作品一覧

  • どうしようもなくさみしい夜に
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    高校入学前の春休み、セックスワークで生計を立て、ひとりで僕を育ててくれた母が、突然「結婚したい」と言い出した。それを聞いた僕は、元風俗嬢と噂される先生のもとへ……。肌を合わせることは、ときに切実で、ときにかなしく、ときに人を救うのかもしれない。夜のリアルを照らし出す、R18文学賞友近賞受賞作。

ユーザーレビュー

  • どうしようもなくさみしい夜に

    Posted by ブクログ

    私の涙腺との相性がいい。どの短編も目頭熱くなったし泣いちゃった。
    千加野さんの言葉がいいのかもしれない。どうしようもないどちらも悪くないこの感じが当事者にとっては1番辛くて私はとても悲しかった。

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    2024年03月13日
  • どうしようもなくさみしい夜に

    Posted by ブクログ

    とても好みの本。
    風俗で働くことへの偏見や蔑みは、私の中にもある。その部分をチクチクと刺されて痛いのに、とても優しくて切ない気持ちになる。
    短編集だけど、登場人物が緩くリンクしている構成も良い。
    「折り鶴を開くとき」が一番好き。リコさんと夏希の痛みがダイレクトに心に響いた。

    0
    2023年08月19日
  • どうしようもなくさみしい夜に

    Posted by ブクログ

    千加野あいさん
    初読みでしたが、すごく良かった

    風俗嬢をテーマに
    繋がる短編連作

    風俗嬢、そこで働くスタッフ、その子ども、その恋人…。

    お金のため、だけでない
    そこにいる理由。

    だいぶ泣きました

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    2023年06月11日
  • どうしようもなくさみしい夜に

    Posted by ブクログ

    とてもよかった。
    という感想しか出てこないくらい、とてもよかった。

    どの話もせつないし苦しい、なのに優しい。
    強い主張?(風俗はいいとか悪いとか正解とか間違いとか)がわかりやすく書かれてるわけじゃないのに、強く胸に伝わってくる何かがある。
    風俗って遠い世界の話だと思ってたけど、全然身近で、思ったより私と同じなんだなって。無意識に決めつけてたとこあったなって、反省するところもあったり。

    とてもよかった。読んで欲しい。

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    2023年06月08日
  • どうしようもなくさみしい夜に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本当にさみしくて、どうやって生き延びようかって思ってた時、タイムリーに出会えた一冊

    性産業ってアングラなものだしこうやってスポットを当てられてる本って珍しい
    性産業をしてる親を持つ子の視点、新しくて読む手が止まらなかった

    誰もがさみしい。だからみんな誰かと支え合って生きてる それが性サービスの人なこともある

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    2025年11月01日

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