作品一覧

  • 報復の密室
    3.3
    1巻1,776円 (税込)
    島田荘司選 第13回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作!  「できるなら過去に遡り君を守ってやりたい」 最愛の娘が大学のキャンバス内で自殺をした。薬学部教授の大日方敏夫(おびなた としお)は、娘の千佳(ちか)が死を選ぶはずがないと真相を探る。千佳は生前、母である優子に、付き合っている人がいると打ち明けていた。しかし、相手の詳細は知らされておらず、ミステリーの文学賞に応募していることだけを伝えていた。敏夫は付き合っていた相手が殺人犯だったのではないかと疑いを持ち、自身の遺伝薬理学の知識を使って犯人を特定することを思いつく――。 密室殺人、理由不明の空き巣事件、犯人捜しの罠、ハウダニット的密室殺人、数珠つなぎに起きる事件にページをめくる手は止まらず、読み終えた後には家族の愛の物語に心を打たれる。
  • 幸福の密室
    3.0
    1巻1,826円 (税込)
    「入村者はみな必ず幸福になる。来たれ、多幸村へ」 栃木県北部の芳賀野村の移住推進課に勤務する雨貝愛子は、そんな惹句の新聞のPR記事を目にし、疑念と職務上の憤り、そしてわずかな期待をもって長野県にある多幸村を訪れた。 愛子が村までの道中に考えた仮説は、村人がお金か脅迫、あるいは宗教による行動規制、そうでなければドラッグを含む多幸感を沸き立たせる成分を含む何かを村人が接種しているというものだった。  伝染病や風土病まで思いをはせた愛子に対して、村人は皆、一様に親切で愛想がよく、幸福そうに見える。 夫と息子を事故で亡くした愛子にとって、移住すれば幸せになるという話はとうてい納得できるものではない。 理由を探している中で、村では不審な事故死が相次いだ。自身も疑われる中で、愛子はさらなる事件に巻き込まれる。
  • 薬師寺ロミの推理処方せん
    3.0
    1巻1,881円 (税込)
    情熱と深い専門知識で今日も窓口の患者を救う! 成都(せいと)調剤薬局に勤める薬師寺(やくしじ)ロミは少しおせっかいで、ちょっぴり短気な薬剤師。地域医療に根差した調剤薬局の役割を認識しつつも、難病治療の研究に携わりたいと願っている。処方せんから患者をプロファイリングする薬剤師の活躍を描いた、新たなお仕事小説!

ユーザーレビュー

  • 報復の密室

    Posted by ブクログ

    3分の1まで読んでほっといた本。
    多分、自分の思ったストーリーじゃなくて(何と勝手な)、やめてたんだな。
    でもお盆休み中に片付けよう!と思い
    読み始めたら中盤から一気におもしろくなり(何と勝手な)あっという間に読んだ。
    大学の研究室、ならではのトリック
    だし犯人も意外だった。
    途中でやめずにもっと早く読んどけば良かった(何と勝手な)。

    0
    2024年08月14日
  • 薬師寺ロミの推理処方せん

    Posted by ブクログ

    連作短編集
    医療の事、薬剤師の役割がよくわかり、プロとしての理念や、専門性が明確で、推理仕立てでエピソードが語られるのが良かった。

    0
    2025年11月10日
  • 薬師寺ロミの推理処方せん

    Posted by ブクログ

    調剤薬局で長年勤めておりますので、言いたいことは多々あります。
    外から見た調剤薬局薬剤師のイメージってこんな感じなのかな?と思うと悲しいです。
    主人公二年目ではなく、もう少し年数いってるほうが良かったのでは?二年目では指導薬剤師の資格も取れませんし。
    でも、主人公のおせっかいは、クビになるレベルの行動です。ハラハラする行動の数々を見ていると、まだ二年目なのかな。

    4番目のストーリーは、何故薬剤師免許持ってる人の設定にしてしまったのでしょうか。
    パソコンを仕事でよく使うサラリーマンでも良かったと思う。研究職が長いとはいえ、薬剤師免許持ってる人が見落とすとは思えません。

    「」書きの後で心の中で

    0
    2025年10月11日
  • 薬師寺ロミの推理処方せん

    Posted by ブクログ

    普通かなぁ。
    勉強にならんこともないけど、そんなめっちゃ面白いこともない。
    大体予想つくんよなぁ。って感じ

    0
    2025年06月16日
  • 報復の密室

    Posted by ブクログ

    薬学部教授の娘が大学のキャンパス内で自殺した。
    だが、娘が自殺するわけがないと真相を探る教授。
    娘は生前、母にミステリー文学の賞に応募している人とつきあっていると打ち明けていた。
    教授は、ひたすら真相を追求するが…
    実は、妻こそが真実に辿り着き…。
    登場人物の行動にページを捲るのが早くなるが、わかってしまうと、これは家族の愛に終止した話でもあると感じた。

    0
    2023年03月06日

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