作品一覧

  • 星に帰れよ
    3.6
    1巻1,430円 (税込)
    16歳の誕生日、深夜の公園で真柴翔は"モルヒネ"というあだ名のクラスの女子に会い――。高校生達の傲慢で高潔な言葉が彼らの生きる速度で飛び交い、突き刺さる。第57回文藝賞優秀作。
  • 何食わぬきみたちへ
    3.8
    1巻1,595円 (税込)
    向き合わずにいられて、安全圏で生きられて、いいな―。イジメを見てみぬふりした自分に嫌悪を抱く伏見と、障がい者の兄と暮らす敦子。傷だらけで世界への違和にあらがう高校生たちの物語。

ユーザーレビュー

  • 何食わぬきみたちへ

    Posted by ブクログ

    何だか鳥肌が立った。誰にも見つけてもらえなくて、誰にも見せなくなった感情がここにあった。この本に見つけられてしまった。

    純度の高い感情を目にすると、おれはほとんど引いてしまう。それ自体は良いけど、それを覆いつくす用に取り繕ってしまうことに慣れてしまった。

    もう一度読むぞ。

    0
    2025年07月06日
  • 何食わぬきみたちへ

    Posted by ブクログ

    この著者は、普段日常で感じる様々な考えを、綺麗に言語化してくれるから大好き
    前作の「星に帰れよ」にもあったような、気持ちをぶつけ合うシーンが特に好き。

    0
    2025年02月27日
  • 何食わぬきみたちへ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『何食わぬ顔をされるもどかしさ、するもどかしさ…』

    障害を持つ少年に対するいじめ。
    傍観者の視点、当事者の視点から、どうすることもできないもどかしさに悩みながらも、正解を見つけようとする若者たちの心の葛藤を描いた作品。読後に感じるもどかしさ… これも作者の意図なのか!?

    0
    2023年04月15日
  • 星に帰れよ

    Posted by ブクログ

    本書はそれほど深い話ではないですし3時間程度で読める中編小説です。
    しかししかし未来を感じるすごい作家さんです。
    朝日新聞に寄稿していたのですが高校生らしい告白とともにおじさんを納得させる文章力があります。
    これからの成長が楽しみというか皆さんで彼女の成長を見守っていきましょう。

    0
    2021年02月12日
  • 何食わぬきみたちへ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    凄く好き。
    時系列がバラバラだったり、
    現在と過去を行ったり来たりしているのも謎がとかれる感じで良かった。

    もう少し踏み込みが欲しい。
    ひとつあげると、古市が本当はいじめをしていなかった、と。
    なら本当は誰がしていたのか?

    など疑問が残るところは多々あったし、もっと知りたかった。

    これだけはよく分からなかったのがラスト。
    今までと打って変わって、何を話しているのかがイマイチ理解、共感共に得られなかった。

    そしてなにより、綺麗事で終わらなくても良かった。
    もったいなかった。

    0
    2024年12月25日

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