作品一覧

  • ごめんなさい、もうこれ以上頑張れません 生きづらい社会で傷ついた人が、再び「自分」を取り戻すまで

    ごめんなさい、もうこれ以上頑張れません 生きづらい社会で傷ついた人が、再び「自分」を取り戻すまで

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    ガタン、ゴトン。 電車の走行音が響く、小さな私鉄の駅前に、 「日本一優しい」と評判の精神科医がいます。 そのクリニックを訪れるのは、 理不尽な現代社会で心に深い傷を負い、 人生の歩みを長く止めざるを得なかった人たちです。 ・理想を胸に教師になったものの、過重労働で心が押しつぶされそうになった若い女性 ・出世を機に人生の歯車が崩れ、うつに苦しんだ元エース営業マン ・一流企業でのパワハラにより休職へ追い込まれた女性社員 ・病気の母を案じるあまり、日常の中で「儀式」を増やし過ぎた親思いの娘 ・アルバイトでの挫折をきっかけに、人の視線が怖くなり引きこもった青年 彼らは特別な存在ではありません。 私たちと同じように日々を懸命に生きながら、 ほんの小さなつまずきで心の均衡を崩してしまった、 ごく普通の人たちなのです。 戸惑いの中でクリニックを訪れた彼らは、 医師のゆっくりとした言葉や寄り添う姿勢に支えられながら、 少しずつ「自分らしさ」を取り戻し、 "無理をしないで生きる力"を学んでいきます。 その過程で身についていくのが、 心を立て直すための「4つの視点」と、 心身を守るための「休み方の技術」。 どれも、誰にとっても日常のなかで役立つものばかりです。 本書が描くのは、"完璧な回復"ではありません。 不安や痛みを抱えたままでも、 "自分のペースで前へ進めるようになる"という、 静かで確かな変化です。 仕事に追い立てられ、気力が尽きかけている現代の私たちへ----。 本書は、 「もう少しだけ、自分に優しくしてもいい」 そんなふうに、そっとつぶやいてくれる一冊です。
  • 心の病になった人とその家族が最初に読む本

    心の病になった人とその家族が最初に読む本

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    1万人を診察してきた精神科の名医が 「心の病」への対処法を教えます。 ●どんな症状が出たら、心の病だと分かるのか ●もしも、身近な人に症状が出たらどうすればいいか ●どんな医師に相談すればいいか ●どんな治療で、心の病は治るのか ●もしも、暴れるなどの緊急事態になったら何をするのか さらに、 「うつ病」 「パニック障害」 「強迫性障害」 「統合失調症」 「解離性同一性障害」 といった個別の病気への向き合い方も、この1冊でわかります。 心の病は、1つの病気が発症すると、 他の病気も連動して発症することがあります。 個別の病気の解説に加え、さまざまな病気の関連性と、 具体的な対処が詳細な事例とともに紹介されています。 心の病を治すために、一番大事なのは 患者本人が前向きに生きる自信を取り戻すこと。 そのために著者が30年の精神科医経験を基に 開発したのが「肯定的体験療法」です。 医師、家族、周囲の人たちが協力しながら 患者自身に肯定的な体験を繰り返してもらうことで 前向きに生きる力を養います。 詳細は本書をご参照ください。 自身が、家族が、大事な人が 心の病になった時に、まず読んでほしい1冊です。

ユーザーレビュー

  • ごめんなさい、もうこれ以上頑張れません 生きづらい社会で傷ついた人が、再び「自分」を取り戻すまで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    診察室での先生と患者の会話の物語はとても読みやすかった。
    回復とは、完全に元通りになることでも、もう2度とうつ状態にならないことでもなく、
    「体調の波と付き合う技術が増え、うつ状態から抜け出す速度が上がること」←私流に、本とは少し違う言葉を使ってます。
    紹介されている「回復の4つの視点」と「休む技術20」は簡単にcanva で作成し、手帳の最初のページに貼った。データ化したから、手帳が新しく変わるタイミングで印刷し、貼り続けたい。

    0
    2026年10月09日
  • 心の病になった人とその家族が最初に読む本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    精神科医の鏡!

    自分の精神科医は薬物治療を推薦して
    薬物治療に不安があったが
    この本を読んで薬物治療の大切さを理解できた!
    また実践治療も大丈夫なのがわかり、両輪で回復する必要があることを学べた!

    鬱でも読みやすい本だった。

    0
    2025年07月20日
  • ごめんなさい、もうこれ以上頑張れません 生きづらい社会で傷ついた人が、再び「自分」を取り戻すまで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    **p.16〜(春香さんの話)**
    職場の空気が重く感じられ、電車でも恐怖を感じるようになった春香さん。不眠、食欲低下、動悸、音や光への過敏さは心の病の前ぶれでしたが、本人は気づかず、「頑張らないと」と自分を奮い立たせて出勤を続けていました。もっと早い段階で心と脳を休ませる技術があれば、ここまで悪化しなかったかもしれない。そこで著者は、うつ病や不安症の患者さんに「休む技術20」を伝えています。

