作品一覧

  • ヒラリー・クリントン―その政策・信条・人脈―
    3.0
    1巻836円 (税込)
    2008年になめた苦杯を胸に、ようやくアメリカ大統領の座を目前にしたヒラリー・クリントン。初の女性大統領は何を目指すのか。側近や閣僚候補はどんな人たちなのか。「親中・反日」になるとの憶測は本当か──。ヒラリーへの単独インタビューの経験を持ち、ワシントンのインサイダーや日米の外交・安保コミュニティにも通じた記者が、「ヒラリー政権」の全貌を徹底予測する。
  • 暗闘 尖閣国有化
    4.0
    2010年9月、尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件は日中関係を制御困難な混乱に陥れた。そして2012年4月、石原都知事は「尖閣購入」を宣言する。「中国と戦争になっても構わない」。知事の言葉に戦慄した民主党の野田首相は、この島々の国有化へ向けて大きく舵を切った。動き出す外務・防衛官僚、官邸での「頂上会談」……日本の安全保障問題の最前線に切り込む緊迫のドキュメント。※新潮文庫版に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 日本版NSCとは何か
    3.9
    1巻660円 (税込)
    二〇一三年末、第二次安倍内閣で発足した国家安全保障会議(日本版NSC)。では、その内実とはどのようなものなのか――。モデルとなった本家・米国での実情と創設の歴史、日本で考え得る「有事のシミュレート」、その問題点に至るまで、外交・防衛の専門記者がわかりやすく解説する。秘密保護法との関係、憲法との兼ね合い、さらに残された懸念とは?
  • 米中百年戦争―新・冷戦構造と日本の命運―
    4.5
    1巻1,408円 (税込)
    1990年代初頭の東西冷戦終結からまもなく始まった「新・冷戦」。14~15世紀の英仏戦争同様、はたしてその戦いは長きに亙るのか? 序章である「クリントン―江沢民」から「ブッシュ―胡錦濤」「オバマ―習近平」までの二十年間を、政治・経済・他国との外交・軍事と、多角的に検証する。緊迫する二国間、その行く末とは?

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  • 核がなくならない7つの理由
    3.0
    1巻660円 (税込)
    これが核を巡る現実だ。「核があれば大物扱いされる」「核の傘は安くて便利な安全保障」「オバマ大統領に面従腹背する核保有国」――「核なき世界」構想を阻む全情勢を、七つに切り分けて徹底解説。被爆国日本が原発ビジネスに参入した理由、米国を豹変させた「核テロ」の現実性、温暖化で進む新たな核拡散とは? この一冊で核問題が丸ごと分かる!

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ユーザーレビュー

  • 日本版NSCとは何か

    Posted by ブクログ

    【日本にとって、NSCという組織の創設はトライしてみる価値のある壮大な実験であります。しかし、NSCはある意味、諸刃の剣のような存在になる可能性もあることを忘れてはなりません。】(文中より引用)

    2013年末に安倍政権下で発足した国家安全保障会議(NSC)。厳しさを増す国際環境の中で何故に日本政府は同会議体を創設するに至ったのか、そして大いに参照された米国におけるNSCの運用と変容とはどのようなものかを記した作品です。著者は、日本経済新聞に務め、『核がなくならない7つの理由』などの著者でも知られる春原剛。

    制度としてのNSCだけでなく、運用におけるNSCにも踏み込んでいった良書。米国の例を

    0
    2019年11月13日
  • 米中百年戦争―新・冷戦構造と日本の命運―

    Posted by ブクログ

    [その関係、波の如し]21世紀の国際社会において重要すぎるほど重要な存在となることが予想される米中両国。米国の外交実務者とのインタビューなどを重ねた著者が、冷戦終了後の米中関係を概観するとともに、その行く末について詳細な考察を重ねた作品です。著者は、日経新聞の記者として活躍され、軍事評論家としても名高い春原剛。


    労作。公式コメントや公開情報を丹念に紡ぎながら、米中関係の寄せては返す一筋縄ではいかない関係を見事に描き出しています。本書から浮かび上がってくるのは、国際社会における責任は巧みに交わしながらも、然るべき地位は得たい(もしくは得ているように思わせたい)という中国に対して、両方をぶら下

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    2014年04月25日
  • 暗闘 尖閣国有化

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふりかえると歴史ってのはしかるべき所にしかるべき人が居るときに動くものなのねと。
    (野田が総理で無ければ、石原が都知事で無ければ)
    日本政府に尖閣諸島を購入させたのが、石原慎太郎最後の勝利だったのだろうとも。
    余計なことをしたように見えて、中国の暴走にギリギリ間に合うタイミングで対処できたのは結果的にギリギリ間に合うタイミングで尖閣を購入していたからかもしれない。(もちろん、購入しなかった場合どうなったかは全て仮定の話になるけどな)
    まあ、よりによって北京の権力闘争で習近平が実権を握る為の最大の戦いをしているタイミングじゃ無ければなぁ・・・とは思いたくなるが、事が適度に荒立っていなければ日本政

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    2018年10月14日
  • 日本版NSCとは何か

    Posted by ブクログ

    日本版NSC(国家安全保障会議)について、そのモデルとなった米国のNSCの歴史からひもといて解説しているのでわかりやすい。国家安全保障問題担当補佐官に求められる資質や、日本版NSCと米国のNSCの違い、日本版NSCの今後の課題などがとてもわかりやすかった。が、本来まとめとなるはずの終章で関係ない話が始まり、ミスリードするような話が始まり、蛇足も良いとこだった。どうして今時シビリアンコントロールでシビリアンでは無い文官の武官への優越という誤った解釈に帰結していくのか、著者の知識からすると不自然な記述だらけで、本当に蛇足でした。そこで星一つ減らして四つ星

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    2018年10月14日
  • 暗闘 尖閣国有化

    Posted by ブクログ

    大幅ページ増の文庫化だったような気がしたので、既読だったが読んでみた。最後に長島議員との会談があるだけ。もっと新情報が盛り込まれた文庫化だと思ったので残念。

    0
    2017年09月22日

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