作品一覧

  • このショッピングモールは迷子を歓迎しています

    このショッピングモールは迷子を歓迎しています

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,870円 (税込)
    ――妹が、とあるショッピングモールで姿を消した。 渡会颯太は、失踪した妹の行方を追う中で、一つの奇妙な動画チャンネルにたどり着く。 そこでは、普段の明るい様子とはまるで異なるショッピングモールの姿が繰り返し映し出されていた。 ――このショッピングモールにぜひお越しください。 ――このショッピングモールは迷子を歓迎しています。 ――このショッピングモールにぜひお越しください。 そうしてともに、許されるまで詫びましょう。
  • この会社は実在しません

    この会社は実在しません

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,540円 (税込)
    ある日、私は会社の書庫で「開封厳禁」と書かれた段ボール箱を発見しました。 その中にあったのは、会社に関する数々の資料。 これからまとめていく文章は、それらの資料を文字起こししたものです。 なお、重大な機密情報などは含みません。ただ――とても、異様なだけで。 どうか、弊社と私に対するご詮索はおやめください。
  • 追放令嬢アリーの怪奇事件録 ~婚約破棄されたら、幽霊が見えるようになりました!?~

    追放令嬢アリーの怪奇事件録

    小説・文芸

    -
    1巻814円 (税込)
    カリウス王国辺境伯の長女で第二王子の婚約者だったアリーは、卒業パーティーで突然の婚約破棄を言いわたされる。国外追放された先で「相談所 薄明の夕暮れ」を訪ね、美形のマスター・ルードと出会うも突如、彼の幽霊を見る能力が彼女に乗り移り……? 霊への対処法を学ぶため店の受付係となったアリーはルードと事件に挑むが、徐々に二つの国を跨ぐ陰謀に巻き込まれていく。更に女嫌いで有名なルードはなぜかアリーに激甘で!?

ユーザーレビュー

  • この会社は実在しません

    Posted by ブクログ

    みんなしあわせ ハッピーエンド。

    他の著者のホラーモキュメンタリー小説を読んでいて、軒並み自分に合わないなぁって思っていた時に読んだのですが、登場人物の名前が多い割にすんなり読めた。
    日常侵食系でじわじわくるかと思いきや、プレゼンで鉛筆で目玉抉ったのはブラックなギャグかと思った。(あくまでこの箇所だけ)


    繰り返し使われている、だいじょうふ。ってすごいなぁってあらためて実感させられた。
    励ましだったり、相手を安心させる、自分が安心する為だったり、自己暗示的であり、脅迫的であり… だいじょうぶ。って本当にすごい。がんばれ。と同じくらい 意味を持つ言葉。
    事件についての合間に主人公の女性、友人の男性とその先輩。の3人のやり取りが各所に挟まるの形式だが、すんなりと混乱する事なく読めて、全体はとても読みやすい。また3人の関係性も良い…良かった。先輩と口の悪い警察官のやりとりもテンポ良くて好き。何より先輩の性格や明るさ、抱えてるものが話の途中途中の緩衝材ですらあった。
    最後は、後味悪い、と思う人もいるかもしれない、でも私は読み終わったあと。
    ああ、みんな、主にこの著者のメインの3人はきちんと各々のポジションに収まり しあわせになった。んだなぁ。思った。

    そう、しあわせ
    しあわせ しあわせ しあわせ しあわせ

    死んだ彼の為に残った彼女との会話はがあまりに素敵すぎた。ハッピーエンドの定義の収束が しあわせ なら。
    やっぱりこの話の二人もハッピーエンドの定義の一つなんだろうな。と。先輩も最終的には結果 かぞくになってしまったようだけど、この3人が好きな私は、良かったなぁ、と思えた。
    しあわせわかぞくのカタチはそれぞれ、望んで、望むまいと。侵食され巻き込まれたカタチであろうと。


    満足度の高い一冊でした。

    0
    2026年09月09日
  • この会社は実在しません

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本屋を目的もなくふらふらしていたら、偶然この本が目に入りました。
    とてもキャッチーな書名。そして書名とは明らかにギャップのある、たくさんの笑顔が表紙と背表紙からこちらに向けられている。気になって購入しました。