    **p.108〜112(坂本さんに伝えた「休む技術20」)**
    坂本さんが家庭や職場で身につけた休み方を整理した20項目です。

    *A:心の休息(思考と感情を休ませる)*
    1. 淡々と生きる:感情の波に流されず、落ち着いて現実を受け止める
    2. 自分をネガティブに追い込まない:悪い考えになったら早めに切り替える
    3. 何もしない勇気を持つ:「何かしなきゃ」という焦りから自由になる
    4. 比較の世界から一歩外に出る:他人との競争や評価から一度離れる
    5. 絶対的プライドを意識して育てる:結果に関係なく「生きているだけで価値がある」と感じる
    6. 同じ心配を続けない:意識を別の方向に向けて、考えのループを止める
    7. プラスを増やし、マイナスを減らす:欠点も含めた自分を受け入れ、悪い刺激からは距離をとる

    *B:体の休息(体を回復させ、整える)*
    8. 疲労をモニタリングする:疲れを数字にして見えるようにする
    9. 計画的に休憩を入れる:限界の前に休み、「早めに止まる」習慣をつける
    10. 睡眠を整える:寝る時間と起きる時間を決め、光・音・カフェインを調整する
    11. 食事を摂る:食べることを「自分を養う時間」として大切にする
    12. ストレッチやテレビ体操などの軽運動を取り入れる:できる範囲で続ける
    13. 散歩を心がける:リズムのある運動と外の光が、気分を自然に上げる

    *C:生活の休息(環境・人間関係・生き方を整える)*
    14. 趣味の時間を確保する:「楽しい」と感じる時間が一番の回復薬
    15. 動物とのふれあいを持つ:生き物と関わると安心感が得られる。見るだけでもいい
    16. 自然に触れる:都会でも、花や風や光に目を向けるだけで生活のリズムが戻る
    17. 家族を大切にする:普段から感謝の言葉を伝え合う
    18. 職場の人間関係を大切にする:思いやりを持って働くと、仕事が「生きる場」になる
    19. キャパオーバーを避ける:自分の限界を知り、早めに上司やチームと相談する
    20. キャパオーバーになったら、疲労回復を最優先する:立ち止まり、眠り、休むことが回復の第一歩

    **p.147(高橋さんの話・強迫症)**
    著者は、強迫症が「治る」とは不安がなくなることではなく、不安があってもやり過ごし、自分らしく暮らせることだと考えています。お母さんを思いやる優しさは、以前は高橋さん自身を追い詰めていましたが、今はそれを「支える力」に変えられています。お母さんと音楽を聴いたり、家族写真を見たりする時間を大切にしているそうです。

    **p.206(多田さんの話・社交不安症)**
    著者の治療の中心にあるのが「絶対的プライド」です。症状や劣等感も含めた「丸ごとの自分」に存在価値があると信じることで、人との比較に振り回されない土台ができます。このような「相対から絶対へ」の考え方が著者の精神療法の特徴です。病名と仕組みを説明されて、多田さんは少しほっとした表情を見せました。

    **p.234(おわりに)**
    「ひとりじゃない」と少しでも感じられたなら、回復はもう始まっています。回復とは、元どおりになることでも、二度と揺れなくなることでもありません。揺れとつきあう方法が増えて、立ち直るのが早くなることです。朝の光、短い散歩、温かい飲み物、5分だけの片づけなどの小さな「できた」が、次の「できそう」につながります。

    春香さんの「気づかずに頑張り続けてしまった」話や、20カ条の「何もしない勇気」「絶対的プライド」あたりは、撮っておきたくなる気持ちがよくわかります。特に響いた項目はありましたか?

    0
    2026年10月06日
  • ごめんなさい、もうこれ以上頑張れません 生きづらい社会で傷ついた人が、再び「自分」を取り戻すまで

    Posted by ブクログ

    心に残る文がたくさんあった。
    こんなに寄り添ってくれる先生もいるのだなと。


    人の価値は多面的なもの。
    職場での価値はあくまで人生の中の一側面に過ぎないから、会社を一歩出れば忘れていい

    心の病になる人は少しだけ人より想像力が豊か。
    悪いことではなく、むしろ人生を深く味わうための材料にもなり得る。

    あなたの人生と存在そのものに価値がある

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    2026年08月04日
  • ごめんなさい、もうこれ以上頑張れません 生きづらい社会で傷ついた人が、再び「自分」を取り戻すまで

    Posted by ブクログ

    頑張り過ぎて心身を壊した様々な患者たち。
    彼ら・彼女らが訪れたクリニックで、この本に登場する精神科医は、薬物療法を土台に、その上に言葉によるサポート・精神療法を行います。

    精神疾患は一朝一夕に寛解するものではありませんが、患者たちは失敗もしながら、しかし地道に・着実に回復へと向かっていきます。否、ゆっくりでなければならないのでしょう。急に治ったことにしても、すぐに元通りだからです。時間という要素、心配でも見守る点は、おそらく精神医療にとって大事なことなのだと思いました。

    こんなストーリー展開のこの書籍。もし、自分がこの先生に巡り会えていたら、、、人生は今とは異なっていたに違いありません。

    0
    2026年07月10日

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