作品一覧

  • 日本怪談集幽霊篇(上)
    4.0
    幽霊は実在するか? 現代の科学は、もちろん幽霊の存在を認めていない。だが、古来、多くの日本人が同じような体験をしてきたのには理由があるはずだ。日本人の集団感覚を浮き彫りにする「幽霊体験資料集」。上巻にはマボロシ、人魂、生霊など「魂と肉体の遊離」についての例話、幽霊屋敷、浮かばれない霊などを集める。  197ページ
  • 日本迷信集
    4.0
    精霊送りに胡瓜が使われる理由、火の玉の正体、死を告げるカラスの謎……“黒い習俗”といわれる日本人のタブーに対して、民俗学者の視点からメスを入れた、日本の迷信集記録。
  • 日本怪談集妖怪篇(上)
    3.5
    1~2巻984~1,026円 (税込)
    狐に化かされた、大入道に出くわした、河童の写真を撮った…ほんの数十年前まで、多くの日本人がそれら「妖怪めいたもの」の存在を信じ、その体験を語り継いでいた。妖怪たちはなぜ、かくも長い年月にわたって普遍的な存在たりえたのか。広範な資料から日本の妖怪譚を収集し、その謎を探る。上巻には、路上、家、川、山などに現れる妖怪およびロクロッ道・一つ目小僧ら「ぶきみな化け物」、狐狸や猫、蝦蟇など「動物の怪」を収録。索引付  207ページ
  • 怪談 民俗学の立場から
    3.0
    1巻1,047円 (税込)
    いるのか、いないのか。『日本怪談集』の著者が、豊富な「実例」をもとに幽霊の謎に迫る。他に類のない怪談学の基本書、堂々復刊!
  • 日本怪談集 幽霊篇
    -
    1~2巻660円 (税込)
    科学上の常識では実在しないはずが、なぜ人は幻視・幻覚をかくも長い歴史のあいだ経験し続けてきたのか。それがなぜ、伝承や文芸として同じように造形化されたのか。民俗学的視点からまとめられた、日本初の「幽霊体験資料集」。

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ユーザーレビュー

  • 日本怪談集幽霊篇(上)

    Posted by ブクログ


    淡々と、拾い集めてきたエピソード群が並べられるだけだったから、どうにも新耳袋に通じる怖さがあった。
    間が抜けてるんだけど、怖いんだよね。

    でもおもしろかった

    0
    2009年10月04日
  • 日本迷信集

    Posted by ブクログ

    迷信とタイトルにこそあれど、迷信の本質を問うような内容。

    『迷信データベース』のようなものではないので注意。とある出来事が迷信と化した理由を、その時々の時代背景を用いて説明している。民俗学に興味のある読者なら引き込まれること請合い。

    とても一度で覚えられる内容ではないため、再読に向いていると思います。

    0
    2022年10月16日
  • 日本怪談集幽霊篇(上)

    Posted by ブクログ

    幽霊の実在が真であっても偽であっても、永きにわたって幽霊話が語り継がれているものを蒐集分類することで学問的意義が必ずあるという前提で編まれた幽霊話集。

    見たところ多くが仏教総合誌「大法輪」、柳田国男「遠野物語」から採られていて、時折有名人(海音寺潮五郎、結城昌治、水の江瀧子など)からの聞き書きが入っています。
    人魂、虫の知らせ、生霊などいくつかの分類された幽霊話は、怖さよりも語られる過去の慣習、風俗などを知れることのほうに大きな興味を惹かれます。
    歌舞伎役者からの聞き書きが不思議と美しいのは何故かなあ。下巻へ。

    0
    2016年11月10日
  • 日本怪談集幽霊篇(下)

    Posted by ブクログ

    働きかける霊、水難の霊、タクシーの霊、親しい者の霊に分類された下巻は、上巻より現代に近い感覚で読めます。
    読み応えがあるのは外伝とされる最後の章。
    問題にすべきは幽霊そのものではなく、それを見た感じたとする我々自身の心理・状態のことである、という、この上下巻が編まれた目的の再確認部分でした。
    今の我々が残酷と感じる(例えば妊婦の腹を裂いて胎児を取り出す)行為は、それらが習わしとして行われていた当時とは感じ方に差があるということ、幽霊を見るのは特殊能力ではなく誰にも起きうる事象であることなど、興味深いまとめでした。

    0
    2016年11月10日
  • 日本怪談集妖怪篇(上)

    Posted by ブクログ

    今では都会の場所があれば今は放射能処理場になっている場所の怪談もあり、何だか複雑な気持ちになる。
    誰が読んでも自分の近所の怪談を見つけることができそうな程、様々な地域の話を集録している。
    ただし、方言と思われる言葉が、そのまま記載されているので、そこが難所。
    構成も好き。最初にその妖怪について色々な見方が書かれているのが良い。

    0
    2013年04月06日

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