作品一覧

  • カラスをだます
    4.1
    1巻891円 (税込)
    世界唯一! 「カラス誘導」稼業の全貌 著者は「カラスの鳴き声」の研究で博士号を取った研究者であり、長年の研究成果である「鳴き声でカラスを操る技術」を駆使してカラス被害に対し科学的な対策を提案する「株式会社CrowLab」の創業者。本書は、 カラスはなぜ黒い? 襲われないためにはどうすればいい? などの基礎的な問いから、肉はおいしい? どうすれば食べられる?などの興味にも、そして、どうすれば追い払える?という切実な問いにも、自ら確かめた事実だけをもとに答えていく。18年にわたる研究のクロウを読み終える頃には、頭上のカラスの鳴き声が気になりはじめ、必要以上に恐れなくて済むようになるだろう。カラスの非愛好家にこそお勧めの、「カラスとの真剣勝負」半生記! ※電子書籍では一部の画像をカラーで収録しています。 〈目次〉 |第一章 カラスを動かす 第二章 カラスになりきる 第三章 カラスとしゃべる 第四章 カラスを食べる 第五章 カラスを減らす
  • ヒトとカラスの知恵比べ: 生理・生態から考えたカラス対策マニュアル
    5.0
    1巻2,090円 (税込)
    カラス研究20年。 カラスの生態も、カラス被害の現場も知り尽くした カラス対策のエキスパートが伝授する “もっとも有効な”カラス対策 カラス被害にお困りのみなさま、 まずはカラスを知ることから始めませんか? 魔法のカラス対策は存在しないかもしれないが、 カラスの行動や生態を理解すれば、対抗手段が見えてくる。 本書では、多種多様なカラス被害の現場を見てきた著者が、 科学的根拠に基づいた現場別の被害対策を伝授。 また、ヒトを襲う、黄色が嫌い、ヒトの視線を避ける、 カカシやCDの効果など、カラスをめぐって囁かれる噂の真相に、 カラス目線で迫る。 身近な野生動物、カラスと共存するための道を求めて。 ●目次 第1章 多種多様なカラス被害~カラスの気持ちになって考える~ 第2章 そのカラス対策は間違っている……かも~カラスが本能的に嫌がる物なんてない?~ 第3章 カラス被害はこう防げ 第4章 カラスの行動をコントロールする研究と対策の最前線 第5章 カラスとヒトの共存は可能か? ●まえがきより 本書を読めば、なぜ被害が発生してしまうのかは見えるだろう。 そして、その被害を軽減するためにすべきこともわかるだろうし、 何をどのように努力すればよいかもわかるはずだ。 一方で、対策の限界も見えてくるだろう。 少なくとも、次から次へと手当たり次第に対策を試し、 無駄な時間と労力をかけなくて済むような知識は得られるはずだ。 本書がカラスに悩む方のお力に少しでもなれば、 このうえない喜びである。

ユーザーレビュー

  • カラスをだます

    Posted by ブクログ

    カラスの害を減らすにはどうするか。カラスの習性や行動を見極めた上での攻防戦、その試行錯誤を、自伝的要素も入れて紹介するエッセイ。
    著者は1979年生まれ、カラス対策CrowLab社代表。宇都宮大農学部に進んだが(師匠は杉田昭栄教授)、途中で学費を貯めるために1年ほど休学して郷里の群馬大学の守衛をしたという。地方国立大の学生をしながら別の地方国立大の守衛、なにげにおもしろい。
    専門家でも、カラスのオスメスは見ただけでは判別できないらしい。年齢も2歳を超えると見ただけではわからないという。へーそうなの、と少し驚き。佐賀で初めてミヤマガラスを見た時のことも書いている。ミヤマガラスが群馬や栃木など関東

    0
    2025年06月11日
  • ヒトとカラスの知恵比べ: 生理・生態から考えたカラス対策マニュアル

    Posted by ブクログ

    前著『カラスをだます』(NHK出版新書)は、どうしてカラスの道に入ったかというエピソードも入った入門書だったが、それに続く本書は、カラス対策に特化したadvanced version。随所にQRコードが記載され、28の動画も楽しめる。カラス担当の自治体職員や、カラスに悩まされている農家の方は、必読かも。
    カラス撃退のmagic bulletは存在しない。巷ではさまざまな方法が試されているが、どれも効果は短期的で一過性。というのも、カラスはすぐにその方法に馴れてしまうからだ。でも、馴れを考慮して、いくつかの方法を組み合わせれば、なんとかいけるかもしれない。というわけで、その試行錯誤が読みどころ。

    0
    2025年05月04日
  • カラスをだます

    Posted by ブクログ

    作中でも若干言及されているが、おそらく現代日本には「カラスは賢い」というパブリックイメージがあると思う。その相手を「だます」とはどうするのか。非常にそそられるタイトルだ。あとがきには「カラスと生きる」というタイトル案もあったようだが、まあそっちだったら読んでないと思う。
    で、このタイトルが提示される以上、賢いカラス様をどうだますのか、という実践的な手法が気になる。が、それだけを読みたかったら第一章「カラスを動かす」と最終章「カラスを減らす」だけを読めばよい。実際面白いのはこの二章だと思っている。
    しかし、間の章がつまらないかというとそういう話ではない。間に語られるのはカラスの基礎研究から始まり

    0
    2024年10月06日
  • カラスをだます

    Posted by ブクログ

    烏の被害を受けている訳ではないが敵?を知ることは大事なことだ。
    カラスはマヨラー!
    体の色は黒一色ではなく構造色。
    黄色が嫌いなのではなく紫外線を認識するので中が見えないように紫外線をカットする特殊顔料を塗ったゴミ袋を作ったら人間には黄色く見えるだけ。
    残念だったのはちょっと書き方に癖があるので★四つ。
     一番面白かったのは「カラスを食べる」。その発想はなかったが雑食性動物は不味いと聞いたこともあり、食用として獲られないから減らないのでは、と読前。やはり食べられなくはないが苦労して確保するほど旨くはないし癖が強いので調理に工夫が必要。
     役に立ったのは「カラスを減らす」。人との共存にはもっと個

    0
    2024年05月15日
  • カラスをだます

    Posted by ブクログ

    都心でごみを荒らすなどの話が絶えないカラス。そのカラスをだまして追い払う話かと思いきや……食べてますね、カラス……。ということでカラスの声の研究を起点に気が付いたらカラス誘導の専門家になった筆者によるカラスの生態に関する本でした。
    なるほどカラスも野生動物だから初めてのものには警戒感を示したりするし、無警戒に人間世界に近づいてきているわけではないようで。大丈夫と判断するまでの時間が短いだけなのか。追い払うには地道に追い払うなりを続けることが大事なようです。

    0
    2024年05月10日

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