軽妙なタッチで描いた物語。 月刊「パンプキン」連載時から話題を集めた小説の単行本化!
  • 男がいてもいなくても
    -
    1巻660円 (税込)
    「好きに生きます」。無一文で家を出て、大学中退、結婚・離婚、子連れでサーカスに入団etc.……世間の規範から相当はみ出して生きてきた。シアワセだったし、得たものもあった。恋人がいなくたっていい、コースを外れたっていい、枠にとらわれず生きる爽快さが伝わる、雨ニモ風ニモ負ケズ、ノンフィクション作家のシングルマザー奮闘記!!
  • ニッポン貧困最前線 ケースワーカーと呼ばれる人々
    4.2
    格差社会と言われる前から、低く深いところで「見えない貧困」は渦巻いていた。生活保護の第一線に立つのは、地方自治体のケースワーカーだ。政府からは予算を削られ、マスコミには不正受給/不適切な対応と叩かれる狭間で、彼らは貧困層とじかに向き合ってきた。都内のK福祉事務所、札幌の母親餓死事件の真相、炭坑閉山から親子代々の受給も目立つ福岡・田川のケース。矛盾を抱えながら、必死に制度を機能させてきたケースワーカーの生々しい現場を紹介する。

ユーザーレビュー

  • 主婦 悦子さんの予期せぬ日々

    Posted by ブクログ

    家族のドタバタ劇が期待以上に面白かった。
    母は子供や自分の祖母や弟の、祖母は娘や孫の。孫は夫や婚家や実家の。
    みんな誰かの家族を巻き込み巻き込まれ、家族って本当に濃くて面倒だなーと思うが、その顔がニヤニヤしてしまう。

    娘は母とやり合って、母を一度ボロ雑巾のようにするものだというくだりと、
    男って必要なことも家族に話さないというくだりに深く同意。

    自分の家族を顧みて、私も我が家のドタバタの主役の1人じゃん!と気づく。ドタバタを初めて前向きに捉えられた気がする。
    年末年始恒例の、義理実家・我が家が、義理姉一家に振り回される件がなんだか楽しみになってきた?!

    0
    2023年12月03日
  • ニッポン貧困最前線 ケースワーカーと呼ばれる人々

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    制度として「悪いものである」という前提で語られる際に、「悪い」という価値判断が一体現実に置けるなにを指しているのかがはっきりしていないために起きる多くの誤解やいわれのない批判。生活保護のなにがいけないのか、ということについて制度をきちんと知って、その制度が向かい合っている現実を知って、それからもう一度、批判をするならしてほしい、と思う。

    0
    2011年08月02日
  • 主婦 悦子さんの予期せぬ日々

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さん。
    解説にも書いてあったが、まるでテレビのホームドラマを見ているよう。
    こんな事を言ったら作家に失礼にあたるかもしれないが、息抜きに読むのは丁度いい。

    0
    2025年08月05日
  • ここが終の住処かもね

    Posted by ブクログ

    サ高住というのはどのような場所?と
    興味があったので面白く読みました。
    娘,息子はじめ、カヤノさんの周りには
    カヤノさんを心配したり,関わろうとする人がいる
    のがいい。行きつけの素敵なカフェがあったり、
    ステーションホテルに気持ちの羽伸ばしに行ってたというのは憧れる
    多くと関わらなくてもカヤノさんみたいな老後が
    過ごせたらいいな。

    0
    2025年08月05日
  • ここが終の住処かもね

    Posted by ブクログ

    高齢者住宅で過ごす人たちの話。
    途中で40代くらいかと錯覚してしまうくらい、そこに住む人たちの気持ちは若くて、創造以上に生き生きした生活が広がってた。
    老後の生活の理想という感じ。
    それはそれまで沢山のことと戦ってきた証なのかなとも思った。

    その穏やかな暮らしは、ある人と過ごした時間の思い出に支えられてきた、というメッセージが強く残った。

    0
    2025年04月25日

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