横山勲の作品一覧

「横山勲」の「過疎ビジネス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 過疎ビジネス

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,100円 (税込)
    福島県のある町で、「企業版ふるさと納税」を財源に不可解な事業が始まろうとしていた。著者の取材から浮かび上がったのは、過疎にあえぐ小さな自治体に近づき公金を食い物にする「過疎ビジネス」と、地域の重要施策を企業に丸投げし、問題が発生すると責任逃れに終始する「限界役場」の実態だった。福島県国見町、宮城県亘理町、北海道むかわ町などへの取材をもとに、著者は「地方創生」の現実を突きつけていく。本書は「新聞労連ジャーナリズム大賞」受賞の河北新報の調査報道をもとに、さらなる追加取材によって新たに構成、「コンサル栄えて、国滅ぶ」実態を暴く。

ユーザーレビュー

  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    目から鱗の一冊。

    恥ずかしながら、「企業版ふるさと納税」という制度も、この本を読んで初めて知った。まさか、この制度を利用して小さな自治体の公費を狙い、利益を得ようとする企業がいるなんて、想像もつかなかった。

    ワンテーブル前社長の録音内容も衝撃的だった。地方議員を「雑魚」と呼んで見下し、「自分たちのほうが行政のことを分かっている」と考え、「行政をぶんどる」ことまで企んでいた。その姿勢には本当に驚かされた。

    一方で、地方活性化の施策を十分に考えず、東京のコンサル会社に丸投げしてしまった自治体側にも責任があると思う。高齢化はどの地域でも進んでいるからこそ、その地域の特徴や住民の声を丁寧に分析し

    0
    2026年08月20日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    企業版ふるさと納税の抜け穴を利用した脱法ビジネスを克明に記したノンフィクションである。
    「過疎ビジネス」というタイトルと、「コンサル栄えて国滅ぶ」の惹句が極めて秀逸だ。
    始まりは特別職員の給料アップの条例が可決された事から始まる。また当該自治体に不釣り合いな高規格救急車を12台購入するという一見関係ない事実が一つに繋がる。上質なミステリのような導入。
    最終的にはふるさと納税で税額控除を受けつつ、同グループの企業が事業を受注する「循環売上」。さらに入札仕様を自ら固め、通常より高額で落札させるというスキームということが判明する。
    国がコンサルタントにお墨付きを与えたため自治体側も信じ込んでしまった

    0
    2026年08月18日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    地方の過疎地域のふるさと納税の制度を悪用したコンサルビジネスの実態を描いた内容である。
    正直、読んでて腹正しい内容だった。
    腹正しいかったのは舞台の福島県の国見町を食い物にしようしたコンサル。
    正直、最近の企業の経営者てここまで倫理観がないのかと驚いた。やってることはxでイキってる経営者崩れと同じだった。
    次はこの町の議会、議長、そして役所。
    正直、地方の議会はひどく、小さな町の議会もどうしようもない有様なのは知っていたが、読んでここまでとは驚いた。民主主義の学校である地方自治がここまで衰えたとは…
    最後は他人任せ体質。結局は地方創生や地域活性など聞こえいいが他人任せ、無責任体質。
    この体質は

    0
    2026年08月13日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    抜群に面白い。今年1番かも。河北新報という地方紙のプライドを感じる。所詮税金なんてこんな訳のわからないコンサルとグルになってる地方の権力者により無駄に使われ、権力者とそれに群がる連中の懐を増やすだけだ。

    0
    2026年07月25日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    時系列に沿って語られ、自分自身もドキドキしながら読み進めました。
    とてつもない取材量、ペンの力をとても感じた本でした。一方で新聞の部数が減り、支局が統合し、記者が減りきめ細やかな取材がしにくくなっているのも確か。これから先の新聞記者的な役割はどのように担われるべきなのだろうか。SNSを通じて我々が質の高い情報を発していけるものなのだろうか。そんなことも考えさせられた。

    0
    2026年07月21日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET