周見信の作品一覧

「周見信」の「台湾の少年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 台湾の少年1 統治時代生まれ
    4.0
    1~4巻2,640円 (税込)
    一九三〇年,日本統治時代の台湾に生まれた蔡焜霖(ルビ:さいこんりん)は,読書が好きな少年で,教育者になることを夢見て育った.戦争の色濃い時代は日本の敗戦で終わったが,戦後は国民党政権による新たな支配が始まり,ある日,町役場で働く焜霖のもとへ憲兵が訪ねてきて…….白色テロの深い傷を描いた台湾の傑作歴史コミック,第一巻.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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ユーザーレビュー

  • 台湾の少年4 民主化の時代へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全巻通しての感想。
    あまりにも教養がなく、この本で初めて知ることばかりだった。無知ゆえに引っ掛からなかった過去の経験が新しい意味を持って思い出されることがたくさんあった。
    ようやく「悲情城市」を観られる。

    0
    2025年11月03日
  • 台湾の少年4 民主化の時代へ

    Posted by ブクログ

    決して他人事で言ってるわけではないですが、台湾の歴史はすごい。とても複雑に絡まり合ってるし、親子でも言葉通じないくらい変化が激しい。
    そんな大変な社会に生きながら、悲しいことも乗り越えながら、タフでエネルギッシュで明るく暮らしている台湾の人たちを心底尊敬します。

    主人公の蔡焜霖さん、調べたら一昨年92歳でお亡くなりでした。もっと早く知りたかったな。お疲れ様でした。
    自分と40年近くも人生がオーバーラップしている方がこんなに大変な人生を送ってたなんて。親とか祖父母とか同じ時代を生きたどなたかの目線で社会を振り返るって、教科書的な歴史の勉強とまた違う。知ってるつもりで知らなかったことがいろいろ出

    0
    2025年06月15日
  • 台湾の少年1 統治時代生まれ

    Posted by ブクログ

    漫画の4分冊の大作といえば私は「アドルフに告ぐ」(手塚治虫)を思い出す。私が大学時代に読んだ「初刊『アドルフに告ぐ』(文藝春秋刊全4巻)」のことだ。だが「アドルフ~」が史実を下敷きとしながら登場人物のほとんどは手塚の創作なのに対して、「台湾の少年」は蔡焜霖という実在した台湾人の波乱の生涯が脚色された物語だ。

    ところで私が改めてこの本の読後に愕然としたのは、私が台湾の歴史をあまりに知らないという事実を突きつけられたことだ。私が「アドルフ~」を読んでいた1980年代後半の大学生の頃までに並行して、台湾では1987年7月15日に解除されるまで、1949年5月に発布された戒厳令が数十年継続していたの

    0
    2025年01月05日
  • 台湾の少年4 民主化の時代へ

    Posted by ブクログ

    歴史というのは途切れずに続いているものなんだな、と改めて思う。
    いい意味でもあり、悪い意味でもあり。

    調べると昨年に蔡焜霖さんは亡くなっている。
    歴史を紡いできた人を亡くすことで、人間はまた同じような過ちを犯してしまいがちだ。
    戦争などが多発している今の世界を見るとそう思える。

    こういった書籍が、歴史を思い出す一助になればいいのだけど、果たして…。

    0
    2024年10月19日
  • 台湾の少年3 戒厳令下の編集者

    Posted by ブクログ

    「無実の罪」での、10年間の収容生活からようやく逃れるも、警察の監視の目はずっと続く。

    出版会社から、広告会社と渡り、順調にキャリアを駆け上がるが…。

    この時代の日本はお手本とされる部分があったのだなと感じる…。

    0
    2024年09月30日

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