春原剛の作品一覧
「春原剛」の「暗闘 尖閣国有化」「核がなくならない7つの理由」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「春原剛」の「暗闘 尖閣国有化」「核がなくならない7つの理由」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
【日本にとって、NSCという組織の創設はトライしてみる価値のある壮大な実験であります。しかし、NSCはある意味、諸刃の剣のような存在になる可能性もあることを忘れてはなりません。】(文中より引用)
2013年末に安倍政権下で発足した国家安全保障会議(NSC)。厳しさを増す国際環境の中で何故に日本政府は同会議体を創設するに至ったのか、そして大いに参照された米国におけるNSCの運用と変容とはどのようなものかを記した作品です。著者は、日本経済新聞に務め、『核がなくならない7つの理由』などの著者でも知られる春原剛。
制度としてのNSCだけでなく、運用におけるNSCにも踏み込んでいった良書。米国の例を
Posted by ブクログ
[その関係、波の如し]21世紀の国際社会において重要すぎるほど重要な存在となることが予想される米中両国。米国の外交実務者とのインタビューなどを重ねた著者が、冷戦終了後の米中関係を概観するとともに、その行く末について詳細な考察を重ねた作品です。著者は、日経新聞の記者として活躍され、軍事評論家としても名高い春原剛。
労作。公式コメントや公開情報を丹念に紡ぎながら、米中関係の寄せては返す一筋縄ではいかない関係を見事に描き出しています。本書から浮かび上がってくるのは、国際社会における責任は巧みに交わしながらも、然るべき地位は得たい(もしくは得ているように思わせたい)という中国に対して、両方をぶら下
Posted by ブクログ
ふりかえると歴史ってのはしかるべき所にしかるべき人が居るときに動くものなのねと。
(野田が総理で無ければ、石原が都知事で無ければ)
日本政府に尖閣諸島を購入させたのが、石原慎太郎最後の勝利だったのだろうとも。
余計なことをしたように見えて、中国の暴走にギリギリ間に合うタイミングで対処できたのは結果的にギリギリ間に合うタイミングで尖閣を購入していたからかもしれない。(もちろん、購入しなかった場合どうなったかは全て仮定の話になるけどな)
まあ、よりによって北京の権力闘争で習近平が実権を握る為の最大の戦いをしているタイミングじゃ無ければなぁ・・・とは思いたくなるが、事が適度に荒立っていなければ日本政
Posted by ブクログ
日本版NSC(国家安全保障会議)について、そのモデルとなった米国のNSCの歴史からひもといて解説しているのでわかりやすい。国家安全保障問題担当補佐官に求められる資質や、日本版NSCと米国のNSCの違い、日本版NSCの今後の課題などがとてもわかりやすかった。が、本来まとめとなるはずの終章で関係ない話が始まり、ミスリードするような話が始まり、蛇足も良いとこだった。どうして今時シビリアンコントロールでシビリアンでは無い文官の武官への優越という誤った解釈に帰結していくのか、著者の知識からすると不自然な記述だらけで、本当に蛇足でした。そこで星一つ減らして四つ星