作品一覧

  • お城の値打ち(新潮新書)

    お城の値打ち(新潮新書)

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻990円 (税込)
    「本物の城」は12しかない!? 近年の「城ブーム」のおかげで、全国各地で名所・史跡として人気を集める城の数々。だが、中には史実とはおよそ異なる姿がまかり通っている例もある。そもそも、かつて数万あったという日本の城郭はなぜ激減してしまったのか。「現存天守」「復元天守」「復興天守」「模擬天守」の違いとは――文化財としての城の値打ちと、その歴史と未来を問う。
  • カラー版 東京で見つける江戸

    カラー版 東京で見つける江戸

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻924円 (税込)
    江戸城、東大赤門、明治神宮、後楽園…。明治維新、大震災、空襲で江戸時代の建物の多くが失われた東京にも江戸遺産は残っている!
  • 教養としての日本の城

    教養としての日本の城

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻910円 (税込)
    姫路城、江戸城、熊本城……なぜ日本の城は豊かな発展を遂げ、消えたのか。16の城を世界史の中で読み解き、新たな視座でとらえ直す

ユーザーレビュー

  • お城の値打ち(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第二次世界大戦時の空襲で焼失した名古屋城の木造建築としての文化的価値が詳細に述べられているが、焼けずに今でも残っていればと夢想してしまう。精密な資料が残されているようなのでぜひ木造復元に期待するところだが、現在の見通しでは完了するのは最短でも2032年以降とのこと。

    0
    2025年07月28日
  • 教養としての日本の城

    Posted by ブクログ

    本書は「各地の城址を訪ねる」ということの御案内に留まらず、判り易く目立つ形で残る建築、或いは存在が伝わる巨大な城ということを入口に「近世の文化の変遷」を説くような、なかなかに興味深い内容を展開していると思う。
    「城」とでも言うと、色々な史跡が在って、その内容は様々である。が、「城」とでも言えば「大きな石垣の上に、大きな建物が建つ」というような様子を思い浮かべるというのが「公約数的な理解」になると思う。そういう「大きな石垣の上に、大きな建物が建つ」というような様子の「多分“元祖”」は、かの安土城と思われる。本書はその安土城に纏わる篇を冒頭に置き、以降は「近世の文化の変遷」の中で語るべき内容を持つ各地の城を取上げた篇を連ねている。
    本書で取上げられている各地の城は、安土城、大坂城、小田原城、熊本城、姫路城、二条城、彦根城、名古屋城、江戸城、島原城、原城、丸亀城、宇和島城、高知城、松山城、松前城、五稜郭ということになる。これらの中、個人的には原城、宇和島城、松前城は近寄った、または遠望したということも無い。江戸城も「城址を訪ねて」というようなことはしていないかもしれないが、東京に在れば、その城址に相当する場所を動き廻った経過は在る。そういう具合ではあるが、とりあえず取上げられた場所の多くを訪ねた、または立寄った―「訪ねた」と言いたい程にゆっくりしたということでもないながら、近くに行ってみた、眺めてみた、辺りを歩き廻った記憶が在るという感じ―という経過が在る。本書の叙述で「そうだ…あそこは…」と色々と思い出す場面も非常に多かった。
    安土城が登場したような頃の、それ以前の時代には余り知られなかった「遠い国の宣教師の見聞」というような外国の建築の様子の伝承、鉄砲の類のような新しい武器を多量に用いる戦術の導入と普及を踏まえて、新しい様式の城が登場した。やがて、「徳川方と豊臣方で全国の諸勢力を巻き込む戦い?」という中で城の建設が流行り、建築の技術等が著しく発展した時期が在る。その後は「火災等で損なわれたモノを“旧に復する”」ということが専らである時代が続く。やがて幕末期に新しい発想での築城も見受けられるが、戊辰戦争関係の戦闘で、それらの城が大きな存在感を示し得たとも思い悪い面も否めない。こうした変遷が、現在に伝わる城の建物等の様子の紹介も交えて、詳しく語られているのが本書だ。読み易く面白いので、頁を繰る手が停まらずにドンドン読み進めた。
    更に本書では、「火災等で損なわれたモノを“旧に復する”」ということで、防火のための工夫等が加えられる、そうした意図で改められるということが無いままに何度も「建直し」が繰り返されたらしい経過、新しい工夫が入るでもないままに創建時の形での「建直し」が為されて現在に伝わっているという経過、他所の建物の旧い建材が大胆に再利用されていると見受けられる建物等、「諸外国の事情と比べると、少し驚く」という内容も取上げられている。
    本書は、訪ねてみて興味深い各地の城址の豊富な話題を供しているが、それに留まらず「近世の日本?」を広く深く思う材料を供してくれているというようにも思う。非常に興味深いと思う。

    0
    2023年02月25日
  • お城の値打ち(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    「お城」という表題がいいですね。特に天守は日本人の美意識が凝縮された建築物として世界に誇るべき遺産であり、多少お金がかかっても大切に守っていくことが大切だと痛感させられました。

    0
    2026年01月16日
  • お城の値打ち(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    『お城の値打ち』について考える

    筆者は歴史評論家であり、音楽評論家でもある香原斗志さん
    音楽の方の専門はオペラだそうで、オペラとお城…なんかすごい組み合わせ

    そして香原さん、だいぶお怒りのよう
    日本にはお城が様々にた〜〜〜くさんあったんだけど、現存する天守閣はなんと12しかないのよ
    無くなってしまった原因としては老朽化や火災(失火や放火、落雷が原因)が大きいんだけど、近代における大きな原因は明治政府の文化意識の低さと太平洋戦争における焼夷弾なんだそう
    特に明治政府が行った「廃城」や軍事施設への転用などは、文化的素養の低い下級武士たち(が作った新政府)の限界と手厳しい

    また、近年の「お城ブーム」によって建造されている天守閣についても、史実とは懸け離れた姿となっているものも多いと嘆いている

    極端な例だが、あの豊臣秀吉が織田信長のもとで頭角を現すきっかけともなったと言われる墨俣一夜城
    もちろん一夜で建てたと言われているくらいなので単なる砦ですが、今そこには墨俣城として立派な天守閣が建っています
    もちろんこれは史実(そもそも墨俣一夜城伝説自体が創作なんだが)とは違いますよという前提で聳え立っているんだが、秀吉これ一夜で建てたんか〜という誤った感想を…持つ人いねーわ!香原さんさすがにこれは言い過ぎw

    まぁ、でもその他、確かに首を傾げたくなる代物(ダジャレじゃない)が多いのも事実

    だが、さらに近年になってお城の持つ歴史的価値に重きを置いて、史実に忠実に再建、補修を行うという流れが主流となってきているらしく、とても良いことであり、近視眼的利益に走るのではなく、お城を通して日本の歴史や文化、伝統を考えることが大切で、それは日本人のあり方を考えることにも繋がるとまとめている

    まぁ、難しいことは置いておいても、やっぱりみんなお城好きだよね
    わいも大好きだし、世界中の人に見てもらいたいとも思う
    そうした時にやっぱり歴史と懸け離れた単なるテーマパークでは、ちょっとなんだかな〜って思っちゃうよね

    「お城」大事にしたいね

    0
    2025年11月23日
  • 教養としての日本の城

    Posted by ブクログ

    内容は面白かった、視点を変えるのは良かった。特に最後の方の4城の解説は良かった。ただ西洋関係がしつこい。

    0
    2025年07月09日

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