作品一覧

  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください
    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    1万部を突破した伝説的ヒットの自費出版エッセイ集、 新たに17篇を加え、待望の商業出版! 一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人へ捧げます。 ◎又吉直樹さん・蓮見 翔さん・松本壮史さん 大推薦◎ 笑いも、恥も、傷も、忘れ去った記憶さえも尊いものだと気づかせてくれた。 感情が論理を超え、愚かさに光が宿る。そんな本当の瞬間が綴られた作品を、心から祝福したい。 (又吉直樹さん) 何にもいいことないなって思ってる人は読んでみてください。 あ、これ確かにいいことだわって気づけるものがたくさん詰まってます。 僕はこの本を読んでから、外を歩く時に楽しいと思える瞬間がちょっとだけ増えました。 (蓮見 翔さん/ダウ90000) ぼんやり不安を抱えながら、のんきな文体で東京の街を軽快に彷徨う。 磯丸水産で、バルト9の帰り道で、荻窪のスーパー銭湯で。 すごく個人的なことばかり書かれているのに、たまに記憶の奥底とシンクロしてはちきれそうになった。 みっともないことばかりだけど、よく見たら日々はそれなりに光ってるのだと教えてくれる。 (松本壮史さん/映像ディレクター) 23区に上京したある女の子の東京での生活を中心としたエッセイ集。 せわしない日々からこぼれていく感情や体験をユーモアたっぷりに掬いあげる文章に心がほぐれる全40篇。 ※挿絵・装画:佐治みづき
  • これが生活なのかしらん
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。 それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、 たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、 それはもちろん自分の生活であるわけです。 その自分の生活というものを、つまりは現実を、 べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、 みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。 ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。 --------------------------------- 自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した 『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作! まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。

ユーザーレビュー

  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

    Posted by ブクログ

    東京の日常をゆるく切り取ったエッセイ。小原さんの“なんてことない日々”の描き方がすごく好きで、一気読み。

    読んでいるのは作者の日常なのに、気づくと自分の昔の記憶がふわっと重なって、ちょっとだけ胸があったかくなる。そんな本でした。

    0
    2025年11月19日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あまりにもよかった。
    涙が出てくるところも多かったし、声を出して笑った。これはやばい。だいぶ好きかもしれない。

    以下好きだった言葉など抜粋

    「そうか、わかったぞ、神様はいるんだ」
    神様はいるいないいるいるいないいるひまわりもぎ取り占いましょう

    「笑顔が支えになってたからなあ」
    彼女は言った。しくしくとしくしくの間に言った。
    「あのね、いつ戻ってきてもいいからね。人生はがんばらなくたって、いいんだからね」

    プラスチックでできたビールジョッキをぐっとあおると孤独の味がする。孤独はおもしろい。なにを見て、なにを感じても、だれにも責められない。それがとてもおもしろい。
    私など死んだらいいわ生ビ

    0
    2025年11月13日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

    Posted by ブクログ

    誰にでもありそうで、ないような。
    友達の話を聞いているような
    エピソードでありながら、
    やっぱり、違う。

    日常の中に、ひっそりと隠れている哀しみの気配が
    あたたかく、時に楽しく描かれていて
    ぐいぐいと惹きつけられる。
    どの話も、一気に読んで、読み終わった後
    何か心に残る、そんな感じ。

    とても評判が良くて、手に取ったのだけれど、
    これは、そうだよな。惹きつけられて
    読んでしまうよな。と、しみじみ。

    次作も楽しみ。

    0
    2025年10月29日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

    Posted by ブクログ

    おもしろかった!!
    朝井リョウ氏のゆとりシリーズが好きな人は、気に入るかもしれない(私も好き)。

    くすくす笑わされていたら、次の一文で急に感動したり。
    感傷的な気持ちで読んでいたのに、次の一文で思わず声を出して笑ってしまったり。

    くだらない生活の中の些細な出来事でも感情を揺さぶられることがある。それを見逃さずに面白おかしく書かれていて、でもどこか繊細で。
    さくさく読めて文量も多くないので、あっという間に読み終えてしまった。

    エピソード自体はそんなにインパクトがなかったりもするけれど、ユーモアのある言葉選びと ゆるさのセンスが私は好き。
    改行の有無でテンポ感を変えたり、平仮名のままの表記が

    0
    2025年09月29日
  • これが生活なのかしらん

    Posted by ブクログ

    友人の杉野さんが姉につけられたあだ名が「斎藤」というエピソードは、
    田中芳樹氏『創竜伝』の子犬に「松永良彦」と名付けた以来の衝撃だった。

    それと兄のレモンティーたまらん。

    美容室の先輩の客引きのコツが自分に全く応用できなかった話はふつうに経済のTipsとして感心した。
    対象(客)と自分(販売)がお互い人間だとマニュアル化できなさすぎる好例。
    「自らのストロングポイントを生かして対応しよう!」
    とか具体性に乏しい自己啓発本みたいなのが流通するのはこういうケースがあるからだろう。

    0
    2025年09月20日

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