作品一覧

  • 退屈とポスト・トゥルース SNSに搾取されないための哲学

    退屈とポスト・トゥルース SNSに搾取されないための哲学

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,089円 (税込)
    外出のチャンスも、人に会う機会も減ると、スマホやパソコンを手放すことの出来ない時間が爆発的に増えてしまう。だが、持て余した時間をSNSに費やしネットサーフィンを繰り返すことで、貴重な資源が次々と権力者や大企業に奪われているのだ。トロント大学哲学科教授であり名エッセイストの著者が、「退屈の哲学的評価」「SNS依存と退屈の関係」などの今日的なテーマについて、鋭い洞察と規制の必要性を小気味良い筆致で綴る。訳者はロス、デリーロらの翻訳で名高いアメリカ文学者、上岡伸雄。
  • 生まれてよかったか? はじめての反出生主義

    生まれてよかったか? はじめての反出生主義

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,012円 (税込)
    「生んでくれなんて頼んでない」 「親ガチャ“ハズレ”」 「子どもはほしくない」 その気持ちを論理で考える一冊 子どもは「生まれるか」を選択することはできません。親の一方的な考えのみで「存在させられる」のです。だから「生んでくれなんて言ってない!」と思うのは当然のこと。「親に感謝すべき」「幸せな人生を目指すべき」という重圧をほどき、生きづらさとともに生きるために。 ◎本書抜粋 反出生主義は「死んだほうがいい」と言っている思想ではありません。ここが最も誤解されやすいところです。反出生主義が問題にしているのは、「新しく人を存在させること」です。すでに存在している人に「存在するな」と言っているわけではありません。まったく逆です。今いる人には、できるだけ良く生きてほしい。苦しみを減らし、少しでも良い人生を送ってほしい。反出生主義は、そういう思いから出発しています。(「まえがき」より) === 【目次】 まえがき 第1章 生まれるって、だれの決断? 1 「頼んでない」は言ってはいけない? 2 親は依頼されていない/子は選べない 3 存在させることの一方通行性 第2章 「親ガチャ」を考え直す 1 そのガチャって誰が回してる? 2 金持ちに生まれたら幸せ? 3 「子ガチャ」の視点 第3章 「幸せ」を倫理学で考えてみる 1 快と苦は相殺できる?──功利主義という考え方 2 存在させることは「害」か?──ベネターの非対称性 3 「正解」はあるのか?──事実と価値を区別する 第4章 家族は「当たり前」じゃない? 1 「家族を大事に」の圧をほどく 2 一人でいるのは悪いこと? 3 友だち関係の作り直し 第5章 「ふつう」と「がんばれ」から自由になる 1 「1/2成人式」ってなんだろう? 2 どうしてがんばらなきゃいけないの? 3 「ふつう」を自分で定義する 第6章 「子どもをつくらない」を選ぶ倫理 1 作る権利・作らない権利 2 中絶・養子・教育の超入門 3 親を責めてもいいの? 第7章 ぼくらの生まれたこの世界で 1 ケアは血縁を超えられる 2 「持たない」生の充実 3 今日を生きる ブックガイド──さらに考えたい人のために あとがき ===
  • 生まれたくなんかなかったのに それでも生きるための哲学

    生まれたくなんかなかったのに それでも生きるための哲学

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,003円 (税込)
    生まれたくなかった。でも、生まれてしまった。 その感情から始まる哲学がある――反出生主義だ。 苦しみは、生まれたことに伴って生じる。 食べていくための労働、結婚しないことへの不安、孤独の居心地の悪さ、そして避けられない老いと病。生きづらさは、甘えや怠けのせいではない。望んでもいないのに、不完全な制度と社会のもとに生まれ落ちたからなのだ。 問題は社会であって、個人ではない。その構造を見抜くことで、自らの苦痛を減らす道筋が見えてくる。 反出生主義の哲学者による、自分を守るための人生論。

ユーザーレビュー

  • 生まれてよかったか? はじめての反出生主義

    Posted by ブクログ

    #生まれてよかったか
    #はじめての半出生主義
    #筑摩書房
    #読書記録
    ドキッとするようなテーマだったが
    さまざまな方面に配慮された文章だった。
    親ガチャハズレ
    子どもは持ちたくない
    生んでくれなんて頼んでない
    などの意見の奥にある状況を丁寧に紐解いていく。
    生まれる、生きる、死ぬ。
    動物として当たり前の営みのようであるが
    当たり前と言わずに丁寧に論を進めるのがいい。
    この本に救われる人もいる。
    必ずもう一度読みたい本。

    0
    2026年10月08日
  • 生まれてよかったか? はじめての反出生主義

    Posted by ブクログ

    反出生主義の最も平易な概説書であるとともに、原典であるベネターの翻訳者である著者の意見も付け加えられている。

    ベネターのとっつきにくさを著者はうまくカバーしているし、著者自身が考える記述についても精緻されており、中高生の読み物としては、ここ数年読んだ本の中でこれ以上のものはない。

    原典の紹介が最後にされているのもよい。本書にツッコミをいれたければ原典に当たってみればよいし、さらに深めたければ結局は原典に当たるしかない。どちらにしても原典やさらに深めたい人のための文献がほしいので、ありがたい。本書を手に取って、学びを自ら探究する中高生が増える事を願ってやまない。

    0
    2026年08月28日
  • 生まれたくなんかなかったのに それでも生きるための哲学

    Posted by ブクログ

    ・論理的に腑に落ちない印象を受ける部分もあったが、とても優しさに満ち溢れている本だと思った。一生懸命頑張ることや、他者との比較に疲れてしまった人に寄り添ってくれる一冊だと思います。

    0
    2026年07月04日
  • 生まれたくなんかなかったのに それでも生きるための哲学

    Posted by ブクログ

    タイトルに魅かれて、読み始めた。
    「反出生主義」を初めて知った。

    生まれたくなんかなかった、と思うのは、
    たぶん現在進行形でつらい状態であるから。

    著者は大学教授なので、様々な学生を見てきて、
    つらい思いをしている若者に寄り添っている。

    マジョリティや同調圧力などに振り回され、
    萎縮し傷ついている人に、
    自分らしく生きるためのヒントがたくさん書かれている。

    あなたは悪くない、という言葉に、こころがホッとした。

    0
    2026年10月02日
  • 生まれてよかったか? はじめての反出生主義

    Posted by ブクログ

    「反出生主義」と聞くと、「人間は生まれてくるな」という印象を抱く。だが、実際は、生まれてからの苦しみと対峙し、分析し、どうすればより楽に生きていけるかを考える学問だと感じた。
    子どもは生まれてくることを望んでいないし、選択もしていない。なぜ、見ず知らずの虐待がこんなに心を痛めるのか。それは、「子どもを存在させたからには育てる義務」を誰もが知らず知らずのうちに感じているからなのかもしれない。
    この世にいる人がよりよく生きていくために、周りは何ができるか。「生きる」とは強制されることではない。もう一度考えるべきことだと感じた。

    0
    2026年09月30日

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