鶴原徹也の作品一覧
「鶴原徹也」の「自由の限界 世界の知性21人が問う国家と民主主義」「中東 世界の中心の歴史 395年から現代まで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「鶴原徹也」の「自由の限界 世界の知性21人が問う国家と民主主義」「中東 世界の中心の歴史 395年から現代まで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
中東を「世界の中心」としてみると、特に中世頃までは欧州がまさに「辺境」に見える。全く中東の歴史に詳しくないが故に、近代に入ってからはロシア(当時はソビエト連邦)の地理的近さに驚いた。
近年の中東情勢は芳しくなく、複雑な状況で理解するに困難さが際立つような気がしていたのだが、やはり世界の中でも長期の文明があった世界だからこそ、きちんと歴史的に流れを追わなければ理解できないのだと実感した。単純にシーア派 vs. スンニ派ではなかった…。
近代の「国家」や「民主主義」とは西欧から生まれたものであって、中東やエジプト、中国のような多民族かつ多宗教の栄えた三大文明にはそぐわないのかもしれない。
取り敢え
Posted by ブクログ
いわゆる世界の知性と言われる方々が、現代社会、国際情勢、各国のリーダー、国民などをどうみているのかをまとめたもの。新聞記者による取材がベースになっているが、一人称で語っているように編集してあり、読みやすい。アメリカや中国の姿勢、中東情勢など、日本の新聞、日本の記者が書いたような切り口や評価とは異なり、さまざまな視点が得られる。興味深いのは、彼らの日本人に対する印象で、「勤勉・規律・利他」という点が共通している。これは強みなんだろうと思うが、一方で「同質・保守」といった弱点の指摘されている。「世界の姿」というものをいろいろな角度で見せてくれる一冊。
Posted by ブクログ
わたし程度でですら、ここ数年のウクライナと最近のイスラエル対ガザ(パレスチナ戦争)などで、どうしても世界中のことや世界中の人達が気になるようになってきました。
はじめに
第Ⅰ部「予言者」であることは難しい
エマニュエル・トッド
第Ⅱ部 それでも欧州に期待する
ジャック・アタリ
ブレンダン・シムズ
リチャード・バーク
スラヴォイ・ジジェク
マルクス・ガブリエル
第Ⅲ部「アラブの冬」と「帝国」の再興
ジャンピエール・フィリユ
タハール・ベンジェルーン
チュニジアのイスラム原理主義の狂信者は今回の実行犯だけではない。その背後に数千人が控えている。事件は偶然起きたのではなく、起こるべくして起きた。
Posted by ブクログ
ようもまあ、これだけ当代の脳ミソを集めたもんだ。筆者はブンヤさん。元々は新聞記事として書かれた文章を書籍の体裁にまとめたものらしい。でも、筆者も言うように「歴史を踏まえて現代を読み解いて」普遍性を持つ文章ばかり。特に、トランプ当選の前後両方のタイミングでの発言がある人もいて興味深い。2015〜2020年間の二大トピックと言えばトランプ大統領就任とブレグジット、末期は勿論コロナ禍だが、日本の少子高齢化問題に関する発言多し。当事者の我々が思うよりずっと世界の注目を浴びているらしい。あと、多くの人がフクヤマの『歴史の終わり』を引き合いに出すのが印象的だった。
本国では容赦ない論客とされて敵の多いエ