    普段はなるべく前情報を入れずに作品を楽しみたい主義なので、勝手に「ミステリーかな?」と推測しながらページを開きました。

    「この会社は実在しません」
「アットホームな職場です」
    最初の2ページを読んで、なぜかフフッと笑ったのを覚えています。「アットホームな会社は存在しません」という、風刺の効いた一節なのだと思いました。
    しかし読み進めるうちに、「ルール怪談」という言葉が脳裏をよぎり、少し震えました。

    恥ずかしながら、私はホラーが苦手で、普段からホラー映画を避けている人間です。
    しかし、ミステリーや謎解きは大好物。事件ものならオカルト要素があっても食いつくし、探索要素があればクトゥルフ神話にも手を伸ばす。ルール怪談も、怪談ではあるけど、「ルール」という合理性の塊に謎解きと通じるものがあるため、少しは知っている…そういう性分です。

    これはもしかして、私が初めて読むホラー小説になるかもしれない。ホラー小説にもジャンプスケアはあるのかな(大の苦手)…と、不安と興奮を同時に抱えながら読み進めました。

    結果として、はじめて読むホラー小説は、好物がてんこ盛りしている一冊でした。
    書店の本棚で偶然出会えたご縁に感謝です。

    主人公を動かすあの大事件が起きたところで、ちょうど本の半分ほどページがめくったことが、個人的にはかなり気持ちの良い構成でした。
    結末も、順当なところで終わらせたくないという気概が伝わってきました。かーらーの?が何度も続いた末に、ハッピーエンド?というところへ着地して、最後まで本当に楽しく読めました。

    自分が新卒として就活をしていた頃、意気揚々と同級生たちに「私は就活を婚活だと思ってやっている!」と言っていたことを今になって思い出し、ゾッとしています(笑)。
    もちろん当時も今も、自分の中では合理的に説明できる一言です。ただそれが裏目に出た場合の「極」の景色を、この小説を通して見たように感じました。

    最後にひとつ。
    途中まで読んでしばらく置いておいたとき、表紙の笑顔がとても不気味に感じてしまい、そのままテーブルに置いておくことができませんでした。わざわざ毎回、本棚の奥の列にしまっていました。
    作中で主人公があの段ボールに抱いていた気持ちが、よく分かります。

    普段はあまり読まないジャンルの作品でしたが、読んでよかったです。

    素敵な時間をありがとうございました。

    0
    2026年06月26日
  • この会社は実在しません

    Posted by ブクログ

    読んだ内容を頭の中で映像化しながら読書を進めるタイプのあなた、この本すごいですよ。

    前半はまあー、怖いのなんのって。
    グロ、ゾワっと、怪異、ごった煮状態です。
    かぞくがいてよかったです。
    ひとりだと怖すぎて読めまだいじょうぶになりました。

    後半は伏線回収といいますか、前半の恐怖が腑に落ちていくんです。
    あの人もこの人も、あちらもこちらも
    わたしもかぞくになってもいいんですか?

    だいじょうぶ
    だいじょうぶ
    だいじょうぶ
    だいじょうぶ
    だいじょうぶ
    だいじょうぶ

    だいじょうぶになりました。

    あなたもかぞくになりませんか?

    1
    2026年01月27日
  • この会社は実在しません

    Posted by ブクログ

    モキュメンタリーというより、ホラーだった。
    中盤から終盤にかけて、面白すぎて読む手が止まらなかった!
    先があまり想像できなくて読み進めていくのが楽しかった。
    だいじょうぶになりました。

    2
    2025年11月04日
  • このショッピングモールは迷子を歓迎しています

    Posted by ブクログ

    「贄」を求めるショッピングモールに取り込まれる兄妹がメインの、ちょいグロめなライトホラーです。
    ショッピングモール全体がアレしてアレなもんだから、店員もデフォルトで狂ってのが怖い。
    正常と異常の境界線があいまいだからなんの前触れもなく狂気が襲ってきます。
    読む前はモキュメンタリーかと思ったけど、どこか爽やかさも感じる物語なホラーでした。

    0
    2026年09月19日

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