本条謙太郎の作品一覧

「本条謙太郎」の「汝、暗君を愛せよ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 汝、暗君を愛せよ【電子特典付き】

    汝、暗君を愛せよ

    ラノベ

    4.7
    1~4巻1,540~1,760円 (税込)
    【電子特典付き】 書き下ろし短編「視ること:ゾフィ」を電子書籍限定で収録! お飾り社長としての人生に嫌気がさして自ら命を絶った「ぼく」は、異世界の若き王の中へと転生する。しかし彼の王国は巨額の赤字財政と列強の干渉に悩まされ、国内には革命の気配すら漂い始めていた。 政治的影響力を無視できない妃候補の令嬢たちと、自分よりも明らかに有能な重臣たちに取り巻かれ、無力な異世界人たる彼にできることはあまりに少ない。だが、何とか“上手くやらなければ”生き残れない。 「ぼくの名は、暗愚な君主の1人として残るだろう。永遠に」 それでもなお、彼は玉座に在り続ける。かつて“投げ捨てた”役割を今度こそ全うするために。

ユーザーレビュー

  • 汝、暗君を愛せよ4【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    前巻で子供が遂に生まれたという程度だったので、今巻にて早くも思春期くらいまで育っている、というかグロワスが中年に変じていた点は結構衝撃
    もっと言えばこの巻でグロワスが亡くなってしまう点も。予想していなかっただけにかなり驚かされたな。しかし、後書きにて「グロワスが何を遺せたか」が焦点であると知れた事で本シリーズにおける諸々にスッキリでき、そして満足感を覚えられる結びの巻として迎えられたような気がするよ


    冒頭で描かれるのはグロワスを永きに亘って支えたフロイスブル侯爵マルセルの死。思うように人を動かせない立場だった初期のグロワスが最も頼りにしたのがマルセルであり、最も困難な役目を何度も投げたのもマルセルだった
    彼の存在無くしてグロワスの治世は無かったと言える。時が流れれば寵臣が変わっていくものだろうけど、マルセル程替えの効かない人物はない。彼の死がグロワスにとって終わりの始まりであると充分に納得できる

    そうした出来事から始まるのもあって、この巻で描かれるのは終わりと始まりなのだろうと改めて思える
    グロワスの子供達が成長していく様はどこまでも続く未来を感じさせる。しかしグロワスの死にとよって閉じられる物語は終焉を感じさせる
    だからか「グロワスが何を遺せたか」を最も象徴する存在である子供達がどのように育てられているかに目が惹きつけられる
    子供達、特にメアリ・アンヌ、ロベル、グロワス王太子。それぞれがグロワスから譲り受けた要素が見られつつ、同時に母から譲り受けた要素も見える。それで居ながら誰もグロワスに似ていないとも感じさせる
    そこにはグロワスが父親として子の育ちにある程度関わった部分と、グロワスには異世界のルーツがあるが子供達には無い点が密接に絡みついていると思えた

    グロワスと子供の関係性が最も象徴的に描かれているように思えたのは“王の授業”のシーンかな
    グロワスは異世界の、サンテネリより洗練され先進的な知識を多数保持していたが、重臣や貴族相手には役に立たなかったから統治においてはあまり使用しなかった
    しかし、グロワスの次代辺りから世が大きく揺れ動く兆しは見えつつあるからこそ、対面する事になる子供達には先進的な知識を与える必要が生じる
    だからってジュールの『悪について』を読ませるのはエキセントリックが過ぎるよ!あれ、王侯貴族が読んでいると知られただけでも卒倒しそうな代物なのに、王が王太子に教えるなんて理解の範疇を超えている。けど、これをしているのが異世界の先進的な知識を有するグロワスであるならば少しの納得は出来る
    グロワス自身はそうした思想を有しつつも己の統治には適用できなかった。未来に生きる子供達はそうした思想を適用しなかったとしても同じように有している必要がある
    これはグロワスによる未来への道であり、同時に自分が今後を歩めない諦観による終焉だ


