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  • ソニー半導体の奇跡―お荷物集団の逆転劇
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    スマートフォンカメラなどに搭載される「電子の目」、イメージセンサー。ソニーのイメージセンサー事業は現在シェアナンバーワンで、ソニーの収益面をがっちりと支えている。  しかしこの事業、実はソニー社内では「問題事業本部」「負け組」「お荷物集団」と言われ、事業所の中心も神奈川県厚木市の「辺境」にある。そして、会社のトップはひそかに事業売却を検討していた――。  一体どのようにしてソニー半導体は幾多のピンチを乗り切り、ついには会社の基幹事業といわれるまでになったのか? 素人本部長とプロの技術者集団による痛快逆転ストーリー!

ユーザーレビュー

  • ソニー半導体の奇跡―お荷物集団の逆転劇

    Posted by ブクログ

    CCDイメージセンサーの成功による「イノベーターのジレンマ」に陥らず、CMOSイメージセンサーで如何に大躍進を実現したかが、その背景とともに語られています。個々人の活躍が「ネアカ」ポジティブに語られているので、楽しく読めました。「前任者の不始末もすべて現担当の責任だ。すべてを背負って責任持って立ち向かう気概がないといけない。」は、至言です。逃げなかった人たちの成功物語は、笑顔にさせてくれます。

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    2021年03月05日
  • ソニー半導体の奇跡―お荷物集団の逆転劇

    Posted by ブクログ

    この本めっちゃ面白いんですけど。
    半導体やイメージセンサーについて全く知らない素人なので、
    技術のこと(とソニー内に役職)が全然分かりませんが、
    それでも読んでいてソニーの半導体事業復活が垣間見れる良書です。
    胸が熱くなってきます。

    出井体制・ハワード体制でめちゃくちゃにされたソニーも
    現場の技術者やマネジメント内には気骨のある人がいたんだな…と
    改めてソニー内部の人事の厚みに驚かされます。
    あくまで一方方向からの主張なので、
    反対意見もあるのかもしれませんが、
    それでも人間味溢れ、誠実な人たちによって
    ソニーの半導体事業は復活したんだなと。。

    若干、タイムラインが行ったり来たりで、
    素人

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    2022年03月23日
  • ソニー半導体の奇跡―お荷物集団の逆転劇

    Posted by ブクログ

    ソニーの裏面照射型CMOSイメージセンサーの歴史が理科出来る本。CMOSイメージセンサーとしては他社が進んでいて、採算面から他社に売られそうな時期もあったとは。今では信じられないが。

    日本企業はプロセス技術じゃなくて、半導体開発の技術であれば勝ち目はあるということか。

    ビデオ、テレビ、スマホという流れを考えると、これからの覇権争いが車載向け、メタバース向けであることが分かってくる。

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    2022年01月29日
  • ソニー半導体の奇跡―お荷物集団の逆転劇

    Posted by ブクログ

    今やイメージセンサーのグローバルトップシェアを誇り、日本に残された唯一の半導体デバイストップ企業とも言われる、SONY半導体部門の隆盛を描いた一冊。筆者は元SONY CSOの齋藤端氏。
    CMOSイメージセンサーといえばSONY、というイメージでいたので、まさか最後発で参入し、特許も軒並み取られていたという状況からスタートしたとは想像していなかった(CCDではリーディングカンパニーだったようだが)。
    そんな中から、裏面照射型(BSI)の執念深い開発と、通信技術の進展・スマホの普及とが組み合わさり、世界を席巻したというストーリーは純粋に興味深かった。
    他方、やはりSONYも一介の大企業であり、社員

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    2021年06月06日
  • ソニー半導体の奇跡―お荷物集団の逆転劇

    Posted by ブクログ

    2000年代ソニー終わったと言われてた時期に色々な記事や本を読みました。OBや去っていった人の本。SOBAの会つーのも知りました。

    そんな時代を生き延び、半導体事業を大きく育てた方の本。

    いちばん興味深かったのは、Googleと提携してGoogle TVを作ることになった契機などが書かれていたところ。

    そーだったのかぁと読みました。

    ほかにも実際のビジネスの様子が細かく書かれていて、なんか元気出る本でした。

    0
    2021年03月31日

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