横山勲の作品一覧

「横山勲」の「過疎ビジネス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 過疎ビジネス
    4.1
    福島県のある町で、「企業版ふるさと納税」を財源に不可解な事業が始まろうとしていた。著者の取材から浮かび上がったのは、過疎にあえぐ小さな自治体に近づき公金を食い物にする「過疎ビジネス」と、地域の重要施策を企業に丸投げし、問題が発生すると責任逃れに終始する「限界役場」の実態だった。福島県国見町、宮城県亘理町、北海道むかわ町などへの取材をもとに、著者は「地方創生」の現実を突きつけていく。本書は「新聞労連ジャーナリズム大賞」受賞の河北新報の調査報道をもとに、さらなる追加取材によって新たに構成、「コンサル栄えて、国滅ぶ」実態を暴く。

ユーザーレビュー

  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    調査報道の話なのでノンフィクションだが、内容が面白く(といったら不謹慎になるのか?)、先が読みたくて仕方なくなる本だった。
    本当に地方の為になる施策であれば「安かろう悪かろう」に公共入札が陥らないよう制度は必要なのだろうが、この件は不要なものを押し付けて金をむしり取る悪質な話だった。けど、世の中はこういう戦いで溢れているのかもしれない。
    地方在住で、しかも出身地はさらに田舎の過疎地域である自分は地元の過疎に目を背けて外で働いていることに罪悪感があるので、この内容は故郷でも起こり得る、もしかしたら起きているのではと思わせられた。
    また、お金のバラマキだけで地方丸投げを疑問視する論調もあったが、仕

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    2026年03月28日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    2026/03/18 「過疎ビジネス」横山勲(河北新報貴社)1988
    1.「企業版ふるさと納税」を使って、地方創生コンサルと業者が連携して市長村を食い物にしている構図を「過疎ビジネス」と名付けた。
    2.2014年「まち・ひと・しごと創生法」が成立し、地方版総合戦略の策定から地方創生は国家戦略となった。
    3.地方に対応する人材資源は乏しく、東京の大手コンサルの草刈り場となった。出来上がった総合戦略は他の市町村と殆ど変わらない。「コンサル栄えて国滅ぶ」
    4.予算を付けて地方創生を進めるのは良いが、その担い手をどう確保するのか、日本人は相変わらず「兵站ロジスティクス」が苦手だ。インパールを繰り返す。

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    2026年03月18日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    福島県の国見町という場所で、「地方創生の一環として、高規格の救急車を12台買い、それを近隣の自治体にリースをする」という事業に10億円近い予算が投入された。普通の人間の感覚では、賛否の前に「いったいどういうこと?」ということになると思う。私もそう思った。
    この事業の目的は、「国見町の評判をあげること」であるらしい。また、財源は実際には町の経常予算が充てられるわけではなく、企業版の「ふるさと納税」により企業から寄せられたお金が使われることになる。それの何が問題なのかと言えば、全体として、マネーロンダリング的なスキームを構成しているのである。ふるさと納税を行った企業は、それを損金として参入でき、節

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    2026年03月10日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    1本目。⭕️「過疎ビジネス」横山勲(つとむ)
    「僕たちは、企業版ふるさと納税っていう制度を使いながら、黒を白に変えている。侵食しまくっている。時にはマネーのパワーで抑え込んだり。⋯救急車の開発ということで、DMMが毎年4億から5億を寄付するんです。それをもってうちに全てがきて、研究開発できる。無償貸与と言う形で自治体から受けて、またそれを実証実験という名のもとに貸すんですけど、これはもう、企業の利益をぐるぐる回しまくっているんです。⋯ありとあらゆる政策をくっつけて、資金を浄化させて、超絶良いマネーロンダリングをして、そして仕事にして返す。キックバックじゃない。業務にして返す。それを今やっている

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    2026年02月25日
  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    著者のこの事件を通じた功績は言わずもがな。職員が今どきガチで接待受けてるのに引いた。
    ただ、役所側の解像度が低く、特に他自治体の取材のところは成功体験を元に何事も疑惑を差し向ける危うさを感じた。

    0
    2026年02月24日

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