    未来を生きる者を育てる点でもう一人言及したくなるのはジュールか
    グロワスと初対面を果たした頃のジュールは高い知能と理想を有しながらも王に噛み付いてしまう無鉄砲な若者だった。二度目に遭う頃にはグロワスへの認識を改め世への認識を研ぎ澄ましつつ、いつ命を落としてもおかしくない危うい青年だった
    そして三度目の邂逅を叶えた彼はグロワスを手本とし理想を叶える為に世を滑らかに渡り歩く革命家の卵となっていた。まさか自分を曲げられない堅物といった風体のジュールが硬軟織り交ぜる社交家になっているなんてね。しかもそれがグロワスに倣った遣り方であるというのは感慨深く思えますよ

    ならば、今のジュールはグロワスに比肩する人物に成りえたか?との点が描かれたのが32話の対話であり、グロワスとジュール最後の邂逅か…
    二人の会話は冒頭部分を除けば直截な言及は殆どしていない。しかし、互いの主張を判り合った諒解の上に議論を行っている。グロワスにはジュールが描く絵が見える、しかしジュールにはグロワスの絵の全容が見えない。それが両者の差となって初めて現れる
    “よりよいサンテネリ”を目指す為にどの程度の不正、どの程度の悪を許容するか?ジュールは自身の出世や死を許容し王権の失落を望んだ。対してグロワスが許容していたのは更に大きなもの、しかし将来的には“よりよいサンテネリ”へ確度高く辿り着くもの
    これは別にグロワスの方が知見高く物事を見ているという話ではなく、ジュールが平等の為に自国の王権という象徴性の打倒を目指したのに対し、グロワスはサンテネリという国家性を志した為に“よりよいサンテネリ”が立脚すべき場所が異なっていたと言う話であり、グロワスに倣い少しの悪を許容するように成っていたジュールにより不正を許容させると言う話。将来のサンテネリを背負うだろうジュールに国を治めるとは何かを説いたとも言えるのかも知れない


    子育ては描かれた、ジュールへの薫陶も描かれた。であるならばグロワスについて描くべき事項はもう多くはなかったのかも知れない
    だからって王太子達が成人にもなっていない段階でグロワスが倒れるなんて想像もしていなかったけどさ…。いや、本当はちゃんと判っているべきだったのかも知れない。グロワスがどれだけの無理を重ねているかを。しかし、妻達も重臣達もグロワスがあまりに偉大な王であるだけに彼の不豫を予見できなかった
    それだけに突然“物”へとグロワスが変じてしまった事で周囲は静かに騒乱を始めるわけだ。その様はグロワスが築こうとした諸々が崩れ始める序幕のように感じられ何とも言えない気分になってしまったな…

    だってグロワスの路線をそのままに引き継げそうな人材が誰も居ない。彼の子達ですら役者不足である点は明白
    彼の家族や重臣が病床へ訪れる様はグロワスを見舞うというより、彼に未来への道筋を尋ねるように見えてしまう。誰もがこれから訪れるグロワス亡き後の世に不安を覚えている事が手に取るように判る。一方で病により朽ちていく彼は最早何も出来ない。せいぜいがアキアヌに後を託せた程度か
    そうなってしまえば唯の“物”だ。まだグロワスが生きていようと、彼を残して世界は進む

    そうして進み始めた世界の中で見えた未来への道筋の一つが王太子の思想か。勿論それはグロワスと比すれば劣った思想に違いない。しかし、『悪について』が根付いた彼の思想は王らしからぬものであり、同時にこれから訪れる革命の時代を迎えるに相応しいもの……かもしれない
    それで居ながら王太子は次代の王として振る舞う決断が出来た。それで居ながら彼は頼りないからきょうだい達が真心によって彼を支える奇跡的な光景も生じた
    これはモノローグで示されたように善きにつけ悪しきにつけグロワスが遺したものだと言えるのだろう

    また、グロワスが遺したものという点ではこれまた善きにつけ悪しきにつけ、ジュールの存在が挙げられる。登場初期は知恵者であれど向こう見ずだった青年が革命家に至れたのはグロワスの理解と庇護が在った故だろうし
    もう一つ、遺物を挙げるなら渦型機構の時計もあるか。意味はさておきグロワスがあの世界に顕現せねば実現しなかったブラーグとの共同作業品と言えるだろう

