作品一覧

  • テュルリュパン ――ある運命の話
    3.0
    1巻968円 (税込)
    17世紀パリ、ルイ13世の宰相リシュリュー枢機卿は貴族勢力の一掃を決意し、陰謀をめぐらしていた。一方、運命がその企てを阻止するため選んだのは、自らを高貴の生まれと信じる町の床屋テュルリュパンだった。フランス大革命の150年前に画策された共和革命という奇想、時計仕掛めいたプロットがきりきり動いて物語は転がり落ちるように展開していく。稀代のストーリーテラーによる伝奇歴史小説。
  • 黄金仮面の王
    4.3
    1巻1,430円 (税込)
    金の仮面を纏う病める古代の王、遥か未来の燃え盛る終末世界……ボルヘスや澁澤龍彦に影響を与えた〈象徴主義世代の中で最も優れた短篇作家〉待望の文庫オリジナル傑作選。新訳5編を含む全22編。

ユーザーレビュー

  • 黄金仮面の王

    Posted by ブクログ

    幻想文学好きには知られてるマルセル・シュオッブのまさかの初文庫化。
    正直、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』文庫化以上に驚いたかも。アンソロジーなんかでマルセル・シュオッブが組まれてることはあるが、まさか文庫で、まるまるマルセル・シュオッブが読めるとは……!

    収録されてる作品はどれも傑作で、幻想的で、美しく、時にはグロテスクな作品が描かれる。
    マルセル・シュオッブは19世紀末の作家だが、今読んでも古さを感じなくて、驚く。
    それと本書には新訳がいくつかあったりするのも嬉しかった。

    ただこのマルセル・シュオッブの文庫を手に取ってしまい、もしも心を掴まれてしまったら『夢の扉 マルセル・シュオッブ

    0
    2026年04月21日
  • 黄金仮面の王

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まずは何より、シュオッブが文庫で読める日が来るなんて!長生きはするもんだーと思ってしまいました。もう本当に、この人より先はない。

    0
    2026年04月28日
  • 黄金仮面の王

    Posted by ブクログ

    何よりもビジョンが素晴らしかった。ストーリーではなく、重厚な情景描写で広げていく物語は魔術そのもの。世界的にファンがいることも納得でした。何より翻訳が素晴らしいのだろうと思います。原文のフランス語でも読めたら素敵だなと思う。

    0
    2026年04月12日
  • 黄金仮面の王

    Posted by ブクログ

    世紀の文庫化。シュオッブの先も上も奥もない。文芸ここが果て。精緻で硬質な文体、同時にグロテスクで詩的な表現で綴られる幻想短編は、どれも極限まで研ぎ澄まされている。「ボルヘスや澁澤龍彦への影響」に深く頷く。燃え盛る終末。アイデンティティの崩壊。生と死を司る運命。未来/過去への希望。小舟に乗り、星を読み、年月を抱えて直走る。美しい。

    0
    2026年03月17日
  • テュルリュパン ――ある運命の話

    Posted by ブクログ

     ルイ13世の時代、1642年11月11日の聖マルタンの日、全フランスの貴族1万7千人を虐殺し一掃するという陰謀を、リシュリュー枢機卿が巡らせていた。その企てを阻止するために運命が遣わしたのが、本書の主人公テュルリュパンだった。

     テュルリュパンは捨て子だったが、成長し床屋を職としていた。しかし、彼は、自分は選ばれた存在で何か大きなことを成し遂げるはずだ、と固く信じていた。
     そんな彼が、ある偶然から公爵の葬儀に参列することになり、そこで見かけた公爵夫人の振舞いを見て、彼女を自分の母親だと確信する。何とかして公爵夫人に遭おうとするテュルリュパンだったが、次から次へと思いもかけぬ出来事の渦に巻

    0
    2024年06月18日

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