作品一覧

  • 母という呪縛 娘という牢獄(1)
    完結

    少年・青年マンガ

    4.0
    全3巻792円 (税込)
    これは実話を基にした物語である。 河川敷で頭部および四肢が切断された遺体が発見された。 凄惨な殺人事件の犯人は、宮川ひかり。 遺体となった母・宮川八重子の娘である。 母は娘に長年にわたり過剰な教育を受けさせていた。 ひかりは医学部の受験を繰り返し、 その浪人生活は9年にものぼった。 娘はいかにして、母を刺殺するに至ったのか。 重大事件までの宮川ひかりの半生とその後を紐解く。
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    小説・文芸

    4.5
    1巻825円 (税込)
    深夜3時42分。母を殺した娘は、ツイッターに、 「モンスターを倒した。これで一安心だ。」 と投稿した。18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。 2018年3月10日、土曜日の昼下がり。 滋賀県、琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷で、両手、両足、頭部のない、体幹部だけの人の遺体が発見された。遺体は激しく腐敗して悪臭を放っており、多数のトンビが群がっているところを、通りかかった住民が目に止めたのである。 滋賀県警守山署が身元の特定にあたったが、遺体の損傷が激しく、捜査は難航した。 周辺の聞き込みを進めるうち、最近になってその姿が見えなくなっている女性がいることが判明し、家族とのDNA鑑定から、ようやく身元が判明した――。 髙崎妙子、58歳(仮名)。 遺体が発見された河川敷から徒歩数分の一軒家に暮らす女性だった。夫とは20年以上前に別居し、長年にわたって31歳の娘・あかり(仮名)と二人暮らしだった。 さらに異様なことも判明した。 娘のあかりは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子に超難関の国立大医学部への進学を強要され、なんと9年にわたって浪人生活を送っていたのだ。 結局あかりは医学部には合格せず、看護学科に進学し、4月から看護師となっていた。母・妙子の姿は1月ころから近隣のスーパーやクリーニング店でも目撃されなくなり、あかりは「母は別のところにいます」などと不審な供述をしていた。 6月5日、守山署はあかりを死体遺棄容疑で逮捕する。その後、死体損壊、さらに殺人容疑で逮捕・起訴に踏み切った。 一審の大津地裁ではあくまで殺人を否認していたあかりだが、二審の大阪高裁に陳述書を提出し、一転して自らの犯行を認める。 母と娘――20代中盤まで、風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。 公判を取材しつづけた記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送後も膨大な量の往復書簡を交わすことによって紡ぎだす真実の物語。 獄中であかりは、多くの「母」や同囚との対話を重ね、接見した父のひと言に心を奪われた。そのことが、あかりに多くの気づきをもたらした。 一審で無表情のまま尋問を受けたあかりは、二審の被告人尋問で、こらえきれず大粒の涙をこぼした――。 殺人事件の背景にある母娘の相克に迫った第一級のノンフィクション。
  • 公認心理師ベーシック講座 感情・人格心理学

    ビジネス・実用

    -
    1巻3,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 公認心理師課程の科目「感情・人格心理学」向けの教科書。 ・豊富な図解とイラストで、初学者でも基礎からよくわかる ・特に重要な専門用語は赤字にしてしっかりフォロー ・国家試験の出題基準(ブループリント)をおさえつつ、「楽しく・興味深く学ぶことができる」にこだわったつくり ・現場に出たことがない学生でも、公認心理師としての業務のイメージをつかむことができる。 【 目 次 】 第1部 感情心理学  第1章 感情の定義と概念  第2章 感情喚起に関する神経生理学的基盤  第3章 感情喚起に関する理論(1)基本感情理論と構成主義理論  第4章 感情喚起に関する理論(2)認知的評価理論  第5章 感情が認知に及ぼす影響  第6章 感情が行動に及ぼす影響  第7章 感情の制御と心身の健康  第8章 感情の発達・感情の測定法 第2部 人格心理学  第9章 パーソナリティとは何か:概念と探求の歴史  第10章 特性論  第11章 遺伝と環境  第12章 パーソナリティの発達(1)新生児期~児童期  第13章 パーソナリティの発達(2)青年期~老年期  第14章 パーソナリティと適応  第15章 パーソナリティの測定 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 小児期の逆境的体験と保護的体験――子どもの脳・行動・発達に及ぼす影響とレジリエンス