    他方でグロワスはそれらを自身がこの世に遺したモノであると認識できるかといえば怪しい所。自身の政策や判断に自惚れを抱けなかった彼はきっと先述したモノを自分の成果と思う事はないのだろうね
    ならグロワスが、“ぼく”が満足に自分が遣り遂げられたと思える何かが在るとすれば、それはブラウネとの最期の対話に見られるのだろうな
    最期までの瞬間、ブラウネは王妃ではなく一人の個としてグロワスを抱き締めた。それはかつて“ぼく”がブラウネに「踊り子のきみを選ぶことができる社会になってほしい」と告げたシーンを少し思い起こさせる。あの言葉が叶った訳では無い。しかし、メアリやアナリゼ、ゾフィがそれぞれの形で王・グロワスの死を実感した後に王とは思えない姿をした彼を愛らしく抱き締めた彼女は「王ではないグロワスを選んだ」シーンと言えるのではないかと思えてしまう。社会の革新まで行かなくても、彼が愛した人は彼を愛してくれた
    これをグロワスが、“ぼく”が成し遂げた事だと言わずして、何を成果というのだろうね


    この巻で最終巻かと思って、諸々に想いを浸していたのだけど、どうやら5巻とスピンオフ作品が発表されるようで
    今巻はグロワスの死で締められた為に以前から仄めかされていた次代に起きた騒乱がどのようなものだったのか、彼の子供達がどのような運命を辿ったかは判らないまま。断片的な言及から想像できる部分はあれど、やはり想像を超えはしない
    それらがせめてグロワスが遺したモノに適う幸せな何かを備えた未来である事を祈ってしまうような、つまりは彼がサンテネリで行った諸々が報われるような光景であればと願ってしまうだけに、次の巻で描かれるだろうグロワスの周囲がどうなったかを是非にでも知りたいものですよ…

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    2026年10月10日
  • 汝、暗君を愛せよ3【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    前巻ラストにて様々を諦めて、もしくは区切りをつけて遂に王として振る舞うと決めた“ぼく”
    そんな彼の新たな物語がどうなるかと思いきや驚きの変化が。本作の魅力の一つは“ぼく”に拠るなよなよした文体と思っていたが、それが一切合切消え去ったね。文体を変えたというわけではなく、そもそも“ぼく”視点で描かれるシーンが消えたというか。グロワスを主にして描かれる際なんて一人称ではなく三人称視点で描かれているからね
    今巻冒頭、グロワスは自室に籠って懊悩に身を費やしたけど、経た事によって彼は本当に変わってしまったようで
    変化が良いものであるかは読んでいるこちらからは全く判らない。妃達にもその判断は付かない。しかし、サンテネリという苦境の多い国を背負う男の在り方としては間違いなく良い変化を迎えたと言える
    彼は本当に王になったのだ


    王の変化はサンテネリの変化に寄り添うかのよう
    遂に枢密院会議が動き出し、王権の緩やかな委譲が行われるが、状況の可笑しさを覚えてしまう。この枢密院会議は“ぼく”が責任を分散させる目的で作り出したものだと言うのに、稼働を始める頃は既に“ぼく”ではなくグロワスになっているのだから
    枢密院は閣僚が国を背負う権威者であるから効力を持つのに、まるでグロワスが居るからこそ実権があるかのよう

    それが明らかになるのが“雪の王”の襲来か
    枢密院は構成員が揃う事に拠って効力を発揮する。というより大権の分散を目しての会議体なのだから、構成員を無視した政治的決定は本末転倒。グロワスの決断は作中でも擁護されているように仕方のないものではあるのだけど、いざという時に誰が大権を有しているかを明らかにしてしまう
    また、“雪の王”による災害は王の御裾に居る強者と庇護を得られない弱者を明確に分かつものともなるね

