【学びたいこと】
今年の目標の一つとして、健康に時間とお金を投資することを掲げている。
本書を通じて、病気が起こる仕組みや、その予防法について理解を深めたい。
【質問】
Q1がんとはどういう病気であり、予防方法は?
Q2風邪などの感染症の仕組みと予防方法は?
Q3病気を防ぐ生活習慣は(特に断食)?
【本書の答え】
A1
・がんとは、細胞分裂のバランスが崩れ、細胞が一箇所に固まり腫瘍となる。その悪性腫瘍のこと。
・予防には、がん検診による早期発見・早期治療。
・禁煙禁酒も効果的。
A2
・感染症とは、細菌やウイルスなどの病原体によって引き起こされる病気。
・風邪はウイルスによって起こるため、抗菌薬(抗生物質)は効かない。
・風邪の原因となるウイルスは200種類以上あり、風邪ワクチンの開発はほぼ不可能。
・体を守る仕組みが「免疫」であり、免疫を司る細胞が「白血球」。
・免疫には「抗体によって血液中のウイルスを攻撃する働き」と「感染した細胞ごと排除する働き」の2つの仕組みがある。
・ワクチンは、病原体の一部を体内に入れることで抗体を作らせ、感染症を予防する。
・予防方法として、ワクチンは安全性と有効性が非常に高い。
A3
・現時点では、運動、バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレス管理など、基本的な生活習慣を整えることが最も重要。
・食事は厚生労働省の「食事バランスガイド」を参照。
・断食は、健康効果を裏付ける十分なデータがなく、脂肪だけでなく筋肉も減少するため、著者は推奨しない。
【本の概要】
本書は、根拠の乏しい健康情報に振り回されず、正しい病気の知識と予防法を学ぶことで、「健康を自分で守る」ことを目的とした一冊である。
著者の峰宗太郎は病理医として、病気の仕組みをわかりやすく解説している。
著者は病理医(病気そのものの専門家)である峰宗太郎さん。
・がんの主な治療法は、「外科手術」「抗がん剤治療」「放射線治療」の三大療法。特に、手術で切除できる段階(外科手術)で発見することが重要。
・がんのステージは、腫瘍の大きさ、リンパ節転移の有無、他臓器への転移によって決まる。
・日本の医療では、「高額=最良」とは限らず、最先端治療より、三大療法を軸に考えることが大切。
・細菌は、自ら栄養を取り込み増殖できる生物である一方、ウイルスは細胞に入り込み、その機能を利用して増殖する。
・インフルエンザウイルスは渡り鳥の糞などによって感染する。
・免疫は「高める」ではなく、「正常に保つ」もの。規則正しい生活習慣で免疫機能が乱されないことが大切。
・生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病)の予防は、重大な病気の予防にもつながる。塩分の取りすぎ、運動不足による肥満、飲酒、喫煙、ストレスを避ける。
・「血液をサラサラにする」といった表現は誤っており、血管を「なるべく弱らせない」生活習慣を意識することが重要。
・食事は健康のためだけではなく、「美味しく楽しむこと」も大切。
・牛乳や小麦も、体質的な問題がなければ過度に避ける必要はない。乳糖不耐性なら牛乳を避け、小麦アレルギーやグルテン不耐性なら小麦を避ければ良いだけ。対象は西洋人に多い。
・オーガニック(有機栽培)は神経質になる必要なし。残留農薬で健康を害する量が出ることはほぼなし。オーガニック(有機栽培)は「化学肥料や農薬をなるべく使わずに栽培したもの」。健康的な気分を買える。
・睡眠時間は医学的には7〜8時間以上が望ましい。
【感想】
・病理医の視点から、病気の仕組みと予防法が順を追って説明されており、非常にわかりやすかった。
・「特別な健康法」よりも、基本的な生活習慣を整えることの大切さを理解した。
・一方で、健康情報に過度に振り回されず、楽しみながら生活することも重要だと学んだ。
・病気の仕組みと予防法を正しく理解したうえで、無理のない範囲で健康的な生活習慣を継続していきたい。
【実践すること】
・バランスの取れた食事を心がける
・運動を習慣化する
・睡眠をしっかり取る(最低6時間、できれば7時間以上)
・健康情報を鵜呑みにせず、根拠を意識して判断する