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怪獣学者の本多昭(ほんだあきら)は、“トウキョウ”と呼ばれる超巨大怪獣の死骸の、 解剖調査現場に呼ばれる――。 全長およそ210メートル、推定体重8.5万トンの巨大な検体。 そんなトウキョウの調査資料に目を通しながら、昭は「活動停止しているが… 本当に『死んでいる』のだろうか…」と疑念を抱く……。 超厚【232p】で描かれる、空想研究エンターテインメント! ◎同時発売 BEAM COMIX『解剖、幽霊、密室』
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Posted by ブクログ
島に打ち上げられた怪獣の腐敗の仕方や解剖の仕方が、実際にクジラが漂着したときの解剖の仕方っぽくて面白かった。
絵柄や表紙で敬遠して欲しくないタイプのSFマンガ。 怪獣による震災表現ということで、被災した方は共感しすぎに注意してください。 被災した過去や経験を乗り越える過程が、世界観も相俟って丁寧な印象を受けました。
特撮SFと働く女性マンガの融合とでも言えばいいのだろうか。災害のトラウマ、セクシャルハラスメント、SNSでの個人攻撃等、現代社会の抱える問題を特撮とニッチな仕事漫画とを上手く掛け合わせて表現している。
特撮・怪獣映画やドラマへのオマージュが満載だ。登場人物の名前からして、それがわかるだろう。主人公の女性怪獣学者は「本田昭(ほんだあきら)」。その恩師は「芹沢真嗣」。元カレは「樋口修介」。その他「伊福部」、「山﨑」、「金子英二」、「雨宮」、「三村」等々。 女性怪獣学者の本多昭は、恩師の芹沢真嗣...続きを読む博士からの要請で、瀬戸内海の大豆島に上陸後に死んだた大型怪獣の解剖調査に赴くことのなる。この設定だけでワクワクしてくる。 (下巻へ)
2023年に描かれた同名の読切りを長編化したもの。 怪獣が実在する世界、漂着した怪獣の遺体を解剖する怪獣学者の主人公がかつて自身も被災者になった東京を襲撃した巨大怪獣の解剖を担当することになるという話。 2022年の未見だが駄作と名高い映画「大怪獣のあとしまつ」を連想させる内容だが、アイデアそのもの...続きを読むは映画を知る前だったとのこと。
怪獣好きとしては見逃せなかった。 キャラクター名や島の名前など、ゴジラやガメラが好きならニヤリとするオマージュが散りばめられている。 生物学的な知見で怪獣の謎に迫るのが面白い。 また、怪獣はあくまでも怪獣で、我々人類にとっては脅威でもある。 怪獣の出現などを災害的に捉えるなど、近年の怪獣ものの方向性...続きを読むも組んでいると思う。 それでいて、怪獣初心者でも楽しめる内容。 主人公の本多と、通称”トウキョウ”にも因縁がありそう。 動かない怪獣を解剖する中で、怪獣そのものの神秘性も感じられるのが興味ぶかい。
朝日新聞の書評をみて購入。 この発想は、どこにもないのでは? ストーリーテラーとしての才能が爆発してるのだけど、画力と釣り合ってないのが、残念。(むしろ、このタッチの絵が良いのかな)
上下巻まとめて読んだ感想です。 元々こういうジャンル(怪獣やSF的なもの)を読まない者としての感想です。 説明やセリフが多すぎる…。 怪獣のいるリアリティを感じたい人にとっては大事な要素かもしれないけど。 絵があまり上手ではないのでキャラクターの荒れや背景の狂いが気になってしまう。 キャラデザもや...続きを読むや古臭さを感じる。 セリフ疲れを起こしてる中で、下巻の緊急速報が鳴るあたりはグッと引き込まれる。 3.11の時代を経験した者に発動する仕掛けみたいなものがあるんだなぁ、としみじみ感じた。おそらく10代の人には掴めないだろうと思う。 怪獣の生々しさも感じたかったな。
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