超ファシリテーション力
著:平石 直之
ファシリテーションとは、グループ活動を円滑に促進すること。
ビジネスシーンでは、「仕切る力」「統率力」を示すことが多い。著者流ファシリテーションの極意は「準備力」「聞く力」「場を作る力」である。
「準備力」で芯を外さない進行のイメージを固め、「聞く力」で軌
...続きを読む道修正しながら議論を深め、「場を作る力」で会議の成果を出し、チームを活性化させる。
本書の構成は以下の4章から成っている。
①ファシリテーターの心得
②話し合いを円滑に進めるコツ
③ファシリテーションは準備が9割
④即使える キラーフレーズ集
アベプラの進行担当を行っているテレビアナウンサーの凄腕アナウンサーである著者。職業柄、現役、最前線で抜群のファシリ力を最前線で高めながら活用している第一人者。
コミュニケーションの総合格闘技でもあるファシリテーション。
その著者が一番大切なことは「準備」であると、ファシリテーションの準備が9割であると。少しかじっただけでもその意味は大いにわかる。
そしてその準備にも、参加者やアジェンダの内容における理解だけではなく、中長期的には自分自身のコミュニケーションを中心とした、ファシリテーションに付随する能力やスキルの向上を行うことも準備として必要となってくる。
ファシリテーション能力を身に付けることができれば、マネジメント関連の多くのコミュニケーションにその力を発揮させることができる。
ファシリテーションを使っている人のみならず、その力を意識しながら多くの業務へ向き合うだけでも人としての成長の度合いは大きく変わる。
誰もが出来るが、大きく差が出てしまうファシリテーション力。
やって失敗して考えて補足していく。そんな繰り返しでファシリテーション力を高める中で付随して着実にビジネス力を身に付けることを継続し、仲間にも広めていきたい。