相場大佑のレビュー一覧

  • アンモナイト学入門:殻の形から読み解く進化と生態

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    誰もが名前を知るアンモナイトには興味深い話題が無数にある。なぜ渦巻きなのか、なぜ多様な形態をしていたのか、生態は?その1つ一つを最新の学説と照らし合わせ分かりやすい言葉で解説。日本で見つかる異常巻の謎も気になる。生物の生態や古生物に興味がある方はぜひ。

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    2024年03月24日
  • アンモナイト学入門:殻の形から読み解く進化と生態

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    入門ということはなく、研究史から最新の成果まで幅広く紹介されていてマニアをも満足させるアンモナイト本。専門的な内容も分かりやすく解説。軟体部分や卵、顎器、歯舌、糞(と思われるもの)などの化石も報告されていたとは知らなかった。化石をもとに生態や復元を試みる試行錯誤はまさに科学の醍醐味。やはり同じ現生の頭足類が非常に参考になる。さっそく自分の愛蔵アンモナイトを新たな知識をもとに観察してみよう

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    2024年03月18日
  • アンモナイト学入門:殻の形から読み解く進化と生態

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    軟体部や腕など残らない部分により全然わからない部分もあれば、殻の物理構造や破損状況などから結構わかる部分もある!
    3Dデータを扱う技術やロボットの発達で本来不明だったアンモナイトの動きや生活の一端が見えるようになってきたのはとても面白い
    死後の殻の様子から、生態系内での様々な役割についても思いを馳せられる

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    2025年06月23日
  • アンモナイト学入門:殻の形から読み解く進化と生態

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    アンモナイトは示準化石であり、一般的な知名度も非常に高いが、思えばそれに焦点が当たることは多くないなと思う。恐竜などの巨大生物に比べ地味だからか。わかる、巨大生物はロマンだもんな…。でもアンモナイトも負けじとロマンを持っているのだ。
    本書を読んでタフォノミーや、アンモナイトが巻かれていった理由等初めて知れたことが多い。一括りにアンモナイトと言って種の数は数十万もあるというから驚いたが、何億年も続く種の系譜なのだからそれも当然ではあるかと納得する。生き物の進化は多様な経緯で成り立つが、アンモナイトひとつに絞っても、本当に多くの過程の上で多くの種が成り、時には種が絶滅し、アンモナイトそのものが途絶

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    2024年08月15日
  • アンモナイト学入門:殻の形から読み解く進化と生態

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    アンモナイトの進化の過程には、およそ5億4000万年前の古生代カンブリア紀に地球史上はじめて生き物の体に眼ができたことで、眼で獲物を見て襲う食う・食われるの関係がはじまったことにより、攻撃と防御の応酬で進化が加速したとされている。カンブリア爆発と呼ばれる現象とアンモナイトの進化が関係していることに驚いた。

    波打った隔壁との交わり部分にできる模様は「縫合線」と呼ばれるが、この模様は進化の中で複雑化した。この傾向は古くから認識されていたが、1992年に、ペンシルベニア大学(アメリカ)のジョージ・ボヤジアンとウエスト・チェスター大学(アメリカ)のティム・ラッツにより定量化され、改めて明らかなパター

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    2024年06月10日
  • アンモナイト学入門:殻の形から読み解く進化と生態

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    博物館に行くと見る機会のあるアンモナイト。




    アンモナイトについて知っていることはほとんどない。




    貝かと思ったら、イカやタコと同じ頭足類の仲間だった。




    「アンモナイト」の名前をたどると、意外な所にたどり着く。





    それは、古代エジプト神話の太陽神であり、大気の守護神、豊穣神であるアメン(ギリシア語ではアモン)だった。





    アンモナイトとオウムガイは、似た構造をもつ外殻性頭足類だが、繁殖戦略に違いがあったと著者は指摘している。





    アンモナイトは、小卵多産型。その一方でオウムガイは、大卵少産型。




    オウムガイの赤ちゃんは自発的に泳ぐことができる。

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    2024年04月21日
  • 僕とアンモナイトの1億年冒険記

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    新種の記載などアンモナイト研究に勤しみ、「ポケモン化石博物館」の企画など学芸員としても活躍する若手古生物学者の研究エッセイ。
    研究者(特に古生物学)の半生記やエッセイは大概面白いが、本書も期待に違わずワクワクさせてくれた。研究ってやっぱり良いなということを感じた。

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    2023年04月23日
  • 僕とアンモナイトの1億年冒険記

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    ネタバレ

    アンモナイトにこんなに種類がいるとは知らなかった…
    異常巻きアンモナイトが海を泳いでいた?
    研究者としての道程、これからも楽しいものでありますように。

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    2023年10月05日