作品一覧

  • 僕たちの青春と君だけが見た謎

    僕たちの青春と君だけが見た謎

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,899円 (税込)
    長い夏休みを終えた青崎架月は、老人ホームでの現場実習に参加した。その後2学期最大のイベントである学園祭の準備が進む中、架月のもとには同級生からも先輩からも、様々な謎がもちこまれる──。まずは、部活の先輩が学園祭で展示するために描いた漫画に対する不可解なダメ出し。続いて、3年生の「警察」と言われる先輩も出動することになった新聞消失事件。さらに、同級生が学園祭のボイコットをはじめた理由探しなど、僕たちの「特別な青春」はまだまだ続く。『僕たちの青春はちょっとだけ特別』に連なる待望のシリーズ第2弾。
  • 僕たちの青春はちょっとだけ特別

    僕たちの青春はちょっとだけ特別

    小説・文芸

    4.4
    1巻1,899円 (税込)
    中学時代、クラスのお客様扱いでぼんやりと過ごしてきた青崎架月。15歳の春、この明星高等支援学校に進学したことで、そんな日常にちょっとした変化が。先輩が巻き込まれたゴミ散乱事件、ロッカーの中身移動事件、生徒失踪事件を同級生や先輩の手を借りながら解決していく。高等支援学校を舞台に、初めてできた友人たちとの対等な付き合いに戸惑う架月の青春と、彼が出合った謎を描く連作集。「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作。

ユーザーレビュー

  • 僕たちの青春はちょっとだけ特別

    Posted by ブクログ

    高等支援学校を舞台に、学校生活で起こる謎と向き合う青春ミステリ。

    主人公の架月は、いわゆる「空気を読む」ことや、相手の心情を推し量ることが苦手。そんな彼が苦手なりに相手のことを想い、疑いを晴らしたい一心で、躓きながらも仲間と共に立ち回る姿が印象に残る。相手を理解しようと模索しながら少しずつ成長していく様子には、胸が熱くなる。終盤に差し掛かかるにつれて深まっていく仲間との一体感は、本当に感動的だった。

    タイトルの匙加減も秀逸だと思う。傍から見れば確かに「特別」かもしれない。だけど当事者たちにとっては、ごくありふれた普遍的な高校生活の一コマであって、そこには特別も通常もなく、悩みや葛藤と向き合う高校生の日常が描かれているのだと思った。だからこその「ちょっとだけ」。その言葉に込められた優しさに読後感が心地よく残る一冊だった。

    0
    2026年10月26日
  • 僕たちの青春はちょっとだけ特別

    Posted by ブクログ

    作品紹介として「連作学園ミステリ」とありますが、この名作をミステリー作品とするのは少し解釈違いかな。これは私たちが架月たち特別支援生徒を理解するため、寄り添うためのまた新しいジャンルだと思います。
    読んで数分は頭に疑問符が浮かぶような言動こそあれど、登場人物たちの中には彼らなりの明確な常識があることを学びました。私たちの知らない努力や苦しみがあることを学びました。
    不器用ながらに生きる彼らの青春は特別かもしれないけれど、それは他の高校生以上に輝かしいものでした。

    0
    2026年08月25日
  • 僕たちの青春はちょっとだけ特別

    Posted by ブクログ

    仕事柄、特別支援学校や凸凹が極端な生徒という設定から興味津々。プロローグで主人公架月の虜になった。なんてぶきっちょで無愛想で、愛おしく健気な子なんでしょう。
    こんな彼らの日常や些細な出来事が立派な謎解きになる。画期的で斬新な一冊。

    0
    2026年08月23日
  • 僕たちの青春と君だけが見た謎

    Posted by ブクログ

    前作「僕たちの青春はちょっとだけ特別」を読んだ時に

    ちょっと勉強になって

    ちょっと驚いて

    ちょっと感動して

    タイトルのちょっとだけという言葉が好きだなぁ…と感じたんですね〜

    さてさて第二弾です〜♪
    二学期始まりました。
    学校のみんなも成長してましたよ。
    とてもゆっくりだけど確実に!

    だから知る事がたくさんあって、混乱して、傷つくことも増える…けど近い将来に社会に出てたくさんの人と関わる未来が待っている。


    難しいテーマをちょっとだけじゃなくたくさん感じさせてくれるシリーズです♪
    みんなと一緒に成長したいからシリーズ続けていただきたいな♡




    療育(発達支援)とは、障害のある子どもや発達に特性のある子どもに対し、将来の自立と社会参加を目指して行われる、福祉・心理・教育・医療を組み合わせた総合的な支援のこと。







    0
    2026年08月23日
  • 僕たちの青春と君だけが見た謎

    Posted by ブクログ

    『僕たちの青春はちょっとだけ特別』の続編。
    前作を読んだのは一年くらい前なので、細かい部分はほぼ忘れてしまっていたけれど、すぐに話に惹き込まれて、段々前作の雰囲気も思い出してきた。

    …みんな、成長したなぁ。
    というのが全編通した一番の感想。
    架月は『他人の気持ちを推し量るのが苦手』ながら、常に相手を怒らせず喜ばせたい。悲しませたくない。という気持ちからついに自主的に探偵業務をし出して、ちょっとズレてる部分もあるけど、思いやりの気持ちが溢れていて本当に良い子。
    莉音ちゃんも、前作のように突然激しく怒り出したりせず、うまく周りと付き合っている。
    優花先輩がまた凄くて、しっかりしていて気も使えるし、コミュニケーション能力も高くて頭の回転も早い。
    生徒たちと、それを見守る先生たちの温かさに目頭も熱くなった。

    ただ、今作では生徒たちが外の人と触れたことで、自分たちは普通に生活しているつもりなのに、周囲から特別な目で見られることに関しての違和感を感じている描写がここかしこにあり、複雑な気持ちになった。
    自分も、支援学校の生徒さんとあちこちで遭遇することがあるけれど、無意識のうちに(親切にしよう)と思ってしまう。
    健常者の子に対して同じ対応をするか?と考えると…気づかぬうちに彼らを傷つけ複雑な気持ちにさせているのではと反省した。
    では、どういう対応をするのが正解なのかはまだ分からないけれど…。

    支援学校で思春期を過ごす若者のリアルを知れて、なおかつ面白いこの小説。
    続編をまた楽しみに待ってます。

    0
    2026年07月31日

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