住田祐の作品一覧

「住田祐」の「白鷺立つ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 白鷺立つ
    4.4
    1巻1,700円 (税込)
    第32回松本清張賞受賞作 異形の歴史小説 玉照院の師弟は“やんごとなき秘密”を抱えていた―― 天明飢饉の傷痕いまだ癒えぬ比叡山延暦寺に、失敗すれば死といわれる〈千日回峰行〉を成し遂げようとする二人の仏僧がいた。 歴史に名を残すための闘いは、やがて業火となり叡山を飲み込んでいく。

ユーザーレビュー

  • 白鷺立つ

    Posted by ブクログ

    住田祐さんの『白鷺立つ』を読んだ。これが処女作で会社員をしながら書き上げられたという。また素晴らしい才能に出会えたことに感謝。千日回峰行に興味を持ち、それが今でも行われているのみならず、1987年には酒井雄哉さんが60歳でご自身二度目の達成をしていると知って驚愕。事実は小説より奇なり…

    0
    2026年07月12日
  • 白鷺立つ

    Posted by ブクログ

    比叡山延暦寺での千日回峰行を題材にしたお話

    事情により終生を比叡山で過ごさなければならない二人の僧の憎悪と愛情

    自己表現がこんなにも許される今の世の中は
    自分が自分であると主張してはいけない個々の苦しみの積み重ねから生まれたことを忘れてはいけない

    0
    2026年07月08日
  • 白鷺立つ

    Posted by ブクログ

    叡山。
    千日回峰行。
    7年に及ぶ過酷な荒行を生き残り、完遂した僧侶は北嶺大先達大行満大阿闍梨と称され崇められる。
    成し遂げられなかった者には死しかない。
    最も過酷な堂入りと呼ばれる行は、生前葬の後9日間、断食・断水・不眠・不臥で真言を唱え続ける。

    比叡山延暦寺。名前は教科書で習いました。
    天台宗、なんですね。
    あまりにも知らない世界だったので理解できるかな?
    という気持ちで読み始めましたが杞憂でした。
    むしろ満たされる知識欲。
    物語としての面白さ。
    気づけば完全に世界観に引き込まれ、自分が行を終えたかのような読後感がありました。

    思ったよりも人間臭いです。共感できるという良い意味で。
    人が

    0
    2026年05月25日
  • 白鷺立つ

    Posted by ブクログ

    読み応えのある内容でした。戒閻の想いの刹那さには、涙してしまった。一日のばした訳をいろいろと考えてしまった。大行満大阿闍梨に、二人でなってほしかった。最後に、恃照がなしとげられたのも戒閻あってのこと。大行満大阿闍梨に、なったことを知らせてあげたい。何というのか、聞いてみたいとおもう。

    0
    2026年05月17日
  • 白鷺立つ

    Posted by ブクログ

    松本清張賞ということで読んでみた。ラストがとてもよかった。人間の心とは不思議なもの。あれほどの憎しみが信頼とか感謝に変わるきっかけって結局何だったのだろう、と考えさせられる。いや、今だって憎いは憎いのか?どうなんだ?
    仏教のことも修行のこともよく知らないが、御仏に仕える崇高な僧もわりと普通の人間の心をもっているのがちょっと嬉しくも感じた。

    フレーズ:
    白鷺(はくろ)とは叡山における回峰行者を指して用いられる比喩である。白き麻の浄衣をその身に纏い、山道を跳ぶように歩く姿から来ているという。

    0
    2026年05月08日

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