相場大佑の作品一覧
「相場大佑」の「アンモナイト学入門:殻の形から読み解く進化と生態」「化石図鑑」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「相場大佑」の「アンモナイト学入門:殻の形から読み解く進化と生態」「化石図鑑」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
アンモナイトは示準化石であり、一般的な知名度も非常に高いが、思えばそれに焦点が当たることは多くないなと思う。恐竜などの巨大生物に比べ地味だからか。わかる、巨大生物はロマンだもんな…。でもアンモナイトも負けじとロマンを持っているのだ。
本書を読んでタフォノミーや、アンモナイトが巻かれていった理由等初めて知れたことが多い。一括りにアンモナイトと言って種の数は数十万もあるというから驚いたが、何億年も続く種の系譜なのだからそれも当然ではあるかと納得する。生き物の進化は多様な経緯で成り立つが、アンモナイトひとつに絞っても、本当に多くの過程の上で多くの種が成り、時には種が絶滅し、アンモナイトそのものが途絶
Posted by ブクログ
アンモナイトの進化の過程には、およそ5億4000万年前の古生代カンブリア紀に地球史上はじめて生き物の体に眼ができたことで、眼で獲物を見て襲う食う・食われるの関係がはじまったことにより、攻撃と防御の応酬で進化が加速したとされている。カンブリア爆発と呼ばれる現象とアンモナイトの進化が関係していることに驚いた。
波打った隔壁との交わり部分にできる模様は「縫合線」と呼ばれるが、この模様は進化の中で複雑化した。この傾向は古くから認識されていたが、1992年に、ペンシルベニア大学(アメリカ)のジョージ・ボヤジアンとウエスト・チェスター大学(アメリカ)のティム・ラッツにより定量化され、改めて明らかなパター