アンドレ・レトリアの作品一覧

「アンドレ・レトリア」の「戦争は,」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 戦争は,
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    戦争は,何も知らない人たちの柔らかな夢に入りこむ.戦争は,物語を語れたこともない.--気づかぬうちに進行する病気のように日常をずたずたにし,野心や憎しみを糧に貪欲に育つ戦争.自らも独裁政権に抗した,ポルトガルを代表する文学者の詩とその息子による絵で,戦争の残酷な本質を描く.今こそ読まれるべき,衝撃的な絵本.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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ユーザーレビュー

  • 戦争は,

    Posted by ブクログ

    この本は物語ではなく、「戦争は〜」という一文ずつで淡々と語られる作品だった。けれどその一つひとつが胸に迫り、どれも確かに「戦争の顔」を映していると感じた。戦争にはいろんな側面があるのだと、読むたびに考えさせられる。

    絵はシンプルで色も限られているのに、不気味さや緊張感がにじみ出ていて、言葉の重みとともに強い印象を残す。文章が短く少ないからこそ、読み手に「あなたはどう思う?」と問いかけてくるようでもあった。

    私は戦争を知らない世代だ。けれど、今の平和は過去の痛みや犠牲の上に成り立っているということを、この本を通じて改めて考えさせられた。戦争を体験した人たちの声が届きにくくなってきている今、こ

    0
    2025年08月06日
  • 戦争は,

    Posted by ブクログ

    「戦争は、日常をずたずたにする。」
    「戦争は、憎しみ、野心、恨みを糧とする。」
    どの戦争も同じだと思う。怖すぎるのだ。

    0
    2025年08月06日
  • 戦争は,

    Posted by ブクログ

    「戦争は〜」という文が積み重ねられていく。詩だだな感じたが、やはり作者はポルトガルの詩人だった。淡々としているが、一つ一つ考えさせられる文。「戦争は、何も聞かない、何も見ない、何も感じない」「戦争は物語を語れたことがない」など。そして、それらの文に組み合わされた黒を基調とした絵、さらに文がない間のページの絵が、文と同じくらいに雄弁に、迫力を持って語っている。
    繰り返し読みたい1冊。

    0
    2025年07月23日
  • 戦争は,

    Posted by ブクログ

    ウクライナとガザの悲惨な状況を見聞きしている今、この絵本の語る事が身に迫ってくる。
    戦争を始めてはならなかった。先の大戦で、終わらせる事の難しさを学んだのではなかったのか、と。原作は2018年なので、まだウクライナもガザも侵攻されてなかったが、きな臭くはあった。
    「戦争は沈黙だ」ラストの言葉は警告だ。
    小学校高学年くらいの人に読んでもらいたい。中高生には、世界の現状を学んで、併せて読んで欲しいと思う。
    絵が内容とあっていて、より深く考えさせられた。

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    2024年08月31日
  • 戦争は,

    Posted by ブクログ

    静かに忍び寄りやがて世界を覆い尽くす戦争は、憎しみ、野心、恨みを糧とする。今もやまない戦火。理不尽に踏みにじられる市民の生命。
     憎しみの連鎖、理解できない為政者への恐怖を乗り越え、対話と理解、人権と平和を理性の力で実現してほしい。

    0
    2024年08月15日

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