    あと、枢密院制度の行く末ってそういう未来を招き得るのか…と驚嘆してしまったよ
    枢密院制度って、王権をそのまま政治とするシステムから、王の大権を委任された会議体に拠る政治体制への移譲、つまりは超長期的には民政移管も視野に入れたものかと思いきや、その前段階として地方領主・貴族の駆逐だなんて…
    以前は“ぼく”の主観によって語られていた為に、そこに穏やかな意図を見出した気に成っていた。けれど、“ぼく”が廃され冷徹なグロワスが顔を出した途端、その政策には深謀遠慮が詰め込まれているかのように思えてしまう
    変わってしまったグロワスに対し、周囲の者達が畏れに近い感情を持ち始めるが、この状況はその認識が誤ったものではないと教え諭してくるかのよう

    グロワスが本格的に王として存在するようになってくれば、追従する臣下も彼の理念に沿った行動を自ら行うようになる
    それがアキアヌとガイユールによる徴税権の停止か…。枢密院制度が迂遠的には貴族の力を削ぐものであるならば、閣僚とて同様の方針で物事を考える必要が求められる、自然と“雪の王”を利用して更に政策を推し進めようとするわけだ
    これにて王と閣僚は同じ方向を見ている事が判る。だからこそ問題となってくるのは方針の実現手段とそのタイミングか…。グロワスは平和を求めて国の改革を行っているのだから可能な限り平穏な方法を採りたい。けれどアキアヌとガイユールが徴税権停止を“内戦”と表現したように閣僚達は平和裏な手段など無いと考えている
    グロワスが懸念していた閣僚達との対立が早くも現実のものとなってしまったわけだ

    ただ、この状況って見方を変えれば、王としての自覚を持ったグロワスに成ったからこそ生じられたものとも言えるんだよね
    以前の“ぼく”は出来る限り閣僚との対立は起こさないようにしていた。それは閣僚クラスと対立して国を割り、自身や妃達に危害が及ぶ可能性を懸念してのもの。けど、あのように枢密院会議の場で堂々とアキアヌと対立できたのはそれだけ彼が王として振る舞うと決めたからであり、「衝突を繰り返しながら、よりよいものを作り出せればそれでよいよ」という彼の言葉を裏付ける状況
    他方で王と首相がこのような対立を起こすなら、それこそ政治闘争であり内戦と評するしかない。血が流れない戦争だ


    王へと変じた事で冷たい印象が増したグロワス。それを少し和らげつつ、彼を支える女性陣を改めて描くようなエピソードが『王妃の証』か
    アナリゼはサンテネリに来た当初から類稀なる素直さによって王の周囲にさざ波を立てかねない人物だった。特に政治的な理由で夜の交渉が行われないとなれば、彼女が焦れったさを覚えるのは当然。それが前巻における積極的な政治協力に繋がったのだろうし
    そうした行為が出来ただけに、そして正妃というポジション故にアナリゼがグロワスの傍で活躍する場はそういった方面が主になるかと思われたから、“ぼく”が好む時計に格別な関心を抱くようになるとは思わなかったな

    “ぼく”と似た趣味を持つ事は彼女がグロワスの精神性に近づく事も意味する。だから時計のエピソードと並行して、王の態度の違和感に気付く様子も描かれる
    観念と生身、相反する存在として苦しんだグロワス。そんな彼の体験に少し通じる体験をアナリゼがした事で彼女はよりグロワスに近付いていくね。グロワスが王へ変じたように、遂にアナリゼも正妃に変じ始めた
    初めて向けられた明確な敵意・悪意、温室で育てられた彼女にとっては未体験の領域。逃げ出してもおかしくないそれに対して彼女は『サンテネリ王国正妃』として立ち向かうね。彼女が無理をしたのは明らか、それでも正妃として振る舞った際には一切の恐れを見せなかった。それこそがグロワスと並び立てる証と感じられたな


    グロワスは王として超然的な存在になりつつある。そんな彼の対となる存在がジュールか
    前巻における問答では光るものを感じさせつつも、グロワスの前では稚拙な面が見えていた。しかし、別れてから王の言葉を斟酌する中でグロワスこそが自分の理解者であると思うようになったようで
    これって何気に凄い事だと思う。グロワスに会う前こそ彼の演説に興奮する面持ちを見せていたが、実際に邂逅すれば彼こそ不正の頂点だと自分の理想をただぶつけて終わっていた。しかし、改めてグロワスの理想を考え直す内にグロワスは己と同じ方向を見ている同志と感じ直せるなんて。彼が理想に囚われ理想に溺れているのではなく、理想を叶える為に邁進する青年だと見えてくるね

