作品一覧

  • 脱・叱る指導 スポーツ現場から怒声をなくす
    4.5
    1巻1,782円 (税込)
    時代遅れの指導はなぜなくならないのか? ベストセラー「<叱る依存>がとまらない」の著者が質す 子どもたちの学びや成長の促進に必要な“真のコーチング”とは 特別対談収録 須江航(仙台育英硬式野球部監督) 池上正(サッカー指導者) 萩原智子(元日本代表競泳選手) スポーツ指導における「叱る」について、 その本質や向き合い方をさまざまな角度から掘り下げていく一冊です。 スポーツ界には未だに怒声や暴言、厳しい叱責を含めた「苦痛を用いた指導」が存在し、社会問題になっています。 本書はスポーツライターの大利実氏との共著という形を取っています。私自身は対人支援やコンサルティングの現場からスポーツ指導に関心を持っている人間であり、実際にスポーツ現場で指導してきた専門家ではありません。 そこで、野球界を中心に長年、育成世代の取材を続けている大利氏から、「叱る」についてさまざまな角度から問いを投げかけていただき、それに私が答える形で進めていきます。 指導者自身が「叱る」の根本を知り、理解を深めていくことが、子どもたちの心を育てる指導につながっていくと、私自身は考えています。 ------------------ (目次) 第1章 人はなぜ叱りたくなるのか 第2章 叱ることで人の心は育つのか 第3章 スポーツ界に求められる指導法 第4章 指導現場からの質問に答えます
  • 「叱れば人は育つ」は幻想
    4.1
    1巻1,100円 (税込)
    村中直人氏は、脳・神経科学などの知見から、叱ることには「効果がない」と語る。叱られると人の脳は「防御モード」に入り、ひとまず危機から逃避するために行動を改める。叱った人はそれを見て、「ほら、やっぱり人は叱らないと変わらない」と思ってしまうのだが、叱られた当人はとりあえずその場の行動を変えただけで、学びや成長を得たわけではないのだ。そして厄介なことに、人間には「よくないことをした人を罰したい」という欲求が、脳のメカニズムとして備わっているため、叱ることで快感を得てしまうのである。では、どうすれば人は成長するのか。本書は臨床心理士・公認心理師で、発達障害、不登校など特別なニーズのある子どもたち、保護者の支援を行ってきた著者が、「叱る」という行為と向き合ってきたさまざまな分野の識者4人と、叱ることと人の学びや成長について語り合った一冊である。
  • ニューロダイバーシティの教科書
    4.1
    1巻1,980円 (税込)
    neuro(「脳・神経」)、そしてdiversity(「多様性」)。 この2つの言葉から生まれたneurodiversity(ニューロダイバーシティ)は、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方であり、社会運動を指す言葉です。

ユーザーレビュー

  • 脱・叱る指導 スポーツ現場から怒声をなくす

    Posted by ブクログ

    理想の指導法だと思う。
    プラントモデルを意識して指導していきたいと思った。
    自分の指導している環境にはぴったりと感じた。

    0
    2025年11月05日
  • 「叱れば人は育つ」は幻想

    Posted by ブクログ

    工藤先生からのオススメで読んだのですが、改めていろんなことを考えるし、自分の過去や現在、そして未来を考えるるために大事な一冊。
    なるほどと思うことやそうだったのか!と思うようなことばかり。特に叱ることについて疑問を持っていたからこそ。村中さんの本をもっと読んでみようと思いました。

    0
    2025年08月29日
  • 「叱れば人は育つ」は幻想

    Posted by ブクログ

    もっと日本中に広がれ!と思う。学術的部分での分析が乗っかると、かなり強力な効果を発揮しそうな本である。

    0
    2025年04月22日
  • 「叱れば人は育つ」は幻想

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ■■「叱れば人は育つ」は幻想 ー 読書メモ■■

    ◆気づきの核心:「叱る」は麻薬のようなもの
    著者が指摘する「叱る依存」のメカニズムに衝撃を受けました。私たちが「正しいから叱る」と思い込んでいた行為が、実は脳の報酬系(線条体)を刺激する快楽行為だったとは。特に「叱った後に相手が従うとドーパミンが分泌される」という研究データは、自分自身の指導経験を振り返りゾッとしました。教育熱心な人ほどハマりやすい罠だと痛感します。

    ◆重要な脳科学知識:3つの危険信号

    扁桃体の暴走:叱られると30分以上「戦うか逃げるか」モードが持続

    前頭前野の麻痺:理性的思考が37%低下する実験データ

    海馬の萎縮:長期

    0
    2025年04月14日
  • ニューロダイバーシティの教科書

    Posted by ブクログ

    個人的な評価ともいえるが、とても良い本。
    いわゆるアスペルガーから触れていき、障害やマイノリティーなどの『ニューロダイバーシティ』をわかりやすく解説している良書。
    脳の神経の違いにすぎない、などの科学的根拠に基づく多様性の考え方が身につく。

    ところで、僕はADHDだが、日本では悪のレッテルが貼られ差別されることも多い。非ADHD者が多数派、というだけなのだが「数のチカラ」は厄介といわざるをえない。

    これまでは、精神医学や心理学によるアピールではなく、遺伝学や人類学、論理学、歴史などの知識を使って、「なぜADHDという名称なのか」からはじめ、その妥当性、科学的根拠がないことなどを他人にがんば

    0
    2025年01月20日

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