ヒュー!
思わず口笛をふきたくなるくらい、かっこよくて痛快な物語だ。
ビリーをはじめとする女性4人の暗殺者は、〈美術館〉と呼ばれる組織でナチの残党やその他の悪党どもを暗殺する仕事をしていたが、60歳で定年となり引退した。
記念のクルーズ旅行に4人揃って出かけたのは良いものの、それまで献身を尽くして
...続きを読むきた組織に、逆に命を狙われることに。
何が起こっているのかわからないまま、4人は「殺されないために」反撃に出る…。
この4人のおばあちゃんがとてつもなくかっこいい。それぞれ得意分野があり(毒物に強いとか)、友情があり、ロマンスがあり、100パーセントさまざまな角度から楽しめる「暗殺小説」。
かと思えば普通の60歳女性と同じように、身体の不調やスマホの扱いに嘆かされ、愚痴を吐きつつも適応きていく。そのコメディ部分も本当にリアルで、何度も声を出して笑ってしまった。
著者さん続篇を!お願いします!!