紺染幸の作品一覧
「紺染幸」の「化物嬢ソフィのサロン」「飼育員セシルの日誌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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一期一会の異世界転移物語
主人公は流行りのラノベなど読んだことがなさそうな高齢女性、屋台のおでん屋を営む春子さん。突然の異世界転移にも動じず、しっかりおでんを商う肝っ玉がエクセレントです。
毎回同じ世界の違う場所に突然現れ、人生に迷ったり行き詰まったりする異世界の人々におでんを振る舞う春子さん。差し出口を挟まず説教するでもなく、客の会話や独り溢す愚痴を聞き、ただ相槌を打つ無愛想な春子さんの屋台は、いかにも居心地が良さそうです。
時に彼女なりのアドバイスをすることもありますが、辛辣ながら押し付けがましくない春子さんの言葉はストンと腑に落ちることばかり。
そして春子さんと出会った人々が、まるでパズルのように組みあって、春子
ポッポケーロさん
おでん屋のお婆さんが狂言回しをしつつ進んでいくオムニバス型大河伝奇SFです。なんだか分からないうちに2巻とも一気に読んでしまいました。最後はおでん鍋の中のように見事な調和が訪れます。ポッポケーロさんの歌、桃太郎さんの節回しで歌うと何故かしっくりとします。気になる方はご一読を。
Posted by ブクログ
前回1巻はとっても続きが気になるところで終わっていて、楽しみにしていた2巻。
Web掲載分では1巻分のボリュームでしたが、ストーリーの美味しいところを書籍用に膨らませて大幅加筆しており、大満足の2巻となりました。
あまりネタバレはしたくないので詳細は申しませんが…
1巻を読んできた読者の純粋な想いを裏切らない、さまざまなドラマはありつつも、温かくハッピーな物語に仕上げられています。
この作品を手に取ろうという方は同作者様の『化物嬢ソフィのサロン』を読んで楽しめた方が多いと思うのですが、そちらの作品と同じような読後感が得られる安心感があります。