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作品一覧

  • はにま通信 (1)
    4.0
    1~2巻1,100円 (税込)
    地味だが味わい深い古墳の魅力と青春の光と影を愚直に描く古墳青春グラフィティ 奈良の高校生・埴田麻央(はにま)は古墳めぐりに夢中。岩屋山、箸墓、黒塚、行燈山、櫛山……地元を中心に古墳を訪ねてまわり、好きが高じて「古墳部」を立ち上げる。人間関係や将来に漠然とした不安を抱きながらも、恋に、古墳に、青春まっさかり! 香具山は畝傍ををしと 耳成と相あらそひき 神代よりかくにあるらし 古も然にあれこそ うつせみも妻をあらそふらしき (中大兄皇子/「万葉集」) ままならぬ青春ともの言わぬ古墳──『奈良へ』『令和元年のえずくろしい』作者の新境地!!
  • 令和元年のえずくろしい
    完結
    -
    全1巻1,540円 (税込)
    「なあ、平成の大不況に生まれて 令和になったらコロナがきてよ。 仕事も無くなって税金も上がって最低賃金は安いし、 俺らみたいな底辺に未来はねえだろうが。 欲望のままに生きて、何が悪いんだよ。」 ゼロ年代から続く大阪のシェアハウス。 そこでは様々な傷を抱えた若者たち十人が共同生活している。 令和元年夏。新たな二人の男女が引っ越してきた。 今日も住人たちは互いの感情をぶつけ合いながら過激な青春を謳歌していく。 搾取と分断の果てに、全てが崩壊するとは知らずに…… 暴力、淫蕩、怠惰、傲慢、嫉妬……地獄のシェアハウスで巻き起こる最悪の群像劇。 【えずくろしい】京言葉で「不快」「あくどい」等の意。 ★続々重版出来&宝島社「このマンガがすごい!2022」オトコ編第13位『奈良へ』大山海最新作
  • 奈良へ
    4.4
    1巻1,320円 (税込)
    人はかくも業深く、古都はかくも偉大なり 古都・奈良。三つの世界遺産を擁する日本を代表する観光地。 売れない漫画家、マイルドヤンキー、パンクス、やる気のない野球部員、冒険のパーティーからそこはかとなくハブられている航海士、街頭で奈良の崩壊を訴える謎の男……名所旧跡で繰り広げられる若者たちの群像劇は、やがて人間の業を深々とえぐり出し、世界の虚を暴き出す衝撃の展開へ―― 「トーチweb」連載時から話題騒然! 若き無頼派が到達した「リアリズム漫画」の最前線 第1話 西大寺 第2話 東大寺 第3話 法隆寺 第4話 唐招提寺 第5話 飛鳥寺 第6話 興福寺 第7話 ドリームランド1 第8話 ドリームランド2 第9話 ドリームランド3 第10話 ドリームランド4 第11話 平城宮跡 第12話 猿沢池 ―――――――― この「奈良へ」という作品を読んでまず思ったのは、これは途轍もない傑作だ、ということで、私は読後、暫くの間、虚脱していた。(解説:町田康) ――――――――

ユーザーレビュー

  • 奈良へ

    Posted by ブクログ

    まさにとんでもない傑作。
    東京、奈良、ファンタジーの世界を舞台にした群像劇なのだが、次々に登場する人物が、解説の町田康曰く、作者の分身ならぬ「分魂」となり物語が語り継がれフィクションと現実の境界も飛び越えられる。
    笑いの要素も自然とそこにあり一気に読み終えた。

    0
    2023年06月14日
  • 奈良へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古都・奈良を舞台に、勝者の側に回ることができない、いわば「冴えない」人々を通して、無常観や人間の弱さ、人間世界の虚しさを描き出す。
    地味で悲しい(しかしどこか一瞬だけ美しさを持つ)世界の描写が続く中で、作中作として、まさかの異世界転移モノが挿入されたときは目を疑った。そしてその異世界においてさえ、相変わらずの人間の弱さ、醜さが徐々に徐々に零れ出してくる構成に目を見張る。

    0
    2021年10月03日
  • 奈良へ

    Posted by ブクログ

    沁みったれた現代のつげ義春的などん底青春譚かと思いきや、凄い方向にカーブしていって目が離せなくなって、あっと言う間に読み切ってしまった。
    すごい。すごい!
    空の思想。

    0
    2021年08月26日
  • 奈良へ

    Posted by ブクログ

    すきなコマがいくつも見つかった。ガッハッハという笑いではないが、じんわりくる笑い、そこに少しだけ痛みをともなう笑いが、自分にはしみた。

    0
    2021年07月05日
  • はにま通信 (1)

    Posted by ブクログ

    ☆3.5 シュールやけどな
     BSマンガ夜話の「ナニワ金融道」回で、たしか、いしかわじゅんがかう言った。もともとマンガ家ではない作者による、動きのない描写だと。
     それが同じ境遇のこのマンガでは効果をあげてゐて、その日それがあった。と事実を訥々と陳列してる印象がした。

     ええですね。オチもなくすっと終り、余韻のまま前回につながる。ストーリー展開がなささうで、ある。ちふところがうまい。
     はにま(埴馬)が歩いてきて、主人公(=高校生女子)が「君、何?」と問うたら
    「なんやねん」と答へてくる。はにまが。
     あと、先祖が地蔵の首を飛ばしてしもて呪はれてる一家。ってなんやねんといふキャラクターも出て

    0
    2025年06月15日

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