小島和男のレビュー一覧

  • 退屈とポスト・トゥルース SNSに搾取されないための哲学

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    ネタバレ

    退屈という感覚は単なる個人の心理状態ではなく、政治的・経済的に構築された構造の一部として生み出されているのだと思った。退屈は、仕事と余暇の分断、そしてそれを支える資本主義的イデオロギーのなかで制度的に再生産されている。
    ギグエコノミー(インターネットを通じて単発の仕事を受注する働き方のこと)に見られるように、現代の労働は短期的かつ不安定であり、アルゴリズムや他者の評価に左右され続ける。その結果、労働は自己実現の手段ではなく、主体性を弱めるものとなり、常に刺激に晒されながらも満たされない退屈を生み出している。これは暇だから生じる退屈ではなく、常に不足を感じさせられる構造から生じる退屈である。この

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    2026年01月25日
  • 退屈とポスト・トゥルース SNSに搾取されないための哲学

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    インターネットのSNSについて、包括的な考えを書いたものである。したがって、学生が哲学や情報教育で読むべきほんである。しかし、哲学的な基礎知識が当然既存知識として書かれているので、哲学入門よりも応用哲学で扱われる必要があろう。新書としてはかなり重い内容なので、新書でなくてもよかったと思えるし、大学のゼミで扱う内容であろう。哲学的な部分は訳で割愛したと書かれているが、それ以外の部分でも哲学的な内容が入ってきている。

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    2023年08月20日
  • 生まれたくなんかなかったのに それでも生きるための哲学

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    取り上げるテーマ(労働、結婚、友達など)が多すぎて、どれも中途半端(どこかで聞いた話)になっている印象でした。
    同じ著者の『反出生主義入門』が面白かったので読んでみたのですが、反出生主義という出オチ感のある思想、分析哲学系の思想に、面白い展開は不可能なのか? などと穿った見方をしてしまいました。
    ただし、僕があまりにも著者の主張(かなりの左寄り)に違和感を感じないことが多すぎて(古典的フェミニズム等、一部には大いに違和感がありましたが)、得るものが特になかったから、こういった感想になってしまった可能性もあります。

    (追記)
    いろいろと文句を言わせてもらおう。
    「…『私は紙の本が好き』という者

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    2026年06月08日
  • 退屈とポスト・トゥルース SNSに搾取されないための哲学

    Posted by ブクログ

    哲学からの引用、日本語に出来ないカタカナ語、オリジナルの造語?「足場組み」など理解が難しい点が多々あるが、それでも面白く読めた。インターネット(スマホ?)依存症であろう自分にとっては、「スマホ脳」で言われていたことを、より構造的に、IT企業に対する文句を投げかけていて、少し溜飲が下がる。
    最初に「解説」を読んでおくと、前提知識がある程度入って読みやすかったと思う。

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    2022年03月12日