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アンモナイトといえば、まずあの「ぐるぐる巻いた殻」を思い浮かべるのではないでしょうか。アンモナイトは日本古生物学会のシンボルマークにもなっており、小学校理科の教科書では「白亜紀末に絶滅した頭足類」「地質時代を示す示準化石の一つ」と説明されます。化石を持っている人もいるかもしれません。それなのに私たちは、アンモナイトが実際にどのように生きていたのか――何を食べ、どんなふうに成長し、どのように泳ぎ、どういった進化を遂げたかなどをあまりよく知りません。なぜなら、本体である軟体部が化石になりにくく、また生活の痕跡が地層に残りづらいことなどにより、そもそも古生態の復元が難しいからです。
研究の進展により、その謎は徐々に明かされてきました。種ごとに食性や生息域が異なっていた可能性、雌雄で大きさが異なっていた可能性、より小さな卵をたくさん産んだ可能性……など、この10年ほどで次々と指摘されるようになってきました。本書では、「アンモナイト博士」として親しまれる著者が、アンモナイトのリアルな姿や生きざまを最新研究を交えてわかりやすく解説します。アンモナイトのことを知りたいなら、まずは手に取ってほしい一冊です。
Posted by ブクログ 2024年03月18日
入門ということはなく、研究史から最新の成果まで幅広く紹介されていてマニアをも満足させるアンモナイト本。専門的な内容も分かりやすく解説。軟体部分や卵、顎器、歯舌、糞(と思われるもの)などの化石も報告されていたとは知らなかった。化石をもとに生態や復元を試みる試行錯誤はまさに科学の醍醐味。やはり同じ現生の...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月21日
博物館に行くと見る機会のあるアンモナイト。
アンモナイトについて知っていることはほとんどない。
貝かと思ったら、イカやタコと同じ頭足類の仲間だった。
「アンモナイト」の名前をたどると、意外な所にたどり着く。
それは、古代エジプト神話の太陽神であり、大気の守護神、豊穣...続きを読む
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