斎藤端のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本めっちゃ面白いんですけど。
半導体やイメージセンサーについて全く知らない素人なので、
技術のこと(とソニー内に役職)が全然分かりませんが、
それでも読んでいてソニーの半導体事業復活が垣間見れる良書です。
胸が熱くなってきます。
出井体制・ハワード体制でめちゃくちゃにされたソニーも
現場の技術者やマネジメント内には気骨のある人がいたんだな…と
改めてソニー内部の人事の厚みに驚かされます。
あくまで一方方向からの主張なので、
反対意見もあるのかもしれませんが、
それでも人間味溢れ、誠実な人たちによって
ソニーの半導体事業は復活したんだなと。。
若干、タイムラインが行ったり来たりで、
素人 -
Posted by ブクログ
今やイメージセンサーのグローバルトップシェアを誇り、日本に残された唯一の半導体デバイストップ企業とも言われる、SONY半導体部門の隆盛を描いた一冊。筆者は元SONY CSOの齋藤端氏。
CMOSイメージセンサーといえばSONY、というイメージでいたので、まさか最後発で参入し、特許も軒並み取られていたという状況からスタートしたとは想像していなかった(CCDではリーディングカンパニーだったようだが)。
そんな中から、裏面照射型(BSI)の執念深い開発と、通信技術の進展・スマホの普及とが組み合わさり、世界を席巻したというストーリーは純粋に興味深かった。
他方、やはりSONYも一介の大企業であり、社員 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前任者の不始末もすべて現担当の責任。
ヒット商品を生み出す技術は過去の人が仕込んでくれたものの中から出る。
Cellプロセッサの長崎工場の東芝とのJVへ1000億円で売却、
2007年12月、IBM、ソニー、東芝 3社連合32ナノ以降先端プロセス開発を中止
ソニーは熊本でイメージセンサーにシフト(後に東芝から530億円で買い戻し)
グーグルテレビ
ソフトエンジニアの手薄なテレビ事業がトップダウンで
グーグルのソフト開発を受け持ち、赤字に。
裏面照射CMOS 10人で開始
バックグラインドの厚み精度 暗電流増加
アニール処理で配線層が溶ける
2008年5月、オムニビジョンが先に