香坂鮪の作品一覧
「香坂鮪」の「どうせそろそろ死ぬんだし」「みんななにかに縋りたい」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「香坂鮪」の「どうせそろそろ死ぬんだし」「みんななにかに縋りたい」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
元刑事の探偵である七隈とその助手である律が招かれた洋風建築「夜鳴荘」。そこでは医師でもある発起人の茶山をはじめとして、〈かげろうの会〉のメンバーたちがオフ会を開いていた。医師から余命宣告を受けた者たちが集まる会で、やがてひとりが突然、命を落としてしまう。その死には事件性はあるのか。そしてあるとすれば、『そろそろ死ぬ』予定の人間を殺す必要があったのか――。
というのが、本書の導入。『もうすぐ死ぬはずの人間が何故、殺された(?)のか』という魅力的な動機の謎を中心に据えた作品で、最初聞いて頭に浮かんだのは、法月綸太郎「死刑囚パズル」と鳥飼否宇『死と砂時計』みたいな作品だったのですが、終わってみ
Posted by ブクログ
まんまと引っかかった。
騙されていたことがわかると、思わず「えっ」と内心声を上げていた。声を上げた場面は2度ある。
二転三転と展開していくごとに面白く、手法としてはアガサクリスティもあの名作で使っているけれど、それでも全く気が付かなかった。
違和感は確かにあった。
たとえば彼の性格、たとえば検死の場面…
真相を知った後で、最初から読み直すとその違和感も解消されてくる。
個人的には、若干登場人物のセリフが、誰が言っているのか分かりづらいところがあったし、タイトルの伏線回収はやや強引な気もするけれど(えっ、なぜその人がその人を?)意外性で言えばここ最近読んだミステリの中でも上位に入る面白さだった。