小西公大の作品一覧
「小西公大」の「インドを旅する55章」「ヘタレ人類学者、沙漠をゆく~僕はゆらいで、少しだけ自由になった」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
面白かった~!
電灯売りの青年の「今」を生きるAal Izz Wellに感動し、土足で踏み込まれることに戸惑い、科学を超えたようなスピリチュアルな出来事に驚く。インドや沙漠社会のいろんな悲喜こもごもに筆者が示す率直な反応に、人類学者も私と同じ普通の人間なんだなと、すごく新鮮で楽しい感動があった。なんとなく可笑しみのある文体も楽しいな~。
今後どこの国に行くにしても、心に留めておきたいと思うキーワードが多々。
自分は日本社会においてはどちらかというと不思議な人生を送っていると思う(し、よく言われる)が、そんな自分でも良いんだなと、ゆらぎまくりの自分を肯定できるような気がした。
なんとなくずっと避け続けてきたインドに、最近呼ばれている気がする。
ようやく行ってみるときなのかもしれない。。
・「失敗」「怒り」によって「ゆらぐ」ことができる。その瞬間は戸惑い、苛立ち、逃げたくなっても、実は「ゆらぎ」の先に、新たな気づきや新たな関係の可能性が開けている。こともある。
・マジョリティでいられる環境から一歩外に出れば、自分は「異物」であり、何なら「穢れ」であるかもしれない。
・異物である自分がそこにいることは、良い意味で誰かの一生を変えるかもしれない。同時に、誰かの一生を負の方向に狂わせることにもなってしまう。それでも出会ってしまう。影響を与え合ってしまう。ゆるがせあってしまう。
・感謝をしないということの文化的意味。昔国語の教科書で読んだ「ありがとうと言わない重さ」を急に思い出した。それはモンゴルの話だったが、人とのつながりと助け合いを大事にする社会として、共通しそう。すぐに借りを返さないことで、あなたの関係性を継続して育むという意思があることを示すというのは、すごく素敵だなと思った。
・世界のあり方を説明する原理は複数あってもいい。
・「全ての原因を突き止めろ」でもなく「考えるな、感じろ」でもなく、「世界と踊れ」。(p.190)
実態と観念、具体と抽象、身体と精神という二分法を超えて、双方がせめぎあい、混ざり合い、溶け合っている。
『宗教は考え出されたものではなく、踊り出されたものだ』
マレット.R
「生きる」と「生かされる」の間で踊りたい。最高だ~