横山勲の作品一覧

「横山勲」の「過疎ビジネス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 過疎ビジネス
    4.2
    福島県のある町で、「企業版ふるさと納税」を財源に不可解な事業が始まろうとしていた。著者の取材から浮かび上がったのは、過疎にあえぐ小さな自治体に近づき公金を食い物にする「過疎ビジネス」と、地域の重要施策を企業に丸投げし、問題が発生すると責任逃れに終始する「限界役場」の実態だった。福島県国見町、宮城県亘理町、北海道むかわ町などへの取材をもとに、著者は「地方創生」の現実を突きつけていく。本書は「新聞労連ジャーナリズム大賞」受賞の河北新報の調査報道をもとに、さらなる追加取材によって新たに構成、「コンサル栄えて、国滅ぶ」実態を暴く。

ユーザーレビュー

  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    決して皮肉でなく、良い意味で、「勧善懲悪の社会派小説」みたいでとても読みやすく読後感もスッキリ気持ちがよい。一気読みした。悪者扱いされた人々にも言い分はあるのだろうが、悪者はリアルな世界でも本当に悪いし最後まで開き直るのだなと思った。ふるさと納税制度は、企業個人問わず見直されるべ制度だと思う。またこの制度以外にも、行革・民間活力の導入の名のもとに、行政サービスの利得業者への丸投げという事態を引き起こしてきた政策全般の見直しを進めるべきだと思う。

    0
    2026年05月06日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    過疎化、地方創生、"コンサル"という職種、報道記者としての正義とは、地方議会の存在意義、公益通報、不正をただすとはどういうことか、いろいろなテーマが詰まった一冊でした。
    YouTubeの積読チャンネルで紹介されて知りましたが、動画と合わせて読んで良かったと思いました。

    0
    2026年05月03日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    企業版ふるさと納税や防災ベンチャーといった現代的なスキームを隠れ蓑に、狡猾に公金を還流させる洗練された搾取の構図。プロポーザルの仕様書を巧みに操る手口など、生々しい解像度で暴かれる地方の闇。本書の真骨頂は、中盤以降に展開される報道のリアル。巨悪を暴いて終わりではなく、いかに世論を巻き込み、沈黙していた人々を動かしていくかという実践的プロセス。単なる勧善懲悪の枠を超越した、泥臭くも熱を帯びたジャーナリズムのダイナミズム。現場記者ならではの圧倒的な説得力。地方創生の美辞麗句に潜む構造的欠陥を突きつけ、読者に社会への当事者意識を迫る骨太な一冊。

    0
    2026年05月03日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    話題になっていたのと、自身も自治体の(創生事業ではないけど)コンサルティングに携わる人として、読まなければと思って読んだ。
    ルポ形式で、取材を通して暴かれていく様子が、ミステリー小説のように語られていく。現実は空想より奇なり、と言うのか。似たスキームは全国の自治体におそらくあるし、たしかに今の仕組みは「やろうと思えばできてしまう(職業倫理として許せない、何より自分が住んでる地域にそれをする気になれない)」のが怖かった。
    あと、筆者の河北新報の記者さんの自戒がしっかり文面に残されていることも好印象であった。(自慢話でなく、むしろ「これに気づかないこと自体、まずかった」と振り返ってるところ)

    0
    2026年04月29日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    よく考えつくなぁ、、、と、ただただ感心する。

    官民巻き込んだ、悪魔的なロンダリングスキームを考えられる頭を、健全に使ってほしかったという一点。

    0
    2026年04月19日

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