近岡裕の作品一覧
「近岡裕」の「技術者天国 日亜化学工業、知られざる開発経営」「検証 トヨタグループ不正問題 技術者主導の悲劇と再生の条件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「近岡裕」の「技術者天国 日亜化学工業、知られざる開発経営」「検証 トヨタグループ不正問題 技術者主導の悲劇と再生の条件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
なかなか思ってたより有益でした
メーカーの経営、いまいるまったく違う業界でも参考になる。
現場の声が経営に届かずとあるけど、はなから相手にするつもりもないのかもしれない。で、現場はある意味やるしかないモードとなり、不正に手を染める。経営って、そんな簡単なことで成り立つなら、何もしない人が一番仕事できるになりかねないですね。
・ダイハツ内部通報制度、行政指導あり
・ハードが上、ソフトが下というヒエラルキー→トヨタのコンカレント開発へ繋がった
・後工程はお客様
・トヨタには、職位に関係なく、最もよく知っている人を尊重する文化がある。これ、ほんといい文化
・全体最適を目指して全員参加で問題解決す
Posted by ブクログ
1.技術力の向上
-不足技術力の洗い出し
-外部からの導入
-部門横断チームの結成
2.トヨタのエンジン開発プロセスのグループ導入
-リスク評価の導入
-法規解釈プロセスの導入/法規解釈の標準化
-牽制機能の導入
3.トヨタの問題解決方法の応用
-みんなで知恵を搾る
-チーフエンジニアが問題を発見
4.本当のことが言える組織になる
-都合の悪い情報を優先する仕掛け
5.国際ルールをリードする
6.納期の延長を認める
-時間よりも認証業務を優先
7.改善の手をゆるめない
8.社員のコンプライアンス意識を高める
-何のために働いているのかを考える
Posted by ブクログ
業界関係者に聞くと口を揃えてトヨタの対外的な強さを語る。それは市場スケールと影響力を手に入れたものに可能な帝王学のようなもので、傲慢さとも言える。コストダウンの求め方も強烈。しかし、作業標準も徹底し、ライン工程ごとに可視化した上で日々カイゼンを話し合う土壌において、検査や品質不正が発生させられるとは思わなかった。この問題を聞いての正直な感想だ。他方で、長年の不正はその実証確認が市場を介して行われてきたとも言えるため、却って自信を持ったり、前例主義で正当化されたものもあるだろう。
本書は詳しくトヨタグループの不正内容を分析し、解説する。トヨタグループに限らず、日本全体で不正が通報されやすくなっ