作品一覧

  • シャネル 人生を語る
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    孤高の少女時代からモード帝国を築くまでが、自身の肉声により甦る。清新な全訳と綿密な注釈により恋愛遍歴や交友録が明らかに。唯一の回想録。
  • 日常的実践のポイエティーク
    4.3
    1巻1,815円 (税込)
    読むこと、歩行、言い回し、職場での隠れ作業……。それらは押しつけられた秩序を相手取って狡智をめぐらし、従いながらも「なんとかやっていく」無名の者の技芸である。好機を捉え、ブリコラージュする、弱者の戦術なのだ――。科学的・合理的な近代の知の領域から追放され、見落とされた日常的実践とはどんなものか。フーコー、ブルデューをはじめ人文社会諸科学を横断しつつ、狂人、潜在意識、迷信といった「他なるもの」として一瞬姿を現すその痕跡を、科学的に解釈するのとは別のやり方で示そうとする。近代以降の知のあり方を見直す、それ自体実践的なテクスト。
  • シャネル―最強ブランドの秘密
    3.7
    1巻740円 (税込)
    動きやすくて機能的な働く女性のための服を次々つくりだして貴族趣味を時代遅れにしたシャネルは、女性の社会進出と大衆消費社会を先取りした近代初の女性起業家だった。ひた隠しにした出自とセレブとの交流、大国アメリカへの親愛感と侮蔑。ファッションブランド研究の第一人者が、永遠にオーラを放って女性たちを魅了する「最強ブランド」の秘密を、伝説に彩られたその生涯と辛辣で知性に満ちた「シャネル語録」から探る。まるごと一冊シャネル論!

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ユーザーレビュー

  • 日常的実践のポイエティーク

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     合理性や理性みたいな、いわゆる「理系」的なものを重要視する現代。でもやっぱり理性だけじゃ解決できないことあるよね?科学だけが正しいとは限らないよね?と問いかけられる本。
     「海獣の子供」という漫画内でも、宇宙の総質量のうち90%以上は観測できない「暗黒物質」だと言われていた。科学は役に立つけど科学の目では見れないところも沢山あって、そういう問題をどう乗り越えるのか、興味深いものが沢山ある本だった。
     夏目漱石が言っていたが、回向院の相撲の如く、人生は案外力づくで、無理矢理で、非合理的にどうにかするものかもしれない…。

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    2022年02月08日
  • 日常的実践のポイエティーク

    Posted by ブクログ

    『その時ひとは、ページをよこぎって漂流し、旅をする目はおもむくままにテクストを変貌させ、ふとしたことばに誘われては、はたとある意味を思いうかべたり、なにか別の意味があるのではと思ってみたり、書かれた空間をところどころまたぎ越えては、つかの間の舞踏をおどる』―『解説』

    ヴィトゲンシュタインが定式化した「語り得ぬもの」について、ミシェル・ド・セルトーは「沈黙」することなく、訥々と語り続けてゆく。たとえ「語る」という行為を文字に起こした瞬間から、行為に含意されていた意図を失った屍となって「他者」に委ねられてしまうものと理解していても、この知の巨人はその限界に挑み続ける。自分はその「意図」なるものを

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    2021年05月21日
  • シャネル―最強ブランドの秘密

    Posted by ブクログ

    タイトルだけ見ると、ありがちな内容だとおもいますよねえ。

    私も中身を確認することなく通り過ぎた本でした。が。

    会社の某BOSSに薦められ、読んでみたら最高でございました。

    通勤&LUNCH時くらいで速攻読めます。

    ココシャネルさんってこんなにかっこいいんだ。

    しかもあの時代だもんな。

    ブラント論の軸で読むとかなり覆されます。それがいいのね。

    タイトル見て読むの止めた人には読んでほしいなあ。

    中身に触れるときりないし、エキス言うとネタバレになるだろうし。詳しくは是非読んでみてください。

    痛快です。

    今で言うと誰だろう。思いつかん。 だれもいないな。 こんな人。

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    2009年10月04日
  • シャネル―最強ブランドの秘密

    Posted by ブクログ

    シャネルは以前のクチュリエたちのモード(メイドに着せてもらわなければならない服)を、働く女の為のモードに塗り替えた。
    飾り立てることを嫌い、実用的なものを好んだ。
    エピソードとして面白かったものは、
    以前の飾り立てたモードのアンチテーゼとしてイミテーションジュエリーを考え出したこと。
    現在のアクセサリーはシャネルが作ったのだ。
    こういったブランドの本質を少しとはいえ知ると、今まで興味がなかったにも関わらず欲しくなるのが
    一般人の性だ。しかし、ココ・シャネル自身は「着たきり雀」で同じスーツを何年も愛用していたという。流行を作り出すことは彼女にとって、商売でしかない。
    「廃れるのがモード」と言いつ

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    2018年05月26日
  • シャネル―最強ブランドの秘密

    Posted by ブクログ

    2017年19冊目。

    ショルダーバックやリップスティック、シンプルで実用的な洋服、ショートカット、ブラック。これらを全てシャネルが生み出したものだったとは。
    彼女の時代に対する強いアンチテーゼがこの伝説の存在にさせたのはいうまでもなく、またその常識にとらわれない自由な発想力や、自分のセンスを信じて突き進む推進力の凄さにも感嘆した。

    シャネルの残した力強い言葉の数々は、ブランドだから、高価だからという理由でシャネルを身につけている浅はかな女たちにも衝撃を与えるだろう。

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    2017年02月26日

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