作品一覧

  • 解剖、幽霊、密室
    4.6
    1巻924円 (税込)
    「『解剖』も『幽霊』も『密室』も、こちら側からの呼び方である。あちら側からはまるで違う呼び方が、それも想像を絶する呼び方があるはず。この本の作者はその呼び方を知っている気がした」榎本俊二(漫画家) 読み出したら止まらない。新進気鋭のストーリーテラーが仕掛ける、待望の初作品集。 ◎収録作 『複層住戸』 「#我が家の怪現象 今朝はいつのまにかコーヒーがいれられていた」メゾネットの部屋で次々に起こる不可解な現象。これは怪奇か、事件か……。幾重にも張り巡らされた伏線、予想は決して追いつかない。 『天井裏に誰かがいる』 天井裏から侵入する“誰か”の存在を訴えていた老女が、忽然と姿を消した。失踪後もSNSは更新され続けるが、発信元は存在しない。“幽霊”と呼ばれるアカウントを追う警察官は「あちら側」へと迷い込む……。 『怪獣を解剖する』 年々増加する巨大怪獣の死体漂着。その背景で、世界に何が起きているのか。解剖し、標本を採取し、生態や死因を究明する……人智を超えた恐怖にこそ“知性”で抗う怪獣学者に、あなたの知的好奇心が刺激される。 ◎同時発売 BEAM COMIX『怪獣を解剖する』上・下 首都圏に大災害をもたらした超大型怪獣“トウキョウ”の死因とは。 死体から発生する二次怪獣とは何なのか……。 恐怖に勝る好奇心で未知の脅威を究明せよ。 同名読切を長編化した、空想研究エンターテインメント。
  • 怪獣を解剖する 上
    完結
    4.6
    全2巻924円 (税込)
    怪獣学者の本多昭(ほんだあきら)は、“トウキョウ”と呼ばれる超巨大怪獣の死骸の、 解剖調査現場に呼ばれる――。 全長およそ210メートル、推定体重8.5万トンの巨大な検体。 そんなトウキョウの調査資料に目を通しながら、昭は「活動停止しているが… 本当に『死んでいる』のだろうか…」と疑念を抱く……。 超厚【232p】で描かれる、空想研究エンターテインメント! ◎同時発売 BEAM COMIX『解剖、幽霊、密室』

ユーザーレビュー

  • 解剖、幽霊、密室

    Posted by ブクログ

    『怪獣を解剖する』から入りました。元となった短編も面白かったのだけど、幽霊と部屋をあつかった二編が面白かった。
    怪異現象を扱うホラーでありつつ、その正体をさぐるミステリーっぽさもある。
    どちらもSNSがキーになっていることも面白い。
    文字だけで繋がる不思議をこういうふうに料理してきたかと驚いた。
    ネットが発達したからこそ、見えない世界をすぐそこに感じられるようになったのだなぁ。
    霊の存在、あちら側の世界、目の前のこの端末は意外にも広大な世界に繋がっているのかもしれない。
    『怪獣を解剖する』の面白さとはまた別のアイデアを感じ、次回作もますます読みたくなった。

    0
    2025年11月23日
  • 怪獣を解剖する 上

    Posted by ブクログ

    島に打ち上げられた怪獣の腐敗の仕方や解剖の仕方が、実際にクジラが漂着したときの解剖の仕方っぽくて面白かった。

    0
    2025年10月11日
  • 怪獣を解剖する 上

    Posted by ブクログ

    絵柄や表紙で敬遠して欲しくないタイプのSFマンガ。
    怪獣による震災表現ということで、被災した方は共感しすぎに注意してください。

    被災した過去や経験を乗り越える過程が、世界観も相俟って丁寧な印象を受けました。

    0
    2025年07月23日
  • 解剖、幽霊、密室

    Posted by ブクログ

    怪獣の解剖、一人暮らしの部屋に潜む奇妙な住人、天井裏に広がる異空間。SFともホラーとも取れる短編を3作収録。「天井裏に誰かがいる」の展開は映画インターステラーを思わせるシーンがあって個人的に好みでした。

    0
    2025年07月12日
  • 怪獣を解剖する 下

    Posted by ブクログ

    上巻が入手できず、下巻から読み始めた時はこのすごさに十分に気付けませんでしたが、上巻を入手し、あらためて最初から読み直したところ、いろいろと理解がつながり、この作品の面白さに驚きました。

    0
    2025年06月14日

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