幸福の密室

幸福の密室

1,826円 (税込)

9pt

3.0

「入村者はみな必ず幸福になる。来たれ、多幸村へ」
栃木県北部の芳賀野村の移住推進課に勤務する雨貝愛子は、そんな惹句の新聞のPR記事を目にし、疑念と職務上の憤り、そしてわずかな期待をもって長野県にある多幸村を訪れた。
愛子が村までの道中に考えた仮説は、村人がお金か脅迫、あるいは宗教による行動規制、そうでなければドラッグを含む多幸感を沸き立たせる成分を含む何かを村人が接種しているというものだった。
伝染病や風土病まで思いをはせた愛子に対して、村人は皆、一様に親切で愛想がよく、幸福そうに見える。
夫と息子を事故で亡くした愛子にとって、移住すれば幸せになるという話はとうてい納得できるものではない。
理由を探している中で、村では不審な事故死が相次いだ。自身も疑われる中で、愛子はさらなる事件に巻き込まれる。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    06月-07。3.0点。
    栃木の村で過ごす主人公。長野県のある村で「住む人、移住してきた人、皆が幸せな村」という記事を見つける。村の復興を目指す主人公が、幸せな村へ行き、調査すると。。

    設定が結構面白かった。中盤からちょっと専門用語が多い気がしたが。

    0
    2022年06月09日

    Posted by ブクログ

    栃木県の村の移住推進課に勤務する雨貝。かつて、雨貝は農業試験研究所に勤めていたが、上司からのセクハラで辞めた経歴がある。どうやったら移住者が来るか悩んでいた時、全国で注目されている長野県の多幸村を訪れることにした。そこは、村人や移住者、皆幸せというのである。疑い深い雨貝は、多幸村の移住推進課に訪問し

    0
    2021年09月18日

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