作品一覧

  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる
    4.4
    1巻1,760円 (税込)
    「わからなさ」を抱えて生きる方法を熱論! 情報や刺激の濁流にさらされる加速社会は、即断即決をよしとする世界だ。私たちは物事を性急に理解し、早々に結論を出し、何でも迅速に解決しようとする。しかし、それでいいのだろうか。「ネガティヴ・ケイパビリティ」とは不可解な物事、問題に直面したとき、簡単に解決したり安易に納得したりしない能力のこと。わからなさを受け入れ、揺れながら考え続ける力だ。注目の若手論客3人が対話でネガティヴ・ケイパビリティの魅力と実践可能性に迫る知の饗宴!         *       *        * リスクや不確実性に満ちた社会を渡り歩くために、大半の人は余計な時間やコストをかけることを避け、身軽で即断即決のスッキリした生き方、悩みや疑いなどないスピード感ある生き方を追い求めています。そういう流れに抗して、私たちはこの本で「ネガティヴ・ケイパビリティ」の価値を訴えようとしています。本書の試みは、濁流の中に「よどみ」を作るような仕事だと言えるかもしれません。激しすぎる流れの中で、魚やその他の水生生物は暮らしを営むことができません。魚などが暮らしやすい環境には、「よどみ」があります。同じことが、人間の生態系にも言えるはずです。何事も変化し続ける社会において「よどみ」は、時代遅れで、回りくどく、無駄なものに見えますが、そういうものがなければ、私たちは自分の生活を紡ぐことに難しさを感じるものです。逆に言えば、この社会に「よどみ」が増えれば、前よりも少し過ごしやすくなります。(「はじめに」より)
  • 日本の政策はなぜ機能しないのか?~EBPMの導入と課題~
    3.8
    1巻924円 (税込)
    近年、政治の世界ではデータやファクトにもとづいた政策形成の流れができており、「EBPM(Evidence Based Policy Making)」と呼ばれている。しかし実際にはヘンな政策ばかり実現されるし、時間と費用の無駄ではないかといった疑問は残る。いったい私たちはどのように政策を考え、評価すればよいのだろうか? 専門家じゃなくてもスルスル読めて、関係者にはグサッと刺さる。気鋭の学者が届ける政策のあたらしい見取り図。

ユーザーレビュー

  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    取り上げられる話題は豊富だが、語り口も丁寧な3人の鼎談ということで読みやすかった。
    身近な問題から丁寧に考えていく。身の回りにいる近しい人に対し、まず大切に接していく。本書籍の主題では無いが、そんなことを考えた。

    0
    2026年04月04日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    イベントではなくストーリーで考える(紋切り型にはめるのではなく)
    対話は対立を深める、相手の話を聞く前に、相手を観察してみる、わからなさを抱えながら、相手を見てみる
    サードプレイス的な中間集団がなく、プライベートとパブリックが直接つながると、方言や自分の言葉がないから強いナラティブに絡め取られる

    0
    2026年03月19日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    ネガティブ・ケイパビリティ、知らない概念だった
    すぐ正解とか回答を求めたくなるけれど、あえてすぐに答えを出さない、じっくり考える、それに耐えられる力、許容する力のように解釈しました
    自分の中のナラティブ(物語)を持つ、流されない気持ちも大事だし、何もかもを自分ごとにしなくても良い、読んでいてそんな目線もあるのか〜と目から鱗な場面も多々、読めて良かった、構成考えて話の中心にいた谷川さんのpodcastをききはじめました!

    0
    2026年03月17日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白い。
    谷川さん、朱さんの著書を齧ってから読んでいるので、各々の研究・思考というベースがあり、それを対談で発揮するとこういう展開になるのかと感動。

    『アイデンティティ』『社会秩序』『社会通念』は仮固定的なものであり、いくつかのノイズに晒されながら絶えず己を変化させつつある。という現代思想の立場を踏まえた上で読み解くべき一冊かと思う。


    以下、印象に残った箇所。
    【対話は自分の能力以上の力を発揮させる】
    人間の能力は「脳」単体ではなく、状況や周囲との相互作用の結果のパフォーマンスとして考えるべき。
    人との対話の中ではじめて浮かんでくるボキャブラリーもある。

    【諍いを生み出す「

    0
    2026年02月23日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    あなたがいることでこの会話ができる・この発言ができる。
    対話ってこうありたいなと思える3人の会話だった。ボキャブラリー自体を引き出し、引き出される関係で柔軟に展開される語りに非常に引き込まれたり、引き出されて視点を調節しなおしたりされる本だった。本書はネガティブケイパビリティというワードから創発される様々な論点(陰謀論、言葉遣い、アテンションエコノミー、SNS、ethic、中間共同体、観察、エピソード)で自由に話されている。
    終盤の、「イベントよりエピソードに焦点を当てる」という話は本当に腑に落ちた。別に目立たなくてもいい、自分自身がそこにアテンションを当てて手触りがある、他の人にはあまりアテ

    0
    2026年02月11日

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