    そんな彼が改めて王の前に拝する機会を得た。同時に自分の論説を述べる機会でもある
    この一連のシーンでグロワスがジュールの演説を誘うような演説をまず行ったのは印象的。グロワスが伝統を壊す真似をするのは今に始まった事ではないけど、ジュールが行おうとしている論説は伝統どころかいずれは国を壊しかねないもの。だからこそグロワスは“思想の世界の王”なんて言葉で締めたのだろうし
    ジュールの献辞は本当に危険なものだったね……。一応仮定の話だとも、目的は善の証明だとも言っている。でも話の中心は明らかに現王を“悪”と定義する為の献辞、それを王を目前にして行っている
    これが危険な代物として扱われなかったのは偏にこの献辞がグロワスとジュールによる合意の上に成り立っているから。いわば茶番であるかも知れず、グロワスはジュールの話がどう展開するかも理解していたかも知れず。大事なのはジュールが堂々とグロワスに対して学びの時期を終えるに当たり、どのような考えを持っているか示す事、そして両者が同じ理念を抱いていると確かめ合う事

    グロワスとジュールは通じ合った。正しいけれど、とても危険な道を歩む事を
    二人の考えに瑕疵はないと思える。だからこそゾフィが無垢なフリをしながら、二人が全く気付いていなかった穴を突いて見せたのは驚きであり、貴重であったように思えたよ
    現実においても平等の実現表明と更なる平等追求は何度も繰り返された話。グロワスとジュール、そしてゾフィの構図はそれを象徴しているかのよう
    作中で示されているようにゾフィとて時代を少しずつ変えようとしている。けど、それはグロワスが変えようとしている時代ではなく、女性が向き合う時代。グロワスもジュールも全く意識していなかったもの
    ジュールは確かに歴史を変え後の教科書に載るかもしれない。でも、ゾフィが意識している事だって大切だと思えたな


    メアリから『市民メリア・ルロワ』が生れ落ち、ブラウネは長子ロベルを生んだ。そしていずれ次なるグロワスが生まれる事も示唆された。グロワスと妃達の関係は良好であると判る。けど、後の歴史で最も名を残したのがメリアであるように、子供達や生きる時代が同様に良好であるかは不透明で
    時折挿入される未来の絵姿へと近付いていく要素が少しずつ揃っていく歴史書のような物語。次巻で描かれるだろう更なる歴史への期待が否応なしに増してくる3巻でしたよ……

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    2026年05月23日
  • 汝、暗君を愛せよ【電子特典付き】

    購入済み

    王様転生ものの新定番

    異世界の王様に転生するお話。

    状況的には「転生したら皇帝でした」に近く、設定をきっちり作り込んであるところも似てますが、面白さは明らかにこちらが上です。

    2巻、3巻と更に面白くなります。
    おすすめです。

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    2026年04月24日
  • 汝、暗君を愛せよ3【電子特典付き】

    購入済み

    第2部開幕。

    面白い。すごくよく出来てます。1〜2巻も面白かったけど、更に上を行く感じ。設定や内容は、とてもラノベの水準じゃないです。

    2巻まで一人称で描かれていた物語が、3巻からは三人称で描かれます。
    3巻から物語が複雑さを増してくるので、三人称の俯瞰した目線が生きてます。
    一人称から三人称への切り替えは、かなり難易度が高いと思いますが、とても上手にこなしており、作者さんは相当できる人と感じました。

    ただ、もしかしたら、少し歴史の知識がないと、状況を上手くイメージできないかも。塩野七生さんの本とか読んでる人には合ってると思います。

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    2026年04月24日
  • 汝、暗君を愛せよ【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    とても独特な読み味の話で面白かった。前世で社長だった王様が、国家を淡々と経営していく日々のお話。全体的にいぶし銀な感じというか、大きな盛り上がりや心揺さぶられる山谷があるというわけではないのに、ついつい読んでしまう不思議な魅力がある。面白かった。

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    2026年04月12日

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