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻3,696円 (税込)
    逆境的小児期体験(ACEs)は成人期以降の心身の健康にどのような影響をもたらすか。また、ACEsに対する解毒剤とされる保護的体験(PACEs)とは何か。 本書はアメリカ心理学会による最新の研究成果であり、逆境と回復の統合的な理解を深める一冊である。

ユーザーレビュー

  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    元々事件を知っており、興味を持っていた本。

    私も母と確執があり、読んでいて苦しさを覚えました。
    とくに事件前の娘から母への連絡が、実家の空気を思い出しました。
    過去の自分を見ているようでした。

    そして陳述書の最後で「どちらかが死ななければ終わらなかったと現在でも確信している」とあります。
    私も形は違えど、母から娘の人生に執着された時期がありました、私が思う見栄えの良い娘になってほしいと。
    本音は聞いたことがないのでイメージですが、実家を出れなかったら仕事、結婚、子供・・・と続いていたと思います。
    母のことは過去になったと思っていましたが、まだまだ囚われているなと読んでいて感じました。
    自分

    0
    2026年07月26日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    娘が母親を殺害した事件を題材としたノンフィクション作品。

    作者とあかりさんの面会や文通での記録を通して、幼少期から犯行に至るまで、刑の確定後の心境などが描かれている。
    作中には実際に当時行われたラインのやり取りも記載されており、あまりにも生々しく読んでいるだけで心拍数が上がるほどのストレスを感じた。

    母は何に囚われていたのか。
    それは愛だったのか。
    (個人的には精神的な疾患だったのだとは思うが)
    読者からしたらあまりにも異質なものであるが、あかりさんは幼少期から当たり前のようにそれを受けており、常に母に怯えながら期待に応えないといけないと感じ続ける日々がどれだけ酷か。
    作中に母か自分のどち

    0
    2026年07月26日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    はじめてノンフィクションを呼んだ。
    人を殺してはいけない。殺人は悪。ということを前提に考えても、私はこの殺人犯を悪だとは思いきれず、被害者である母の生前の言動を見ると、殺されても仕方ないくらい酷いことをしていると思ってしまった。
    あかりさんと母の2人きりという閉所的な空間で10年以上もの年月をこのように生活していくのはとても地獄だと思った。私がもし、あかりさんの立場だったらどのような結末を迎えていたのか。と考えさせられる作品だった。

    0
    2026年07月25日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    想像を絶する地獄だと思う。自分に置き換えて想像するのも躊躇する。
    ここまで極端じゃなくても、「母」という存在と暮らすことで似たような感覚を覚えたことがある人は多いんじゃないかと思う。
    軽々しくコメントをするべきではないけれど、ひたすら同情してしまう。

    0
    2026年07月25日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    本書は、教育虐待の末に実際に起きた母親殺害事件を題材に、獄中手記や手紙のやり取りを通して、一人の娘が追い詰められていく過程を丹念に描いている。

    「娘のため」という名目で向けられていた期待は、満たされない現実への苛立ちや怒り、やがては憎しみへと姿を変えていく。子どもは一人の人格としてではなく、親の不安や感情を受け止める対象となり、支配は少しずつ日常へと溶け込んでいく。

    その異常さが日常となり、逃げ場のない時間が積み重なっていく。まさに、母という存在は娘を縛る呪縛となり、娘として生きることそのものが牢獄になっていたのだと感じた。

    もちろん、命を奪う行為は決して許されない。それでも彼女は、自分

    0
    2026年07月24日

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