末木新の作品一覧
「末木新」の「こころを守る仕事をつくる」「「死にたい」と言われたら ――自殺の心理学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「末木新」の「こころを守る仕事をつくる」「「死にたい」と言われたら ――自殺の心理学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
【目次】
1.人はどのようにして自殺ができるようになるのか?
-自殺の説明理論/自殺観のアップデートに向けて
自殺リスクの発達的変化
人はなぜ死にたいと思うようになるのか?
自殺の危険因子と説明理論
既存の理論によって説明できないものは何か?
発達段階による自殺原因の差異
発達的観点からの理論的統合——自殺の社会-発達モデル
自殺と異常はなぜ/どのように結びつけられてきたのか?
自殺と理性と異常を結びつける
未来における「自殺」概念の変化の可能性
2.国家による自殺予防政策の効果的実行は可能か?
-自殺対策を実施する主体の問題①
国際的/国家的な数値目標の導入
自殺は数えられる
Posted by ブクログ
短時間で読めるのに決して内容は薄くなく、ちくまプリマー新書らしい良書です。
〇「死にたいという思いは短期的な問題解決をもたらすように見えるセイレーンの歌声」という表現が上手いなぁと思いました。
〇「国民は、生きることの包括的な支援としての自殺対策の重要性に関する理解と関心を深めるように務めるものとする。」(自殺対策基本法第5条)…知らなかったです、この条文。
〇もし技術的に不老不死が誰にでも可能になったら、もしかしたら自殺は当たり前の選択肢(合理的)になるかもしれない…思考実験としてめちゃくちゃ面白い。
…他にも読みどころはたくさんあって、結論ありきの本ではないところが良かったです。
広い視点
Posted by ブクログ
大学の授業で使うため購入。今まで自殺という分野については触れたことがなかったので貴重な経験だと思った。そもそも自分は死というものについて悲観視しすぎているような感じを持っていたり、もちろん、自殺を推奨する訳ではないが、生きていることを完全なる善、自殺を完全なる悪という風潮があったりすることに違和感を持っていた。本書では、そもそも論自殺は悪いことなのかという部分をはじめ、多角的に述べられているように感じたのと同時に、現実問題の限界も感じることができた。特に、メディアやSNSでの報道により、良い意味でも悪い意味でも刺激が生じるので、その点、本当に多くの人が知識としても持っておく必要性があると感じる