作品一覧

  • ASEANの連結と亀裂──国際政治経済のなかの不確実な針路
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    1巻6,380円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本ともつながりの深い東南アジア地域に位置し,ASEANという地域協力機構を構成している国々は,互いに強く結びつくことで自国経済を一層発展させ地域の政治的プレゼンスを高めようとしている.しかし,近隣アジアと世界の状況は,その思惑の実現を保障してはいない.ASEANの針路を不確実なものとしている要因に,複数分野から多角的アプローチで迫る.
  • 東南アジア政治へのアプローチーー君主制・統治・社会経済――
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    1巻4,730円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いまや中国・インドに並ぶ世界の成長エンジン、東南アジア。この地域の政治は多様で複雑、そして多くの謎に満ちている。日本から近いのにどこか遠く感じる東南アジアの本質を知るため、深い現地理解に根ざした方法で君主制、統治、社会経済を論じる。
  • ミャンマー現代史
    3.9
    1巻946円 (税込)
    ひとつのデモクラシーがはかなくも崩れ去っていった.――2021年におきた軍事クーデター以降,厳しい弾圧が今も続くミャンマー.軍の目的は? アウンサンスーチーはなぜクーデターを防げなかった? 国際社会はなぜ事態を収束させられない? 暴力と分断が連鎖する現代史の困難が集約されたその歩みを構造的に読み解く.

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  • ロヒンギャ危機―「民族浄化」の真相
    4.0
    1巻968円 (税込)
    ロヒンギャは、ミャンマー西部に住むイスラーム系民族のひとつだ。軍事政権下、国籍が与えられないなど長く差別されてきた。2017年の国軍による掃討作戦以降、大量の難民が発生し、現在100万人が隣国のキャンプで暮らす。民主化運動の指導者アウンサンスーチーはなぜ「虐殺」を否定するのか。本書は、複雑な歴史的背景やミャンマーをめぐる国内・国際政治を通し、アジア最大の人道・人権問題の全貌を示す。

ユーザーレビュー

  • ロヒンギャ危機―「民族浄化」の真相

    Posted by ブクログ

    ロヒンギャの歴史、難民が大量発生した背景と国際社会の反応について学べる。
    民主化とともに発生したナショナリズムが、国民と敵(ロヒンギャ)を作り出すことが原因であるというのは非常に興味深い。政治をまとめるために「仮想敵」を作り出すのは良くある話だが、ミャンマーの場合はそれが国内にいた国籍を持たないイスラーム教徒だったという話。
    現在の日本の政治においても、移民難民問題が何かと注目される中で、読んでおくべき一冊だと思う。

    0
    2025年10月22日
  • ロヒンギャ危機―「民族浄化」の真相

    Posted by ブクログ

    ロヒンギャの話、アジア難民なのにあまり話題にならないし、なんだろうと思って読んだら、これは面白い。
    ロヒンギャとはバングラデシュとミャンマーの国境に住むイスラム教徒なんだが、そもそもその地に住むミャンマー仏教徒はビルマ人ではなくて、ラカイン人という少数民族で、この三者の関係が植民地時代からこじれにこじれている。
    そして、軍事政権が半分民主政権になったために、ビルマ人、少数民族やイスラム教徒の間での攻撃的な表現が自由になって、それぞれに過激派が生まれたこと、(なんか今のSNSの時代の右翼みたい)
    などが複雑に絡み合っている。

    0
    2025年05月06日
  • ロヒンギャ危機―「民族浄化」の真相

    Posted by ブクログ

    国民国家というシステムの副作用として生まれた民族問題の現実をありありと活写されており、読む方も無力感しか感じ得ない。最後の「おわりに」が本書の全て。

    0
    2021年12月25日
  • ロヒンギャ危機―「民族浄化」の真相

    Posted by ブクログ

    ミャンマーにおけるロヒンギャ問題の複雑さ。
    差別の構造、なぜアウン=サン=スーチーは黙認するのか
    そもそも国軍があれほどまでに力を持っているのはなぜか
    解決の糸口はあるのか

    今まで日本語の文献でこれほど広い視野で客観的に書かれたものを目にすることができなかったので、ミャンマーで起きていることに興味のある人は必読だと思う。
    クーデター前に書かれているので、もちろん今とは状況が変わっているが、これを読むとクーデターの背景も見えてくる。

    沈黙していることが我々のすべきことではないことだけは確かだ。

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    2021年04月23日
  • ミャンマー現代史

    Posted by ブクログ

    孤立をやめ豊かになっていくかと思われた国が、何で国民に暴力を振るい仏像を建てるのか。民主化→社会分断表面化→軍の強権統治→国民抵抗→民主化…の袋小路の中でスーチーの時代は終わってしまった。
    日本は調子の良いときだけ金儲けに来る奴のままでいいのかな?再民主化の道程が見えない現在でもできることはあるんじゃないのかな

    0
    2024年08月16日

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