関係人口界隈ではお名前をよく拝見する山陰のジャーナリスト田中輝美さんが大阪大大学院での研究を著書にされている。
これまでの関係人口の流れや、それぞれの方がどういった分類やフレームワークを形成されたのかが分かり面白く読ませていただいた。
特に面白かったのは、具体的な事例として紹介されている3つのうちの
...続きを読む1つ、香川県まんのう町の話。いわゆる地方創生成功モデルのきらきらした話ではなく、集落の終わりも見すえながら、しかし残った人たちをどう支えるか、という観点で転出した子供たちのネットワークを活用して体制を作っていくという話は多くの地域で参考になる事例だと感じた。検索してもあまり出てこないのは、やはりキラキラ事例ではないからかと思うが、日本全体が人口減少している中ではまさにこういった「限界まで元気な地域・集落づくり」が求められてきているのだと思う。